ホテルの玄関などで車庫入れや車庫出しを係員に任せる駐車方式のことを「バレー駐車」と呼んでおり、このような駐車方式を自動化したものを「自動バレー駐車」と呼んでいます。即ち、駐車場において車両が自動走行し、空きスペースに自動駐車するシステムのことをこのように呼んでいます。
駐車場システム大手のアマノ*(神奈川県横浜市)は、車両制御技術を手掛けるアイシン精機(愛知県刈谷市)と共同で、今年の5月頃から名古屋市内の一般駐車場を利用して自動バレー駐車の実証実験を始めるようです。
具体的には、駐車場の入り口からドライバー乗降場までを自動運転で走行し、ドライバーが降りた後、無人で走行し自動で車庫入れします。空いたスペースに、人が運転する場合よりも隙間なく空間効率が高く駐車できるようです。
なお、2020年からは、カーシェアでの活用を想定した一般ユーザーによる受容性評価を含め実証実験を行なうとのことです。
アマノのニュースリリース(2020.1.21)のサイト(pdf資料)は、https://www.amano.co.jp/information/pdf/automatic_valet_parking.pdfです。
*アマノは、ナンバープレートの認識技術や駐車場の空きスペース表示システムなどを既に実用化しているようです。