中国の人たちが昨日の日本の安保法案反対デモをどう思っているのか知りたいところですが、
来ていきなりそんなことは聞けず、我慢しています(笑)。
大学への各種登録やらなんやらに忙しいものの、まだ授業が始まっていないので
午後の空いた時間に昨日(一昨日も)の日本中のデモについて、さらにweb記事を探してみました。
昨日は紹介されていなかった場所での行動に詳しく触れているのは、
各地方新聞、毎日新聞、東京新聞などでした。
特に、毎日新聞が全国津々浦々とまではいかないにしても、
かなりの地方を網羅しているのは、さすが全国新聞の力だな!と思いました。
例を挙げればざっと下の如し(他にもたくさんあったけど疲れて端折りました)。
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「戦争法案、今すぐ廃案」 札幌で集会、3500人参加 デモ行進も 08月30日 09:070
「諦めずに声上げる」 高崎で安保法案反対集会 08月30日 08:10
<安保法案>反対 「戦争させないぞ」 会津若松や福島、集会デモ /福島 11:17
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<安保法案>「廃案」「9条守れ」声高に 各地で反対する集会、デモ /三重 (毎日新聞) 12:20
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<安保法案>雨の中「反対」 県内各地でデモや集会 /長野 (毎日新聞) 11:13
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<安保法案>「反対」「憲法を壊すな」 各地で集会やデモ /愛知 (毎日新聞)11:55
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<安保法制>「戦争NO!」「今すぐ廃案に」 市民1400人、集会・デモで抗議 /鳥取(毎日新聞) 14:24
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<安保法案>「未来奪わないで」 県内各地で反対デモ /山形 (毎日新聞) 11:09
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さらに毎日新聞社の動画は中国山東省でも見ることができました。
http://mainichi.jp/movie/movie.html?id=895519621002
規模は、国会前が12万人(入れ代わり立ち代わりだから20万人は居たという声も)が最大でしたが、
例えば岡山で1000人~2000人は、まさに「岡山の奇跡だ」と言う人もいます。
100人だって「ええっ!こんなに集まった―!!」と喜んだところもあったはず。
福島の空さんのコメントによれば、
原発で散り散りになった福島でも普段の4、5倍の人数が結集したとのことです。
私は、それを読んで、また涙がでました。
山東省に発つ前、私は動画「死臭の街」を見ました。
それで心底分かりました。
福島の人たちは、生きているだけで全力出しているんだと。
生きているだけで、本当に精一杯なんだと。
原発事故に遭っていない者の身勝手で軽薄な脳みそで福島の人たちを見てはダメなんだと。
それなのに、福島県庁前500人、会津若松市大町公園には450人も集まったというのです。
これはほかの数字とは意味が違います。
「あのフクシマ」が声を上げたのですから。
どれほど、胸に沁みたか分かってもらえるでしょうか。
日本に民主主義なんか無理なんだと絶望したこともあるのは坂本龍一さんだけではありません。
でも、8月29日、30日の総がかり行動は、日本の民主主義のスタートと言えるのではないかと、
私は希望を持った次第であります。