俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

早春

2015-02-11 | 俳句・春・時候




早春や伊豆殿堀に日の溢れ



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立春後、二月いっぱいくらいの時節をいう。

まだ寒さが残るが、かすかに春の息吹が感じられる。

春早々といった感じである。

埼玉県新座市に古刹平林寺がある。

高浜虚子一行が武蔵野探訪で吟行に訪れたところでもある。

平林寺の裏手に、川越城主松平信綱が作らせたという野火止

用水が流れている。

江戸時代は飲料水や生活用水として利用され、後に田用水とし

ても利用された。

人々の生活が潤い、信綱に感謝して伊豆殿堀とも呼ばれている。

その用水沿いの遊歩道を歩くと、用水には今も水が豊かに流れ、

春の日差しが溢れていた。




平林寺の林


青空の見え早春の林かな






見渡せば早春の畑戸々の家



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コメント
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