毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「人生初めてのデモ参加」 2014年8月12日(火)No.962

2014-08-12 16:28:33 | 反戦

中国から日本に留学している学生たちと、

8月6日ガザ連帯・平和行動(大阪中之島)に参加した。

その学生の一人からメールが来た。

 真っ直ぐな曇りない目で物事を見つめる若者達。

こんな若者達が世間の垢にまみれ、疲れ果ててしまわないように、

絶望と孤独の中で諦めてしまわないように、

私たち年寄りは、ただ、風除けになりたいと思う。

希望はまだ、ある。

―――――――――――――――――――――――――――――

この二日間、お世話になり、ありがとうございます。

人生で初めてのデモに参加したのがとても有意義だったと思います。

イスラエルによるパレスチナへの攻撃ということは先生のブログに読んで知っていました。

そのあと、自分もインターネットでこのニュースを探しました。

まず、考えたのは(宗教信仰がある国もこのように残酷で冷たいですか。

国民は善良で優しいはずではないですか)ということです。

 

しかしながら、国のリーダーは政治利益ために、人の命を無視したり、

ヒューマニティーも失ったりします。おかしいと思います。

このような戦争を禁止しなくて、

逆に武器と物質を輸出して支援する国はもっとひどいです。

 

 

大阪中之島には、抗議に参加する人がいっぱい集まりました。

「ダイ・イン」ということも私にとって初めてでした。

そのような環境と雰囲気の中で、どのようなことをしても恥ずかしくなかったです。

皆と一緒に広場に横たわった時、考えていたのは殺された子供、廃墟になった町、

涙を流しているお母さんと望みがない人たちの顔です。

同時に、戦争がない国に生活している我々はなんという幸せだだろうと心に深く感じました。

 

アメリカ領事館に向けて、歩きながら抗議の言葉を口から出しました。

警察官がただデモの民衆の安全のために、交通秩序を維持したことに驚きました。

もし、同じことが中国に発生すれば、警察は直接鎮圧するでだけでなく、

さらに人々を逮捕します。

これは中国と日本の大きい差です。

言動の自由が中国では大きく制限され、民衆の知る権利もほとんどないです。

 

実際にデモをすることで、

パレスチナやイスラエル、そして日本に何か変化をもたらせるのか、

ガザの人たちは平安な生活をもらえるか、私はわかりません。

ただ、周りの人々に、うちの国のたくさんのところがまだよくないこと、

ほかの国の中には、うちの国のせいで

一日平穏な生活もできない人がいるということを教えたいです。

言葉と行動で自分の国にいい影響を与えたくて、

冷たい人間にならないように努力します。

これはわれわれ庶民ができることです。

 ―――――――――(へきか)

 

 このへきかさんの文を、中国政府の言論統制の実態の証拠として

「それ見たことか!」と得々とする人がいるかも知れない。

言っておくが、私は決してそれに与(くみ)しない。

中国政府の政策に批判がないのではない。

今まで、ブログに書いてきたことを注意深く読めば、そんなことはすぐにわかるはずだ。

 

今、日本国内で中国政府の非民主的な政策や中国社会の不十分性を云々する人々は、

中国への憎悪を助長し、日本の対中国政策を誤らせる方向へと

人々を煽る傾向を持つ。

その人々は中国に攻められる前に軍備増強して国を守り、

日本の平和と国民の安定を推進するという安倍的「積極的平和主義」(語義矛盾)

に収束していくしかない。

 

しかし、考えても見よう。

尖閣問題をきっかけに、肩をいからせ合う緊張関係に突入した中国と日本だが、

そのきっかけを作ったのは、中国側ではない。

他ならぬ煽り屋のろくでなしの「口だけ番長」前原誠司、

超レイシストで超セクシストの「ピンポンダッシュ野郎」石原慎太郎、

空気読めない「愚鈍な上目使い男」野田目カンタービレなど、

日本の政治のリーダーたちである。

 

こんな数年前の歴然たる事実も、すっかり忘れちゃった人がた~くさんいるニッポン。

せめて自分が生まれてから今までの歴史ぐらい、

きっちり覚えておこうじゃないですか。

煽られて、つい調子に乗って、対抗意識丸出しにして、

気が付いたら「お国のため」と言って戦争に行って死んでた

なんてことの無いように。

『命はひとつ、人生は一回』(加川良)。

 

 

 

 

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