俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

亀鳴く

2009-04-18 | 俳句・春・動物


亀鳴きて植物園を後にせり

藤原為家の題詠歌≪河ごしのみちのなかぢのゆふやみになにぞときけばかめぞなくなる≫からきている。春の夕暮れの感じを詠うときに使われる。実際には亀は鳴かないので、情緒的な季語といえる。岩の上で二匹の亀がじっとしている。亀鳴くとはこんなときをいうのだろうと思い、春ののどかな夕暮れどき、植物園を後にした。

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蕉翁に義仲寺の亀鳴きにけり


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