毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「神戸で高遠菜穂子さんの話を聞いた」No.1428

2015-08-09 22:13:51 | 反戦平和

昨日8日は土砂降りの雨で和歌山から神戸まで来るのがたいへんだった高遠さん。

北海道千歳市出身。イラク支援ボランティア。

支援活動に行ったイラクで誘拐され、助かって日本に帰ったらとんでもない

攻撃の嵐に遭った人です。他でもない母国日本の人たちに。

あのときはとても気の毒だったので、私は励ましの手紙を書きました

「国に迷惑をかけやがって!」という考えには承服できませんでした。

でも出したかどうか覚えていません。

日本人によって潰された彼女がまたイラクに渡り、

ボランティア活動を再開したと知って、心で声援を送ったものでした。

また、一昨年だったか、「NHKラジオ深夜便」に出演した彼女が堂々と、

「憲法九条は中東の人々に羨ましがられる素晴らしい日本のブランドです」

と言うのを聞いて、嬉しかったです。

私も中国で憲法九条の「戦争放棄」と95年村山談話を説明して、

中国の学生たちが、初めて、

(日本は変わったんだ。軍国主義は昔のことだ)と思ってくれたとき、

日本国憲法第九条は、過去の戦争への反省として、

侵略した国の人々の心に届くものだったのだとしみじみ思いました。

 

そんな高遠菜穂子さんに直に会うのは初めてでしたが、

懐かしい友達に会ったような気持ちになりました。

安倍政権によって中東の日本国憲法ブランドは地に落ちてきていると説明し、

これからどうしようか本当に困っていると、率直に語る彼女と

また生きて会えるかどうか、そんな心配が一気に増しました。

(つづく)

 

 

 

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