昨夜降った雪が解けずに路面も凍ったピリッとした寒さの朝。
4年生たちと昼食会の約束をしていたので、
朝9時半、米や野菜を買いに古い八百屋さんに行く途中、
幼い孫を連れたお祖父ちゃん・お祖母ちゃんに出会いました。
ここは日本かと思えるほど目に馴染んだ情景です。
どこの国の人もおんなじことするんだなあ。
さて、11時前に2年生の二人のちょうさんが「手伝いましょう」と早めに来てくれました。
趙(ジャオ)さんと張(ジャン)さんは中国語では違う発音ですが、
日本語では二人とも「ちょう」さんです。
この前のロバの旨煮は趙(ジャオ)さんのご両親の差し入れです。
ロバだけではなく、豚の頭、鶏の丸煮なども頂きました。
今日はその中の最大の塊、豚の頭を4年生たちと一緒に食べることにしました。
二人のちょうさんが広げて持っている部分は耳です。
食べたらコリコリして、沖縄料理のミミガーと同じ食感でした。
そのうち4年生も登場し、ちゃっちゃと支度をしてくれています。
1年生の時は何をしていいか分からず
ほとんどの子がボーッと立っているだけでしたが、
この3年半で彼女たちは明らかに成長していました。
おや、一人携帯をいじっている人が(笑)。
二年生は働き者です。
こちらは趙祖琛さん。生真面目に、等分にカレーをご飯に乗せています。
こちらは張新禹さん。
みんなにミルクティーを淹れています。
菏澤学院の学生たちはコーヒーよりもミルクティーの方がダントツ好きなので、
私はいつも鍋にいっぱいミルクティーを作ります。
日本からシナモン(桂皮)粉も持ってきて入れましたが、
中国ではミルクティーやケーキに桂皮を入れることはないそうです。
張新禹さんの陰になり、劉樹慧さんが完全に隠れてしまいましたが、
全部で9人です。
4年生の女性たちは、一年の時と比べて大人っぽくなりました。
しかし、男性でただ一人の4年生韋彤さんは、
最近アパート暮らしを始めて
急激に顔がまんまるくなっただけで、あまり大人びていません。
(趙祖琛さんの右側が韋彤さんです)
人参と香菜の胡麻和えと、一晩寝かせたシイタケたっぷりのカレーも
我ながら上手にできましたよ。
4年生は、はじめトンカツを作る予定でしたが、パン粉がないので
おかずをたくさん買ってきてくれました。
パン粉は食パンを千切って乾燥させるか、乾燥させておろし金でおろすか、
とにかくここでは大変な作業なのです。
以前、スーパーで「パン粉」と書いてあるのを買って使ってみたら
非常にヘンな味の偽物でした。
食べながら、
これが4年生との最後の昼食会になるかも知れないことに思いがいき、
あれやこれやの出来事が走馬灯のように頭を巡りました。
何しろ、この学年は私と一緒に菏澤学院に入った我が同期生なのですから~。
これから6月の卒業まで、
4年生にとっては、就職か進学かを問わず試練のときです。
最後は、
「気合いを入れていこう!」
と言って分かれました。
↓陳稘頴さんのアレンジした「種の顔」
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(大統領府から返事があるまで署名は続きます)