俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

風薫る

2024-05-16 | 俳句・夏・天文

 

 

薫風や一万歩超す一休み

 

 

 

 

 

 

青葉を吹く風が緑の香りを運ぶ心地よい風をいう。

 

 

 

 

 

 

和歌では、花や草の香りを運ぶ春風の意であったが、連歌で初夏の風として意識され始めた。

元禄時代になって俳句の季語として使われ、以後今日まで伝わっている。

 

 

 

 

 

 

三夏いつでも吹いているが、「風薫る五月」というように、初夏の五月にこそふさわしい季語といえる。

 

 

 

 

 

 

歩いていて一万歩を超したところで、自動販売機のジュースを買い、ベンチで一休みした。

その間も薫風は吹き渡っていた。

 

 

 

 

 

風薫る木の間に覗く昼の月

 

 

 


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