県民投票(直接民主制)と議会制(間接民主制)の違いも知らない振りして
「議会の決定は重い」などと理由にならない主張をし、
県民投票の邪魔をしようと画策していた5市長も、
ついに県民・世論の力の前に折れました。
当初の辺野古基地建設「賛成・反対」2択に反対し、
はじめ3択「賛成・反対・やむをえない」を唱えた自民党も
(「やむをえない」は「賛成」と同じじゃん!)
「やむをえない・反対・どちらとも言えない」に変化し、
最後は与党が妥協案として提示した
「賛成・反対・どちらとも言えない」に土壇場で譲歩したとのこと。
これが沖縄の政治か、と私は胸が熱くなりました。
どんなに保守で、中央政府に忖度していても
最後は人の心を持って判断するのが沖縄の政治家たちなのでしょう。
(と信じたい)
下は琉球新報の記事です。
琉球新報2019年1月25日
玉城デニー知事は25日朝、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票の全市町村実施が確実になったことについて「皆さんに非常に努力をしていただいて良かったと思う」と述べた。県庁登庁時に記者団に述べた。(10:29)
元山仁士郎さん
「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表は「私たちが署名を集めた2択ではなく複雑な気持ちですが、3択でも辺野古埋め立てに賛成、反対の意思を示すことはできる。県民全体の意思が示されるのが本来の姿であり、全県実施(の可能性)が高まってきた。最後まで盛り上げていきたい」と複雑ながらも歓迎の意向を示した。
5市の説得が難航するなか、全県実施へ向けて政治決着したことに「沖縄はすごいな、と思う。私たちの思いをくんでくれる政治家がいる。投票まで先はまだあるけれど、政治的課題を一つずつクリアして、それぞれの政党でもてる良心を信じて県民投票を成功させていけると期待したい」と話した。(10:35)
〈ふろく〉
そもそも、県民投票に対する5市の拒否はあり得るのか?
5市の主張を、一つひとつの事実から反論している沖縄の若者のネットTVです。
たった12分あまりでとてもよく分かる優れた内容です。
ぜひご覧ください。
「うちなーありんくりんTV」
【FILE010】辺野古県民投票 議会の判断は重い?