小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅 その9

2013-07-04 19:49:54 | 旅行
ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅
~ツアイス・touit 32mm/富士フィルムX-E1旅カメラの巻~  その9

6月17日(月曜日)
今日は、初めてミュンヘンの観光です。最初は郊外のニンフェンブルグ城に向かいます。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

17番トラムを見つけたはいいけど、右に行くのか左に行くのか、間違えたら逆方向ですから、聞きまくります。切符の買い方も聞きまくります。こちらも一日乗車券。乗ってから車内の機械で本日の打刻をしないと無賃乗車になってしまいます。10分ほど乗って、シュロス・ニンフェンブルクで降りて少し歩きます。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

お城が見えてきました。家内は18才の時にワーグナーのローエングリン(騎士が白鳥のひく小舟に乗って登場する場面があります。 この騎士は白鳥の騎士とよばれています)を聞いたのがきっかけで、ドイツとワーグナーにはまったということだそうで、池に浮かぶ白鳥もワーグナー巡礼の旅の一環です。このお城はバイエルン選帝侯の夏の居所でした。初代バイエルン王マクシミリアン1世のひ孫にあたるルートヴィヒ2世は1845年にここで生まれました。ルートヴィヒ2世こそ、ワーグナーを徹底的に支援したパトロンで、ワグネリアンの元祖であり、彼がいなければワーグナーのオペラ/楽劇も存在しなかったかもしれません。ワーグナー巡礼の旅では外せないお城なのです。なお、ルートヴィヒ2世がワーグナーのオペラ/楽劇に漬かりきって作ったお城、ノイシュヴァンシュタイン城は家内が以前、訪ねているので今回は行きません。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

二つのツアイスレンズの違いが二つの写真に表れているように思います。慣れていないせいかツアイスtouit 32mmが外しまくっているのに対して、ディスタゴン18mmは着実に
仕事をしています。ピント合わせが難しくて歩留まりの悪いはずのツアイス・ディスタゴン18mmが、今回は殆どかピタッと決まっています。最後にまたふれます。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

有名な大広間、シュタイネルネ・ザール。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

ルードヴィッヒ1世はルードヴィッヒ2世の御祖父さんで、バイエルン王国2代目。国政、事業、芸術発展にもとってもやり手だったのですが、女好きがたたって、愛人の一人ローラ・モンテスとのスキャンダルにより退位したのです。 その愛人たち36人の肖像画が並んでいます。多すぎて全部撮れません。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

ガイドさんにどれがルードヴィッヒ1世の一番好きだった方ですかという質問に対しては、この方を指しました。これがローラ・モンテスかはわかりません。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

このお城の庭は膨大な広さがあり、ゆっくり散策すると半日はかかります。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

庭園の入口からほんのちょっと歩いてみます。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

正面の池から続く水路に突然、白鳥の群れがなだれ込んできました。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

周りには誰もいない、当方一人です。白鳥の群れに遭遇するのはラッキーだったかもしれません。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

お城の向かって左手に馬車博物館があり、ルードヴィッヒ2世の金ぴかな馬車やそりが飾ってあります。写真はちょっとですが、実際は相当な数の馬車あり,壮観です。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

トラム17番でミュンヘンの中心へ戻ります。まずはオペラハウス(バイエルン州立歌劇場)から。切符が手に入れば今晩、聞きに行こうと思っていましたが、今日は開演されないということで、残念でした。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

後ろのポスターはベルディーのシモンボッカネグラというオペラで、本来は14世紀のジェノバを舞台にしているのですが、このような現代的演出で現在公演されています。このオペラハウスはこのような斬新な演出で知られています(オペラに関しては当方の知識でなく、全て家内の指示で書いています、誤解の無いように。写真は予備知識なしで、全て当方の感性で撮っています。)。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

このオペラハウスの右隣に、バイエルン王家、ヴィッテルバッハ家の本宮殿であるレジデンツがあります。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

レジデンツに入る前に前に、腹ごしらえ。



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ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅 その8

2013-07-03 19:35:10 | 旅行
ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅
~ツアイス・touit 32mm/富士フィルムX-E1旅カメラの巻~  その8

辺境伯オペラハウス   <ブランデンブルク・バイロイト辺境伯のフリードリヒ(1711~1763年)が夫人のヴィルヘルミーネ(Wilhelmine von Preuβen、1709~1758年、プロイセンのフリードリヒ2世=フリードリヒ大王の姉)の要望により、1744~1748年にかけて建設した、豪華絢爛なバロック様式の歌劇場(オペラハウス)である。宮廷建築家・画家のジュゼッペ・ガリ・ビビエーナ(Giuseppe Galli Bibiena、1696~1757年)が内装を担当した。建設当時のまま現存するオペラハウスとしては、ヨーロッパ最古である。フリードリヒとヴィルヘルミーネ夫妻の治世下の1735~1763年には、辺境伯歌劇場のほか、ゾンネンテンペル(太陽の神殿)がある新エレミタージュ宮殿、新宮殿など、バイロイトの多くの歴史的建造物がつくられた。>バイロイトはフリードリヒとヴィルヘルミーネ夫妻の治世下というのが一番栄えた時期で、それまで、ニュルンヴェルグ城伯やブランデンブルク=クルムバッハ辺境伯領とか、色々と主が入れかわっている。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

舞台と客席は改装中で残念ながら見ることができません。ワーグナーが見に来て、自分の曲を演奏するには小さすぎるので、祝祭劇場を新築することになったのです。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

オペラハウスからちょっと行くと新宮殿ですが、これを通り越して、先にワーグナーのお墓詣りに行きます。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

新宮殿の前は、気持ちの良い、大きな公園(ホーフガルテン)になっています。


富士フィルムX―E1+ツアイスtouit 32mm 

家内が、公園でたむろしているおばあさん達とワーグナーの屋敷、ハウス・ヴァンフリートとワーグナーのお墓について会話しているところ。家内はドイツ語で会話している証拠の写真だと言って、この写真を今回のベストに上げています。小さな富士フィルムX-E1+スアイスtouit 32mmがスナップカメラとしての役目を果たしたといえるかもしれません。さすがツアイスはおばあさんのブルーの服をちゃんとブルーに撮っています。海外のブルーは日本のブルーとは違うのです。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

ハウス・ヴァンフリートはワーグナーが妻コジマとくらした屋敷で、現在ワーグナー博物館になっています。こちらも改装中で、今年に完成するということですが、残念ながらまだ入れませんでした。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

ワーグナーのお墓には入ることができます。ここがワーグナー巡礼の旅の大きな目的の地です。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

ホーフガーデンも自然にあふれた公園です。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

ハウス・ヴァンフリートからちょっと行くとフランツ・リスト博物館があります。フランツ・リストが亡くなった旧宅で、ミュンヘンのピアニスト、エルンスト・ブルガーのコレクションからバイロイト市が購入した約300点の絵画、手稿や印刷物が保管されているそうです。リストとワーグナーの関係も複雑で、互いの友好も深く、リストはワーグナーの楽劇の一部をピアノ曲に編曲したりしていますが、リストの娘のコジマが結婚しているにもかかわらず、ワーグナーがさらっていったので、一時、関係は険悪になりました。しかし、ワーグナーとコジマがきちんとした家庭をつくって、リストもワーグナーと再び友好関係を結ぶようになるのです。なんといってもワーグナーの才能にみなさん引きずり込まれていったのです。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

当方はリストを<建築的音楽の創始者>といって評価しているのです。<建築的音楽とは:音を積み重ねて、伽藍のような建築物を創り上げるのが彼の目的で、それは彼のピアノの超絶技巧により達成される。時とともに音が流動することによる情緒の構築ではなく、時は関係なく一空間に凝縮した音により情緒を構築する。>と主張しているのですが、いまだ賛同してくれる方は一人もいません。このリストの試みはいつも成功するわけではなく、駄作もいっぱいあるので、リストは不当に過小評価されているのです。

さて、新宮殿にもどって、中を見学しましたが、大半は撮影禁止。いかにもヴィルヘルミーネ夫人の好みの部屋や装飾がずらずらと並んでいました。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

新宮殿で撮った写真はこれだけです。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

細かい装飾をガイドさんが盛んに自慢していましたが、ドイツ語でなんだかさっぱりわかりません。陶芸の参考になるかと思って、買った絵はがき一枚が、当方の4つのお土産の1つ。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm



富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm <窓>

16時すぎの列車でミュンヘンに戻ります。夕方は時差のせいかとても体調が悪くなる時期で、さらに気温が高く、日が煌々と車内に入り込んできます(シェードがありません。20時ちかくなっても太陽は地平線より上にあります。 ドイツ人は冬の反動で、夏は日に当たることを最も幸せなことと思うらしい。 日傘などぜんぜんささない。)。つらい4時間を過ごしてミュンヘンにたどりつきました(またもやニュルンベルクで1時間買い物)。夕食は、へばったので、ホテルの近くのカジュアル中華料理とビール。ここのビールはまずまずでした。ようするに日本の料理屋で出てくる生中一杯です。日本のビールはすべてピルスナー系であるとネットにかいてありました。ドイツの中華料理もピルスナー系なのかな。とにかく、つめたければOKです。



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ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅 その7

2013-07-02 20:12:41 | 旅行
ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅
~ツアイス・touit 32mm/富士フィルムX-E1旅カメラの巻~ その2

リヒャルト・ワーグナー・フェストシュピールハウス(祝祭劇場)の続きです。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

当方が示したかったのは、このオペラハウスをとりまく公園の雰囲気です。 ドイツは森の国ですから、とても自然な公園が雰囲気良くオペラハウスを取り巻いていることをお伝えしたかったのです。ここに限らず、このあたりのお城や観光スポットはみな美しい森に囲まれています。特に派手なこともなく、自然な森公園です。それが言いたかったのです。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

周囲も静かな町です。 音楽祭の時、泊まるところが無かったら、一軒買ってしまったらと冗談を言いながら、家を物色します。日本のワーグナーファンに高く貸したら儲かるかもしれないと思いながらです。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

バイロイトの駅までもどってきました。駅の正面にはこのようなディスプレイがあります。 ドイツらしいディスプレイです。面白いのですが、あんまり芸術的でないのがドイツです。なにか買おうと思っても、いいかなと思って、よく見るとやめとこうということになります。なぜか、ドイツには音楽はあれど絵画はないのです。当方はとうとう買い物は全行程で、記念のコーヒーカップ、マグネット、ガラスのミニチュアジョッキ、絵葉書1枚の4つだけ。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

ここでも地球の歩き方に出ているバイロイトの推薦レストラン(ここでも一軒のみ)である駅前のホテルのレストランに入ろうと思ったら、お休み。しょうがないのでその隣のカジュアルなカフェに入いったら、ここが当たり。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

やっと美味しいビールにありつきました。なんだかわからないけれどビールの名前をかきとめました、どこかスペルがちがっているかな? Maisel`s Hefeweizer Flasche Laud Bier (deuhel) Aktier Pile  店の名前はCafé During, Bahnhofstr. H 95444 Bayreuth Seit 1891 と書いてありました。かなりの老舗のようです。ピルスナー系のビールが美味しいようです。なんといっても冷えていたから良い。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

手前はツナサラダでものすごい野菜の量というだけのただのツナサラダですが、久しぶりの魚と生野菜のメニューがあるだけで、すばらしいお店ということになります。家内が頼んだ、ハンガリーのグヤーシュ(パプリカのはいった牛肉のスープ)が美味しかった。このグヤーシュとビールでこのカフェはこの旅一番のレストランということになりました。となりのテーブルでは土地の人がワイワイ集まって楽しく食べていましたから、まんざらでもないカフェかもしれません。



富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 
お腹もいっぱいになって、美味しいビールで良い気分になって、バイロイトの街中へ向かいます。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

通りには小ぶりのホテルが並んでいます。音楽祭の時はいっぱいでしょうが、通常はお客さんが入るのだろうか?


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

駅から南へまっすぐ、旧市街へむかいます。バイロイトは田舎だと思っていたのに、結構な大きな街です。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

突然スクーターの集団に出くわしました。詳細わからず。なにやらスクーター・クラブの日曜ツアーのような様相です。自転車は群れなくて、なんでスクーターだと群れるのかね?


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

かっこいいお姉さんが歩いているので、撮影すると手をふってくれました。こういう目立つ格好の人はミュンヘンやバイロイトではあまり見かけません。 おばさんは体重超過、若い人はかわいいのですが、みなおしゃれは地味です。この人タレントかな? 


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

旧市街、この左側が目的地の一つ、辺境伯オペラハウスです。
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ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅 その6

2013-07-01 21:01:43 | 旅行
ミュンヘンからワーグナー巡礼の旅
~ツアイス・touit 32mm/富士フィルムX-E1旅カメラの巻~  その6

6月16日(日曜日)
今日もバイエルン切符の旅です。ミュンヘンからバイロイトまで。バイロイトはワーグナーが自分の理想を実現したオペラハウス(祝祭劇場)があり、毎年バイロイト音楽祭でワーグナーの作品が演奏されます。世界中のあこがれの音楽祭です。今年はワーグナー生誕200年ということで、今年の8月はものすごい音楽祭になるでしょう。家内はこの音楽祭に参加することが一生の夢であるそうです。なかなか切符が手に入らなくて、この夢が実現するか前途多難です。今回は下見。列車はニュルンベルクで乗り換えて、乗り換え時間が1時間弱あります。このおかげで片道4時間かかりますが、ニュルンベルクの街をちょっと見学することが出来ました。ニュルンベルクといえば、ワークナーの楽劇、<ニュルンベルクのマイスタジンガー>の舞台となったところですから、この巡礼の旅にふさわしい場所なのです。<ニュルンベルクのマイスタジンガー>(バイエルン州立歌劇場日本公演)は当方が最初に見たワーグナーの楽劇(ローエン・グリーンより後をオペラというとワグネリアンによりこのブログが炎上する可能性があります。楽劇といわねばなりません)ですから無関係ではありません。ドイツ人の完璧性に感動したものです。



これがバイエルン切符。上のようにきちんと情報が打ち出されていて便利です。下の切符を持っていれば自由自在。車掌さんはちゃんと検察にきますよ。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

この街を取り囲む城壁の一部に、マイスター(職人)達の店を再現した職人広場があるというのですが、日曜は開いていなくて、とても残念。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

しょうがないので、入口で記念撮影。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

中央広場の先にブラウエン教会が見えますが、時間切れで駅にもどります。この広場で、出店がいっぱい並ぶそうですが、早朝かつ日曜ですから、影も形もありません。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

街の入口にある大きな塔、ケーニヒ門。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm <窓>

ニュルンベルクからバイロイトまで1時間。ほんと森だらけだと思いながら、バイロイトに着きます。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

バイロイトの駅を降りて、街とは反対の北の方角にワーグナーファンの聖地、リヒャルト・ワーグナー・フェストシュピールハウス(祝祭劇場)を見て、とうとう来たかといってワグネリアンは涙を流すのです。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 

リヒャルト・ワーグナー・フェストシュピールハウス(祝祭劇場)の前で記念撮影。この撮影を失敗すると後で大変なことになります。
ドイツ人らしい老夫婦が同じところで記念撮影。オジサンは自分のカメラを指さしてアンティーク、アンティークと盛んに言います。当方のカメラと比較して自慢しているのか、卑下しているのかよくわかりませんが、とにかくカメラを愛しているようです。ついでにワーグナーは好きかときいたら、そりゃ好きだよという返事でした。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

よくみると、建物の真ん中は本物ですが、両側は工事用シートの絵なのです。全館、改修工事中で、なぜか正面部分だけが未完成です。これでは8月に間に合うのでしょうか?
なぜ、正面を最後にするのかと、家内が疑問を投げかけていましたが、わかりません。このオペラハウスは聖地ではありますが、ここでオペラ/楽劇を聞くには幾多の難関が待っているのです。1)切符が手に入らない(家内は切符を手に入れることも目的の一つとして日本ワーグナー協会にはいったのですが、特別割り当て切符を買える可能性が回ってくる昨年に突然、ドイツから協会への特別割り当て切符の配布が中止されてしまったのです、協会は大さわぎです。)2)世界中からファンが集まるから宿がとれない。野宿覚悟の人もいます。真夜中に終わるのですから、遠くに宿はとれません。3)冷房がありません。その中で5,6時間、演奏する方も、聞く方も命がけです。6月でこれだけ暑いと8月はどうなるのだ。4)館内にホールがありません。休み時間はこの広場でワインでものむのでしょう。雨が降ったら傘をさして。この難関を乗り越えた人だけが、この聖地でワーグナー・オペラを聞くことができるのです。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

裏にまわると、さすがに、ラインの黄金のファフナー役(バス)の声が聞こえてきました。結構うまい。8月公演にむけて練習しているのでしょうか。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

さらに真裏には大きなガレージがあって、きっとここに大きな舞台装置がセッティングされて、舞台に運び込まれるのでしょう。聖地の臨場感がわいてきました。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・100mm macro

このバルコニーで、開始の合図のトランペットが吹かれるのです。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・100mm macro


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 


リコーGXR+マウントA12+ツアイス・ディスタゴン18mm

館の手前の広場に、ゆかりの有名な演奏家の看板と一番奥にワーグナーの像が並んでいます。


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm 
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