小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その61 軽量機材で撮る-1

2016-05-10 20:51:53 | 日記
自然教育園日記 その61 軽量機材で撮る-1
2016-5-7. 8
まずはNikon1 V3 + Nikon1 70-300mmのMBC(Best Moment Capture)の良し悪しです。実測総重量、1.05Kgと1 kgを超すので、軽いとはいえませんが、これで実質810mmまでゆくのだから重さ的には上々でしょう。ピントさえ合えば、以下10枚の写真のように連続した飛び鳥が撮れます。いろいろな飛び鳥のフォームを容易に手に入れることができて、とっても便利。



























ところが、このような複雑なバックの前にぽつんと被写体があると、どうやってもAFが合いません。BMCはAF、しかもカメラ指定のプログラム露出に限定されているので、全く自由が利きません。上の写真はBMCをやめて、シャッター速度優先プログラム、AF、30コマ/秒連写で撮ったものです。このプログラムだと、なぜかAFでピントを合わせることが可能になります。といってもスパッと合うということはありませんで、いろいろ押しなおしてやっと合わせるのですが。







上の写真で、カワセミが飛び込んだところでシャッターを押し、30コマ/秒で撮影。しかし、飛び鳥はファインダーから切れてしまいました。これはNikon1のファインダータイムラグが大きいことを意味しているとおもいます。つまりファインダーの絵が実体から遅れているためにいくら連射速度が速くても動体を外してしまうのです。Nikon1で飛び鳥を撮るにはBMCを使うしかないのです。ということは、カワセミ飛び鳥を撮るにはNikon1ではまず無理ということになります。







遠くならBMCでもAFが合うときがありますが、表に出せる写真にはなりません。

続きはまた明日。
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本格撮影とスナップ撮影の狭間 その2 連休・東御苑

2016-05-09 21:05:44 | 日記
本格撮影とスナップ撮影の狭間 その2 連休・東御苑

今日はフジを求めて東御苑へいってみました。おそらくつつじは終わっているでしょう。
連休の最中ですから、なるべく広いところへ、広いところならそう混むこともないだろうと思ったわけです。
  まあ近場ですから、大した期待もありませんが、もし、春の雰囲気が伝わったなら、この狭間撮影機材もまんざらでないということになります。花の名前は、結構一生懸命しらべたのですが、合っているといいですね。


狭間撮影機材はSony alpha7RII + Sony FE90mm macroとFujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm。


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro
ヒメツルニチニチソウ


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro
ニワゼキショウ


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro 


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

フジはこの藤棚だけですが、まあちょうど見ごろですかね。


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro
ハナショウブ? メドーセージ(サルビア)?


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

藤棚から池の眺めもなかなかよろしい。



Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro
キンラン


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro
サンショウバラ


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm
ナニワイバラ


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm
ハマナスバラ
後ろのモッコウバラは残念ながらもう終末を迎えていました。被写体の年のせいといいましょうか、写す人が下手といいましょうか(ほんとポートレートは嫌いなんです)、ごくたまにしか載せられそうなポートレート写真が撮れません。これはまずまずいいんじゃないでしょうか???


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

韓国アイドルEXO公演で武道館は大変な混雑。全体は若い女の子、ポツンポツンとオバサンが混じる。

人ごみを抜けて、九段下へ、さらに歩いて神保町へ、スズラン通りのスイートポーズで餃子を食べようと思ったら、いっぱいだったので、築地食堂源ちゃんで、ブリ大根定食で生ビール。 若い方は魚のうまさをしらないでかわいそう。

こういう、大して気を入れない撮影のときは、Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro、実測重量1348g でも重たい。ずっと手に持って歩くので、1kgを超すと手がいたくなるのである。これをFujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macroにすると実測重量794gで、半分とは言いすぎだが、相当軽くなる。 そこで、とうとう、Fujifilm X-T10を買い足して、Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macroとFujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm の2台体制を組むことにした。これで、合計、実測重量1,556kg。 この2台体制のお話はまた後程。
だけどみなさん一眼レフ+ズーム一本がすきですね。自然教育園で歩いているカメラマンもほとんどが一眼レフ+望遠系ズーム一本、そうでない方は一眼レフスタイルのコンデジが多い。Sony alpha7シリーズなんてまず見ないし、Fujifilm X-T10 + Zeiss touit を2台持って歩くなぞ、とんでもなく変わっているのかね???
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本格撮影とスナップ撮影の狭間 その1 連休・鎌倉編

2016-05-08 18:09:03 | 日記
本格撮影とスナップ撮影の狭間 その1 連休・鎌倉編

当方の本格撮影の定義は三脚を使った、じっくり腰をすえた撮影。スナップ撮影の定義は軽量機材で行動の流れを重視する撮影。海外旅行でも国内旅行でも本格撮影が無理な時に、スナップ撮影ではちょっと物足りないという場面が実は大半なのである。そんな時に持ってゆく機材がなやましい。
本格撮影はSony α7RIIが中心で、Sony α7Rの旧型が対になるのだが、旧型が使える広角レンズの範囲が狭いので困っている。フォクトレンダーやZeissの一部が使えない。これ以外は問題ない、 作る絵はほとんど同じ。 本当はSony α7RIIを2台そろえたいのだが、値段が高いし、もし買えたとしても、重量的にこれ2台を持ち運ぶのが無理な気がしている。なんで2台かというと、当方の機材はほとんどが単焦点レンズなので、現場で頻繁にレンズを変えることを避けたいからである。だから同じ性能のカメラ2台が必要なのである。

スナップ撮影はFujifilm X-T10とZeiss touitレンズ達に落ち着いてきた。

今年の連休は家内と11時ころ家を出て、ちょっとしたところに出かけて、10000歩くらいぶらぶらして、3時には帰路につくというユルユル散歩を繰り返している。前回書いた横浜赤レンガ倉庫(スナップ撮影)もそうだし、これから、書く鎌倉と東御苑の話(狭間型撮影)もそうである。

狭間撮影は、Sony α7RII + Sony FE90mm macroとFujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm 及び32mmが中心となる。


北鎌倉で降りて、久しぶりに円覚寺に入る。昔、ここで、研修として泊まり込みで座禅を組んだことがある。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm


Sony α7RII + Sony FE90mm macro

折しも小笠原流の展示会をやっていました。禅寺のなかでの生け花とは、面白そう。


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Sony α7RII + Sony FE90mm macro

いや、さすがに小笠原流の先生たちの生け花はたいたもんだ。上2つのような複雑な花瓶に見事に生けている。花をあしらった花瓶に花を生けるとは! 花瓶と花は対等に会話することができるはずだという当方の思いは、ここでは当然のことのように達成されている。伝統を重んじる小笠原流のこの作品を見て、いずれのジャンルでも、本物は真なるものを見抜いていると感じたのである。当方の花瓶を見て、こんなもの使えないとおっしゃった方々に言いたい。力があれば、どんな花瓶にでも、それに合わせて花を生けられるはずだ。

円覚寺の庭で、花をひろう。どうやらつつじは早くもおしまいらしい。つつじを見に鎌倉にきたはずであるが、それは難しいようだ。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

ここには<なんじゃもんじゃの木>というのがある。もくせい科で正式名は一葉たご(とねりこ)というらしい。


Sony α7RII + Sony FE90mm macro

あまり見る人もいないが、面白い木である。


円覚寺を出て海蔵寺にむかう。ここは海棠(カイドウ)で有名だが、いつ来ても何かの花が迎えてくれる。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm 海蔵寺


Sony α7RII + Sony FE90mm macro 海芋(カイウ)


Sony α7RII + Sony FE90mm macro シャクナゲ


Sony α7RII + Sony FE90mm macro 


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm 


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm


Sony α7RII + Sony FE90mm macro

海蔵寺を出て、鶴岡八幡宮に向かう。


Sony α7RII + Sony FE90mm macro

鎌倉は道々、色々な花に出くわして楽しい。ナニワイバラで飾られたしゃれた門があった。


Sony α7RII + Sony FE90mm macro

道端の小川のキショウブ


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

つつじを目的に浄光明寺に寄ってみたが、つつじはおしまい。アジサイの類?を撮影。

鶴岡八幡宮参道、若宮大路は大改修工事が終わって、きれいになっていました。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

鶴岡八幡宮入口のすぐそば、向かって右側の三郎丸のシラスを使うそば屋、繁茂(はんも)でシラス丼とそばのセットは一番人気。生シラスもあります。そばがぶつぶつ千切れていると文句を言う方もいますが、ちゃんとしたそば粉を使っていて、さらにそばがひとまわり細いので千切れる確率が高くなるのでしょう。当方にはおいしいそばでした。おすすめです。

鶴岡八幡宮は大変な人の群れ。ボタン園に入ります。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm


Sony α7RII + Sony FE90mm macro


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm

いつも、閉園時間に間に合わずに、門前払い。このボタン園に入るのは初めてです。ここはそれほど混んでいなくて、それなりに楽しめます。ツツジは終わり、フジはまだ早い。ボタンはちょうどいい具合でした。

長嶋家でアワ大福を買って、雷神堂でザラメ梅煎餅と二度つけ煎餅を買って、まだ3時なのにお帰り。

Sony α7RII + Sony FE90mm macroとFujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mmの組み合わせはどうでしょうか? Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mmがちゃんと活躍していて、それぞれの役割を果たしていると思えます。狭間撮影には、これでいいと思うのですが、当方は、その後、これでもまだ重たいと、贅沢をいいだすのです。
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Hand Made Market その2 横浜赤レンガ・クラフトフェスタ2016

2016-05-05 18:53:32 | 日記
Market その2 横浜赤レンガ・クラフトフェスタ2016

2016-5-1
Hand Made Market調査しようと思ったときは、すでにビッグサイトの大きなHand Made Market(日本ホビー・ショウ、参加者20万7千人)が4-30で終わっていました。代わりに横浜赤レンガ・クラフトフェスタ2016を見つけて、こちらに行くことにしました(日本ホビー・ショウの1/100スケールで残念ですが)。ちょうど同じ会場で横浜赤レンガ・フリューリングス・フェスト2016(ドイツ春祭りの日本版)をやっているようです。家内は無類のドイツ好きですからちょうどいい。

まずはクラフトフェスタ2016のレポート。結論は、たいしたインプレッション無し。
Hand Made Marketの多くは女性用アクセサリー。小物は女性が家でコツコツ作りやすい。
皮の断片に色を塗ったアクセサリー、家庭用オーブンで焼ける色粘土をつかったアクセサリーなど、手法は簡単でも結構面白い作品を作っている。
アクセサリー以外に木工や焼き物もあるのですが、特に新鮮みのないものでした。みなさん技術的にはあるレベルを越えているとは思うのですが、魅力は感じません。









いろいろな媒体に絵をコーティングしているのですが、この絵は自前のデザインでしょうかね?



これは面白いと思いました。自前と思われるデザインは結構楽しい。デザインプリントはビニールの2重膜にはさんでいるので、ビニールの直接プリントするより色が落ちません。デザインと使用目的のマッチングが良くないという気がします。夏の海やプールでの泳ぎ用にもう少し大きめな物入れが良かったと思うのですが。きっと単価が上がると売れないと思ったのでしょう。技術的なもの以上に、商品コンセプト、値付け、なかなか難しいですね。
作家が直接売っているのではなく、いくつかの作家と連携して、販売代理店のようなことをしている方がブースに立っていました。この方自体も、素人さんに毛がはえた程度のようで、全体に素人さん集団で構成されているようです。Hand Made Marketは複数の作家が連動したネット販売サイトが中心で、フェスタは商品のレスポンスを見るのが目的と思います。月400万円を売り上げる作家さんもいるそうです。

クラフトフェスタ2016は収穫が少なかったけれど、まだまだ調査を続けましょう。5月下旬にビッグサイトで、秋には横浜で大規模なHand Made Marketがあるようなので、いってみましょう。準備が整えば、当方もどちらかに出展しようと思います。

さて、フリューリングス・フェストのレポートに移りましょう。





ドイツビールがいろいろ集まっていて楽しい。







白ソーセージとかカリーブルストとか、ミュンヘンやベルリンのフリー旅を思い出します。
ビールもミュンヘンのホーフブロイハウス。これおいしかった。ムール貝(本来はsteamed musslsのはず? 実際は湯がいて白ワインソースをかけた?) は一番人気で、これもいただきました。







アンペルマンショップもあって、小さなグッズを買ってしまいました。アンペルマンとは元東ドイツの信号機の表示で、ドイツ統一後にこのキャラクターがかわいいので、一部信号機として残され、キャラクターグッズもベルリン土産として人気になっているのです。



帰り道の日本丸とランドマークタワー。以上撮影はFujifilm X-T10 + Zeiss touit12mm/32mm。12mmを買ってから12mmを使うことが多くなりました。まったくの無修正で載せています。当方としてはこのセットによるスナップには十分満足しています。



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Hand Made Market その1

2016-05-04 17:59:35 | 日記
Hand Made Market その1

素人さんが手作りで色々なものを作りネット販売する、Hand Made Marketなるものが急拡大しているそうです。35億円の市場になるとのこと。東京ビックサイトや横浜みなとみらい国際展示場などで、Hand Made Marketの大きな展示会がかなりの頻度で開かれています。当方はアートビジネスをやりたくて、まずは資金稼ぎにバイオべンチャーを14年前に始めたことは何度も書きました。バイオべンチャーをたたんで、4年たち、すこしずつアートビジネスに近づきつつあります。これから当方がやろうとしていることはまさにHand Made Marketそのものです。バイオべンチャーで大きな資金が稼げなかったことから、小規模、個人技のHand Made Marketに方向転換せざるを得なかったということかもしれません。 出だしはなんでもいい、まずはHand Made Market展示会にブースを出しましょう。これから売り物を作成して、おそらく準備にまだ半年以上はかかるでしょう。
  ということで、Hand Made Marketの調査を開始しています。
まずは、「東京手仕事」(TOKYO Teshigoto)<公益財団法人 東京都中小企業振興公社
江戸時代から続く東京の伝統工芸品に イノベーションを起こし、その魅力を国内外へ発信するプロジェクトです。このプロジェクト を通して、暮らしをうるおし、ゆたかにするための新しい「東京の伝統工芸品」を創出します。>が主催する<東京手仕事展>2016/4/23, 伊藤忠青山アートスクエア




40もの東京伝統工芸の企業が参加して、この展示会にもその多くが展示していたのですが、当方には特に気を引く工芸品は見当たりませんでした。切子(キリコ)がすきですから、切子だけのせます。













切子以外もあることを示すために2,3載せます。





全体はこんな雰囲気。





この<東京手仕事>公社が主催して、東京の伝統工芸品のプロとデザイナーのマッチングを行い、選択して補助金を出す仕組みです。異分野プロのマッチングですから、当面当方には関係ありません。しかし、将来も無関係というわけではありません。プロだろうが、アマだろうが、商品を売る実績をもつ企業体の形が整えば、そのデザインを伝統工芸の集団とマッチングすることは可能です。
この展示会の出品に引かれないのは、デザインがくすんでいるから。当方は<江戸の粋>とは決して、くすんだものばかりではないと信じているのです。今度のオリンピックエンブレムは、みなさん日本的だとか、江戸の粋とかいうけれど、なにか違う気がするのです。安土桃山時代の大胆な図柄や江戸後期から明治に伝わる粋はもっと活気があって、ダイナミックで、ショッキングで生命感があふれていてワクワクするものだった。ただの伝統がダイナミズムを押し殺して、人々の生活の中から湧いてくる息吹を封じてしまった。現代のモダニズムも、人工が人工を生む循環であり、将来に対する希望を見いだせないことが、生命感/ダイナミズムを失ってくすんでいる。

当方にはまだまだやらなければならないことがある。半年後の、当方のHand Made Marketへの出店をお楽しみに。とか言って、本当にできるのかな???
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