小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅 後記その2

2013-07-10 16:38:07 | 旅行
ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅
~ツアイス・touit 32mm/富士フィルムX-E1旅カメラの巻~  その2

今日はドイツについて書いてみましょう。

ドイツだけではなくて、欧米にいって一番感じるのは、人々の歴史・文化と自然に対する係わり方の違いです。日本、いや日本に限らずアジアの多くの国が、近代化と称して、自国の歴史・文化と自然を破壊してゆくことをよしとしていることです。欧米は近代化が達成されてしまっているからでしょうか、自国の歴史・文化と自然をとても大切にしています。それは成熟した国の良い所でありますが、発展がとまってしまったことを意味するのでしょうか? 欧米に追い付けといって、一生懸命やってきた日本は一応、近代化を成し遂げて、その次がわからずにうろうろしています。近代化を成し遂げた自民党はその次が分からずに、すなわち国民全体がその次が分からずに、権力を握ったものが既得権の維持に明け暮れ、国民は平和に完全にボケて、気が付くと世界の中で生き残るに困ったことが山積してしまった。これは自民党のせいだと言って民主党をえらんだら、これが徹底的に日本のボロを抉り出してしまった。また焼野原に近くなって、昔のように自民党を頼る。ただの繰り返しにすぎない。いまだ誰も次の日本を描けていない。
  当方は科学者であって政治はいちばん分からない。でも日本がどうなったらいいかイメージはある。1)もっともっと頭を使え。どいつもちゃんと働かんかい。 作業しているだけで、働いているつもりになったって、それではもうだめなのだ。2)いやでも何でもグローバル化せよ。鎖国して生きていかれるわけがない。今時、楽は出来ないのだ。 ぶちぶち狭いところで言い合っているのがなさけない。自民党がわるい、民主党がわるい、そんなことばかり言ってないで、少しは自分が悪い、何か足りないとかんがえてみたらどうだ。3)人も国も基本は<生物>だ。まず稼がにゃ、強くならねば、弱きを助けられない。強きが弱きを助けるなんて生物としてはとても例外的なことなのだ。助ける方も助けられる方もそれをきちんと心しなくては。生物は子孫を残すことが第一目的で、それもまともに出来ない人類はおおきなことを言えるわけはない。人間は生物でないとでもおもっているのか。生物は適者生存だが、一方で完璧に一極集中するということは絶対にしない。エリート官僚の筋書きはおおむね正しくても、最後は東京のエリートに権力を一極集中する事に落ちが付いている。生物としては最後が間抜けているのだ。一方で中央にも地方にもごまんといる天下りと外郭団体をいぶりだして、ちゃんと働かせなければ。生物はすきまがあればどんどん、どこまでもはびこってゆくのだ。お墓の前の高齢者から生まれた子まで一生懸命、生きるために考え、行動しなくては、生物ではない。
まあ、言い出したらきりがない。目的を<歴史・文化と自然を大切にする日本>にするにはどうしたいいかにしぼりましょう。日本は金を稼がなければならなかったので、また東京一極集中で強くなろうとしたので<歴史・文化と自然を大切にしない日本>となったわけですが、この方針を変えて日本は食べていけるのだろうか、生物として逆行するのではという躊躇があります。ヨーロッパのなかでドイツが唯一、経済的に独り勝ちしています。ドイツはどうなのだ。結論は<歴史・文化と自然を大切にするドイツ>でした。それで経済的に独り勝ちしている。その秘密はどこにあるのだ。観光旅行ですから、ごく一部しかわかりません。イギリスは制度的に日本とそっくりだ(日本が真似たから)、ドイツは人間的に日本とよく似ている。勤勉、やぼったい、決まり事に従う、集団的に動くことに抵抗ない。そういう意味で、イギリスやドイツに住むということになってもそれもいいかなと思う。バイロイトに一軒家を買おうとという冗談はそこから出てくる。みな親切で、困ったときは必ず助けてもらった。今回の旅は、そこら中、危機一髪という状況だったのに、いつも寸前のところで回避できた。終わってしまえば良い旅だったと思うのだが、まかり間違えばどうなっていたか。
ミュンヘンはドイツ3番目の大きさの都市で、当方が調べている産業クラスターからいえば、ドイツの4大産業クラスターの一つなのだ。ドイツの産業クラスターはアメリカの自然発生的なシリコンバレーとは違って、国が産業を集約して、発展させるために意図的に仕掛けた産業クラスターなのだ。国が資金を集約的に投入するにあたって、各地域にはげしい競争をさせて、ミュンヘンは勝ち残った3つの地域の一つで、名誉ある地域なのである。バイエルン州の団結力とマイスター魂の勝利である。この経済、産業がしっかりしている街がまさに<歴史・文化と自然を大切にするドイツ>を強く印象付けた。ドイツのおかげで歴史・文化と自然を大切にしても、やって行ける、むしろそれが生物としてよりよい選択なのだという考えに自信が持てるようになった。そのためには、もっと細密な国家としてのビジネスモデル構築や実現のための政治手腕が必要に違いないが、<歴史・文化と自然を大切にする日本>を軸において、そのために、考え、働き、世界中と渡り合ってゆく(国防もふくめて)<労>をとりたい。衣食住足りて、人は何のために働くのか。楽しい夢がなければ働かない。さもなければ、破壊と再生を繰り返すだけである。<歴史・文化と自然を大切にする日本>を目標としたい。これからの日本はそこにある。それは生物としてとても自然なことではないか。  気が向いたらまた次を書きましょう。

そうそう、こんなことがありました。バイロイトへ向かう列車の中で、どやどやと乗り込んできた高校生集団の一人が、自分の携帯の写真を皆に見せて回っています。我々のところにも、どうだいといって見せに来ました。自分が王様に変身した写真です。バイエルン国王なのだろうか? 家内は変身の達人ですから、当然携帯の待ち受け画面に自分の変身を載せています。これを見せ返そうとおもったら携帯をホテルに置いてきてしまったのです。これがその十二単の変身です(京都の三条大橋たもとの変身スタジオで撮影)。



これを見せ返せなかったことをものすごく残念がっていました。これを彼が見たら、誇るべきドイツ文化ばかりでなく、日本にもこんな面白い文化があるのかと感激して、将来はドイツと日本をつなぐ仕事について大活躍したかもしれません。東京から来たおばさんが、自分と同じように変身を携帯に載せていたなんて。  そう、ドイツの若者も、皆元気です。騒ぎまくるし、列車は食べ物で汚れるし、決して行儀いいわけではありませんが、皆同じなのです。
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ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅  後記その1

2013-07-08 22:25:34 | 旅行
ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅
~ツアイス・touit 32mm/富士フィルムX-E1旅カメラの巻~  後記 その1


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

ツアイス・touit 32mmに対する情報を欲しがっている方が多いようです。
もっと、この点を書きたかったのですが、実はちょっとドジをやってしまったのです。当方は殆どAFを使わないので、今回、AFの使い方を間違えてしまいました。富士フィルムX-E1のフォーカス切り替えのCをCenterと勘違いしてしまいました。CountinuousのCだったのです。フォーカスと露出の点をリンクさせていますから、AFロックのつもりで使うと、フォーカスも露出もずれてしまいます。初歩的失敗でおはずかしい。これまで、それくらいAFを嫌ってきたのです。そんなわけで、ツアイス・touit 32mmの写真は不満足なものが多かったのです。一方、リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mmは予想に反してtouit32mmより多くの絵がブログに登場することになりました。ツアイス・ディスタゴン18mmはピントを合わせるのがとっても難しいのです。リコーGXRにフォーカスアシストがあります。フォーカスがあったところが白くハイライトされます。当方はこのハイライトが目障りで使いません。今回、フォーカスアシストをOFFにしてもフォーカスアシストのハイライトの影がわずかに見えること気が付きました。これは目障りでないのに、フォーカスが合っていることがわかってとても具合いいのです。当方はミラーレスのファインダーでのライブビュー拡大機能があることがMFを重視する所以なのです。それにこのフォーカスアシストの影が加わって、ツアイス・ディスタゴン18mmの撮影は殆どフォーカスが成功しました。90%の撮影において、ファインダーでのライブビュー拡大でのMFで問題ないばかりかAFよりベターと思っています。瞬時に判断して撮影するスナップショットはやはりAFが必要です。富士フィルムX-E1+ツアイスtouit32mmの撮影でブログに多く登場したのは、列車やケーブルカーからの撮影やスナップショットです。ツアイスtouit32mmを買ってAFを導入したことは、充分効果がありました。みなさんは当然AFを主として使っているから、AFのためにtouit32mmを買ったなどということは全然興味ない話でしょう。 当然、知りたいことはフジノン35mmとどちらを買ったらいいかということでしょう。フジノン35mm, フジノン14mmはいずれもとってもいいレンズで文句なく名玉といわれています。たまたまツアイスがtouit 12mmと32mmを発売したからみなさん迷うわけです。当方はフジノンをつかったことがないので何とも言えませんが、これまでツアイスを使ってきた理由は1)色 2)解像 3)色気、芸術性、ドキッとテンション上がる の3つです。
1)色:当方は30年前と20年前にアメリカに住んでいた時に買ったシャツをいまだ着ています。アメリカのその辺のスーパーとかCOOPで買った安物シャツです。このような色のシャツが日本では売ってないし、気に入っているからです。欧米と日本は色のベースがちがうのです。それは空の色が反映されています。ツアイスはこの欧米の色がベースです。日本人の好む色の平均値は欧米の好む色の平均値と違うのです。特に米国ではカリビアンブルー、ヨーロッパではメディタレーニアンブルーというのでしょうか、この明るいブルーと日本のブルーはちがうのです。透明水彩絵具と日本画の絵具の違いといってもいいかもしれません。カメラもレンズも作る人が最終的に目指す色調を決めているはずです。日本のカメラやレンズを欧米の色ベースにすると日本人の大半が好まないのです。一時いいと思っても次第にその色に耐えられなくなるのです。なんやかんやで結局、現在の日本の色に戻ってしまいます。カリビアンブルー、やメディタレーニアンブルーのシャツをつくっても、フランスやイタリアの超ブランド物は別ですが(ブランド力がその違和感をさすがと思わせる魔力を生み出すのです)、安物シャツは結局、売れなくなるのです。富士フィルの色はそうやって日本人の好みに合わせて完成されたものです。ですからツアイスの色は日本メーカーのレンズと基本色調が違うのです。ここまで書いてきた事を一度も考えたことのなかった方は、ツアイスレンズで2倍のお金をはらう必要は全くないでしょう。名玉のフジノンを買った方が絶対にいいと思います。当方はツアイスの色が好きでツアイスを買うのです。ツアイスtouit12mmもまったく躊躇なくこちらを選択するでしょう。ツアイスレンズは合わない場面も数多く存在します。まず曇りの時はいいことありません。日本的絵もツアイスは合いません。この前、発地の桜(畑の中の大桜で、根本にお地蔵さんがある風景)をツアイスで撮って、まったく合わないなと思いました。2)解像;ツアイスは解像を第一の目的にレンズ設計すると聞きました。当方はトリミングで新しい絵を発見するのが好きです。撮った写真の色々な部分をガンガンにトリミングして新しいパターンを発見するのです。トリミングの写真を使おうというのではなくて、撮影のヒントを得るためです。ツアイスはどこまでもトリミングについて行きます。崩れるのはレンズのせいではなくて、カメラの画素数のせいです。 しかし、日本のレンズでもツアイス同様に解像のいいものがあります(値段もそれなりにしますが)。この点は最近ツアイスの利点になりません。3)これは説明が難しい。ピタッとすべてが合った時は日本のレンズでもツアイスでも同じかもしれません。ちょっとずれた時に違いがでてきます。これが色気です。報道カメラやスタジオカメラでは、失敗がゆるされないので、どんな時でも70点や80点を出さねばなりません。 当方はある時は50点でもある時に120点になるレンズが魅力なのです。いつも70点のレンズはいらないのです。はっとする色気がほしい。いままで一番これを与えてくれたのがツアイスレンズです。芸術性というのは、ツアイスと日本レンズのマクロを徹底的に比較したことがあって(ブログ・ダリア編です)、ツアイス100mm macroが芸術的な絵を作ることでダントツであると結論したのです。レンズを設計している人がどれくらい芸術作品に精通しているかの違いではないかと思うのです。写真に精通しているだけでなく、古来の芸術品をどれだけ見ているかです。
Touit32mmは平均点を気にする優等生的なところがあると思います(日本に合わせたのでしょう)。 それだけツアイスの魅了は減っているかもしれません。しかし、その色は明らかにツアイスです。ある時は70点でもある時に120点になるレンズであるかもしれません。これにはもっと撮って見ないとわかりません。フジノンかツアイスか迷っている方は両方買いなさい。それなりの高いお金を払って、真剣にその違いを見極めようとする中から、新しい一歩ははじまるかもしれません。耳からの情報で動く人、自分の目で違いが分からない人は、安い方が全然お得です。余ったお金でもう一本レンズが買えます。もう一台富士フィルムX-E1を買ってもいいかもしれません。
   もう一言、アマでも、いつも絶景ポイントを回っている人や美人を撮っている方はツアイスより、いつも70点以上のレンズの方がいいでしょう。撮るものが良ければレンズは安定している方がいいのです。チャンスを逃さない方が重要です。
   今回リコーGXR+マウントA12にツアイス100mm macroを付ける機会がとっても少なかった。重たいレンズを付け換えるのが面倒で、ついつい使う機会が少なくなってしまいました。旅は広角の方が使い易く望遠はあれば使うけれど、レンズを付け換えてまで使う理由があまりないのです。ツアイス・ディスタゴン18mmはリコーのまじめさより富士フィルムX-E1の陽気さの方があっているので、今後、X-E1がツアイスtouit32mmに占拠されるともう一台富士フィルムX-E1が欲しいななどと思っているのです。新発売、富士フィルムX-M1は全然いりません。ファインダーがないと、ライブビュー拡大が使いにくいので、何のためにミラーレスを使っている、意味なくなってしまいます。
   使い方を誤ったといえども、まだツアイスtouit32mmを全面的に信用していません。レンズの光学性能でなくて、カメラとレンズの情報のやり取りの部分、電子的接点に不安を持っています。この前、富士フィルムX-E1+ツアイスtouit32mmで問題が起きたら、どちらのメーカーに持ち込んだらいいのですかとヨドバシカメラで聞いたら、レンズがおかしければレンズメーカー、カメラがおかしければカメラメーカーに持ち込むに決まっているじゃないですかといわれました(このアホという顔をしてです)。それが分からない時にたらい回しにされるのがこわいので聞いたのです。このベテランの売り子さん、そんなことではだめですよ。ヨドバシカメラがきちんと面倒見ますとか言ってみなさい。
   AFとMFの問題、今回の旅でAFに疑問をいっぱい感じたので、帰ってから地味公園に日参して、AFとMFの問題を追及しました。ニコン800E+ニコンマイクロ105mmで花を撮る場合や、ニコン800E+ ニコン、200mmマイクロを使って水撮りを行った場合、どう考えてもMFが有利です。MFでないと無理です。当方の場合MFが多くなることは避けられないと思いました。 話は別ですが、この時、水撮りでまたもやいっぱい面白い発見をしてしまいました。MFだからです。この辺はまた書きましょう。


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ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅 その12

2013-07-07 20:54:27 | 旅行
ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅
~ツアイス・touit 32mm/富士フィルムX-E1旅カメラの巻~  その12

6月18日(火曜日)ミュンヘン最終日

今日は日本へ帰路につく日。午前中は時間があるので、ミュンヘン最後の観光を試みます。いろいろ考えて、ミュンヘンの公園に朝早くいってみました。英国庭園です。地下鉄、ウニヴェルジテートでおります。一日券を買えば、空港までの電車も含めて全てOK、とても安上がりです。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

ウニヴェルジテートというだけあって、ミュンヘン大学だの芸術大学だのが集まっています。この写真の道をみると自転車道路があるのがわかりますか。ここをぼんやり歩いていると、自転車がビューと通り過ぎて恐ろしいことになります。ドイツ人は自転車も自動車も決してのんびりした運転をしません。自転車道路は自転車道路であって人が歩くことは約束違反のようです。当方の家の近くの道路も人が歩くエリアと自転車が通るエリアが色分けされていて、互いに自分のエリアを通行せよとかいてあるのですが、最初ころはともかく、現在はだれもその決まりを守りません。自転車エリアを人が歩くので、しかたなく自転車はヒトのエリアを走ります。するとしかたなく人は自転車のエリアを歩きます。そして決まり事はだれも守らなくなってしまったのです。ドイツではそうはゆきません。ビューと自転車がぶっとばします。だいたい道幅と歩く人の数がちがうので、日本でそうしようと思っても無理です。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

凱旋門というのが見えてきました。東に曲がって英国庭園に入ります。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

英国庭園はとても大きな公園でした。きれいな川が流れています。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

犬はここで泳ぐことをとっても楽しみにしているようです。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

犬ばかりではありません、ラフトを膨らましている人がいます。市内で川下りとは森の国ドイツらしいな(ほんとに川下りするのかな?ちびっ子には危ないよ。)。


オリンパスμ


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

広い公園は結構、宴の後がそこかしこに残っています。酒瓶が転がっているということです。 土日なのか、毎日の夜なのか、ここで若者が集まって酒盛りをしているのでしょう。夜8時すぎまで明るいのですから、当然、毎日酒盛りですよね。ドイツ人は日本人より行儀がいいということは無いようで、まったく似たり寄ったりのきがします。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

なんと滝まであります。明らかに計画的に作られた水路であり滝であるとおもいます。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

早起きして英国庭園に来てよかった。 ドイツ人の自然にたいする考え方をもう一度確かめたかったのです。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

英国庭園からミュンヘン中央部まで歩いてみました。途中の宮殿庭園(ホーフガルテン)です。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

またもや、ティアディーナ教会と将軍堂にぶつかって、今日最後の予定は、これまで行っていない2つの教会を訪れます。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

まずは、二つのネギ坊主塔を持つ、フラウエン教会。新市庁舎の隣で、立て込んだところにあり、外側を改装工事中なので外見の写真はこれしか撮れません。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

この塔は100mあって、上に上がれますが、途中まで階段を上らねばないので、楽をするなら新市庁舎の塔のほうがベターです。眺めはベーター教会というのが一番いいそうですが、全部歩きで92mの塔にのぼることになります。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

これはマリエン広場から撮ったもの。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

ステンドグラスが綺麗なので有名です。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

もう一つこの教会で有名なものがありました。悪魔の足跡です。入口をはいってすぐのところに、まっすぐ祭壇の方を向いて足跡があります。このいわれに2説あるそうです。
ネット情報 
<1.悪魔が教会を壊そうとした説
この教会が建てられた時、悪魔がこれを壊そうとして入り口のドアのところにやって来ました。
教会を見た悪魔は窓が一つもないことに気づき大笑い。
大喜びした悪魔は床に足を強く押しつけ、足跡を残して教会を去りました。
教会が完成し、多くの人々が教会に押し寄せた時、悪魔は外から教会を見て窓があることに気づきます。
自分が勘違していたことが分かり、怒り狂った悪魔は強い風で教会を倒壊させようとしましたが、これは成功しませんでした。
2.悪魔が教会の建築を手伝った説
建築師Jörg Ganghoferはこの教会を建てる際に、悪魔が手伝いをするように協定を結びました。
悪魔は手伝いと引き換えに、最初に教会に来た人の魂を受け取るはずでした。
教会が完成し人が押し寄せた時、悪魔は報酬を受取りに建築師のところへ行きます。
すると建築師は「悪魔は窓を付けるのを忘れていて、ちゃんと仕事をしなかった」と言います。
悪魔が教会の中を見た時に本当に窓がありません。
悪魔は怒り狂って足を叩きつけ、教会を去って行きました。
この足跡のところから教会の中を見ると、
白い柱が壁の様になり両サイドにある窓が見えなくなります。>

次は、ミュヒャエル教会。ここはバイエルン王家(ヴィッテルバッハ家)歴代のお墓が地下にあるのです。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm  トリミング


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

これこそが、今回のワーグナー巡礼の旅のしめくくり、ワーグナーの最大のパトロン、ルートヴィヒ2世のお墓です。 ワーグナーさんを支援してくれてありがとうございましたとお祈りします。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

地下への入口に、ちゃんとルートヴィヒ2世の写真とバラがディスプレイされていました。彼は、さんざん無駄使いし、色々な奇行の末に入水自殺したとされています。なにはともあれ、彼のおかげでワーグナーの偉業が成し遂げられたのですから、ただただ、感謝です。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

これで、ワーグナー巡礼の旅の予定は全て達成されました。泊まっていたキングスホテル・ファーストクラス(ここは中央駅から近いし、朝食が美味しいと言う評判の四つ星ホテルで、事実、朝食は豊富なバイキングで味も結構でした。推薦です。)をあとに空港にむかいます。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

空港には2 by2のポルシェが飾ってあり、ドイツのかっこいい側面が見えます。当方これでも大昔はマニュアルシフトのフェアレディーZ2 by2に乗っていたのですよ。今やどこに行くのも電車になってしまいました。電車はいいな、東京に戻ったらローカル線の旅に出ようかな。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

空港で、ドイツ最後のランチを食べて、ドイツビールを飲んで、成田に帰ります。明日は、ドイツとツアイスの総括をしてみましょう。



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ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅  その11

2013-07-06 20:51:01 | 旅行
ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅
~ツアイス・touit 32mm/富士フィルムX-E1旅カメラの巻~  その11


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

ミュンヘン新市庁舎の塔の上からミュンヘン市街を眺めます。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

ブラウエン教会のネギボウズ2つが見えます。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

新市庁舎前のマリエン広場


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

旧市庁舎か?


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

塔から降りて、あまりの暑さにアイスクリームを食べます。今日は気温35℃、異常な暑さです。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

新市庁舎からすぐのところにマーケットがあります。 みなさん中央に陣取ってビールを飲みまくっています。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

色々なお店があるのですが、当方は暑いのと強い光と時差で、相当にまいっており、動き回る元気がでません。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

一軒、とても興味あるお店を見つけました。とっても珍しいシーフードの御店です。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

生の海産物や調理品が氷の上にならんでおり、カウンターでビールやワインと共に食べることができます。まだ時間早いので、後でここでたべましょうといって、とりあえず中央の席でビールを一杯飲みます。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・100mm macro


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

みなさん、家族だったり、仲間だったり、ワイワイ集まってビールで乾杯しています。
ドイツ人は35℃でも平気でいるけれど、途方はすでに熱中症です。とにかく体温を下げなければ。体調不良の時に、生の海産物を食べると、通常では何ともなのに、ちょっとの細菌がお腹で繁殖してとんでもない食中毒になることを知っています。涙をのんで海産料理のオープンカフェを諦めて、冷房のきいたレストラン(新市庁舎の地下、ラートハウスケラー、結構有名です)にはいりました。ブイヤベースと舌平目のムニエルを食べました。
多少、体温も下がって動けるようになったので、ホテルに帰る前に少しうろうろします。今日は旅行の最後の晩ですから。 晩といっても明るいこと。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

ドアからのぞいたら面白そうというより涼しかったのでこの教会にはいってみました。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

地球の歩き方には出ていなかったけれど、ティアディーナー教会と言って、ドイツ最高のバロック様式建築として有名な教会でした。この大きな建物が涼しさを保っているということで(冷房とはおもいますが)とにかく印象的。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

その前の広場はヘルトヘンハレ(将軍堂)というらしい。
このへんで力尽きてホテルに帰ります。






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ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅  その10

2013-07-05 20:23:43 | 日記
ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅
~ツアイス・touit 32mm/富士フィルムX-E1旅カメラの巻~ その10


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

かの有名なるビアホール、ホーフブロイハウスに入ります。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

白ソーセージとポークソテー。ビールはまたよくわからないので、本に出ていたもの、ミュンヘナーキルドンヴァイスビア(このビールは以前HBが特許を持っていたそうです)をたのみます。まずまずのビールで2杯も飲んでしまいました。白ソーセージはおいしいですね。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・100mm macro

ホーフブロイハウスには伝説があります。
アロイス・ヒンゲルはホーフブロイハウスの常連でした。死んで天国に行っても、ミュンヘンがなつかしく天国にどうしてもなじめませんでした。あまり文句をいうので神様がバイエルン政府にたいするミッションを持たせて彼をミュンヘンに帰しました。ミュンヘンに着くと彼は神様からの指令を忘れてホーフブロイハウスに直行しました。ここで彼はやっと心の安らぎを感じてビールを一杯、また一杯と楽しみずっと飲み続けています。そういう訳でバイエルン政府は未だに神様からのことづてを待っているのです。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

レジデンツにもどります。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

まずは、アンテックヴァリウムというホールが目を引きます。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

この後は部屋や宝物がありすぎて、何が何だかわかりません。第二次世界大戦で大きな被害を受けたものの、40年の歳月をかけて入念な修復工事を行ない、ほぼ元の姿を取り戻したというところがすごい。とても修復建築物とは思えない豪華さと入念さです。早く江戸城を再建しなくては。なぜなんだ、日本で江戸城再建の声がとんでもなく小さいのは。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

一旦外に出て、レジデンツのオペラハウスに入ります。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

レジデンツの中のオペラハウス。キュベリエ・シアター。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

クラシックな舞台客席の前のホールはモダンなガラス張り天井になっています。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

現役の立派なオペラハウスです。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

さて、次は新市庁舎。ドイツ周遊ツアーでミュンヘンに行くとこの新市庁舎だけ見て次の街に行くそうで、ここはそれだけミュンヘンの中心なのです。確かに、新市庁舎の前のマリエン広場はミュンヘンの臍という感じでにぎわっています。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

我々はツアーでは絶対に訪れ無いであろう、新市庁舎の塔にエレベーターで登ります。 ミュンヘンの全景を撮って見たかったからです。

上からの眺めはまた明日。
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