毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「夫や彼&息子を平等男子にするためにー女性自身:その2」2014年8月11日(月)No.961

2014-08-11 22:01:07 | 日記

『女性自身』(8月12日号)は、

世界各国との比較をグラフや表を掲げて、日本の女性の社会的地位を客観的に提示している。

例えば、

「ジェンダーギャップ指数(男女平等指数)2013年」(世界経済フォーラム〈World Economic Forum, WEF〉発表)

1位:アイスランド

2位:フィンランド

3位:ノルウェー

4位:スウェーデン

5位:フィリピン

 ……

23位:アメリカ

……

61位:ロシア

……

69位:中国

……

101位:インド

102位:マレーシア

103位:ブルキナファソ

104位:カンボジア

105位:日本(低っ!

106位:ナイジェリア

……

調査対象は136カ国。

この調査では、以下の4分野の男女格差を測定している。

  1. Economic Participation and Opportunity(経済活動の参加と機会)
    給与、参加レベル、および専門職での雇用
  2. Educational Attainment(教育)
    初等教育や高等・専門教育への就学
  3. Health and Survival(健康と生存)
    寿命と男女比
  4. Political Empowerment(政治への関与)
    意思決定機関への参画


指数の算出には、国際労働機関、国連開発計画、世界保健機関などのデータを参考にしている。

(青字はMEMORVAhttp://memorva.jp/ranking/world/wef_global_gender_gap_report_2013.php

 

「先進国」で最も男尊女卑の国=ニッポンだが、

「(女は)産む機械、装置」(2007年柳沢伯夫;当時第一次安倍内閣の厚生労働相の発言)

「子どもが産めないのか」(2014年東京都議会自民党議員の嘲笑野次)に象徴的な、

(子どもを産み、育てるのは女性の役目で、男は関係ない)という意識こそが、

女性に家事・子育てを一方的に強制して、女性の人生を辛く、暗くさせている。

そういうわけで、女性たちは子どもを産み育てる希望を失い、

それが現代日本の少子化に、確実に影響を及ぼしているのである。

次代の労働力としての子どもは欲しいが、

自分が子育てに参画するなど考えもしない男尊女卑のオヤジたち。

彼らこそ、不平等大国日本の責任者である。

 

えっと、

しかし、『女性自身』はこの有様を絶望的だと嘆いて文を終えてはいない。

あくまでも未来志向で、次世代の幸せへの近道を提言している。

「女の子に経済力、男の子に生活力を」

というのがそれだ。

日本経済の動向を見ても、

これからは女性が「主婦でございます」と、家の中に引っ込んでいられる時代ではない。

女性が家庭の外で仕事をこなし、

家に走って帰ってご飯の支度をしているとき、

後からのんびり帰ってきた夫が、「おーい、お茶」とか言いながら、テレビの野球とか見ているのは、

明らかに女性への虐待である。

 

『女性自身』は、えらい。

「家事・育児をシェアする平等男子を増やす方法」まで明示している。

即ち、夫や彼&息子を平等男子にするための5ステップある。

1:「家事は手伝うものではない」ということを理解させる。

2:皿洗いをさせる。

3:土日のランチを作らせる。

4:子どもを置いて旅行する。

5:平日の夕食を作らせる。

 

私は今まで『女性自身』も『主婦の友』も同じだと思っていたことを恥ずかしく思う。

 

 

 

 

 

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