ロボット開発ベンチャーであるZMPが、2017年5月に発表した、消費者の元へ自ら走行する宅配ロボットです。
「日本初、歩道を自動走行する宅配ロボット」「歩道の自動走行を目指す宅配ロボット」といったフレーズがつけられています。
ZMPは、物流現場の人手不足問題解消に貢献することを狙いに、2014年に物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」の開発に着手し、2016年より出荷を開始していますが、今回のCarriRo Deliveryは、宅配や食品配送業界の配達員不足という課題解消および買い物弱者と呼ばれる人々の買い物支援を狙っているとのことです。
CarriRo Deliveryは、宅配ボックスを搭載し、レーザセンサとカメラで周囲環境を360度認識しながら最大時速6kmで自動走行するようです。また、遠隔監視を行うとともに必要に応じて遠隔操作も可能にするとのことです。
サイズは1330(全長)x750(幅)x1090mm(高さ)、重さは90kg、積載重量は100kgなどとなっています。
2017年8月~、実証実験の第1弾として「銀のさら」を展開するライドオン・エクスプレスと寿司のデリバリーサービスを行っているようです。また、10月~、森ビルと共同で実証実験をしているようです。
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