糸瓜（へちま）

山並みの近き旧家の糸瓜かな

ウリ科の蔓性一年草。熱帯アジア原産。普通、棚作りをして夏の日陰を作るために植える。夏、五弁の黄色い花をつける。仲秋から晩秋にかけて円筒形の果実が垂れる。実のスポンジ状の部分は浴用に使用。茎から採る糸瓜水は咳止めの薬や化粧水に用いられる。山並の見える古い家に糸瓜が垂れていた。まだまだ大きくなりそうであった。

　




葉隠れに糸瓜覗けり峡（かひ）の昼