英語の「sizzle」(即ち、揚げ物や肉が焼ける際のジュージューという音)を語源とする言葉で、消費者の生理的欲求を刺激する要素のことを指しているようです。
「食べたい!」とか「飲みたい!」といった気持ち(シズル感)にさせるビジュアルや効果音をのことで、商品広告のクリエイティブには欠かせないものとなっているようです。
例えば、ステーキの絵を見せるだけでなく肉の焼ける音を一緒に聴かせたり、清涼飲料水で缶やグラスについた水滴やのどを鳴らしながらごくごく飲み干す映像を見せたり、などが、シズルの例に該当するようです。
それ以外にも、以下のようなものも知られています。
ビール==>水滴のついたグラスとふわふわの泡
ラーメン==>麺をズルズルそそる絵と音
くだもの==>切り口からたっぷりあふれ出る果汁
鍋もの==>グツグツと煮える音と湯気
ピザ==>カットした一切れを持ち上げた時の長く伸びたとろけたチーズ