自動運転向け高精度3次元地図の事業化を目標に2016年6月に「ダイナミックマップ基盤企画」が設立され、それが2017年6月に事業化されて「ダイナミックマップ基盤株式会社(※1)」という名称の会社となっていますが、どちらもDMP(Dynamic Map Platform)という名称で呼ばれています。
※1 サイトは、http://www.dynamic-maps.co.jp/です。
「ダイナミックマップ」は、基盤となる高精度3次元地図とそれに紐づけられた動的情報(ダイナミック情報)によって構成されますが、多大の費用を要する高精度3次元地図情報の構築にあたり関連企業間の連携や官民の連携が必須となることからこの種の会社が設置されたということです。
「ダイナミックマップ基盤企画」には内閣府の高機能地図の仕様検討事業を受託した企業など(※2)が参加していました。
※2 具体的には、三菱電機、ゼンリン、パスコ、アイサンテクノロジー、インクリメント・ピー、トヨタマップマスター+自動車メーカー9社(いすゞ、スズキ、SUBARU、トヨタ、日産、日野、本田技研、マツダ、三菱自動車工業)です。
そして事業化された「ダイナミックマップ基盤株式会社」には上記各社に「産業革新機構」と「ダイハツ工業」の2者が加わっています。この会社の目的は、ダイナミックマップの基盤に当たる高精度3次元地図の生成・維持・提供をすることとなっていますが、2018年度までに国内高速道路と自動車専用道路のデータ整備を終える計画のようです。
DMPの事業会社化のニュースリリース(2017.6.13)のサイトは、http://www.dynamic-maps.co.jp/pdf/newsrelease_13_6_2017.pdfです。