ギアボックスの不調 ATLAS/KATO

2009-11-24 16:47:11 | AS-16m RS-3 / STEWART on atlas/kato
我が家には古いATLAS/KATOのRS-3やらRSD-4/5やらが在籍しています。
中でも古いのはここ数年に中古で購入した物で、黒いフライホイルが付いています。
TMSの製品の紹介を見るともっとも初期に製造されたRS-11とRS-3がこれに当たるようです。
走らせてみると速度が低いのが特徴で、真鍮フライホイルの模型が3ボルトほどで走り出すのに対し5ボルト以上で起動します。
そして走り出してからも速度が上がりません。

古いのはこういう物かと思っていたのですが、昨日になってうち1輌が走らなくなってしまいました。
そこでさっそく分解してみたら、なんとギアボックスの中でウォームホイルが斜めになっているではありませんか!
何らかの理由でギアボックスが広がり、ウォームホイル軸が穴からずっこけていたのです。
しかもギアが斜めに当たっていたからか、歯が斜めに削れてしまっています。
(それにしても斜めで上手く噛み合っていたものです)

まいったなと思いましたが、幸い削れたウォームホイルと次のアイドルギアは同じ物のように見えたので、順番を入れ替えて組みなおしたら何事も無かったかのごとく回ります。
トップ画像>歯が削れたアイドルギア

とりあえず分解して古いグリスを清掃し田宮のモリブデングリスを塗布して組み立て。
さらにモーター軸からフライホイルを外して軸受けメタルにも注油したら、3ボルトで走り出すようになってしまいました。
5ボルトでないと起動しなかったのは何十年も手入れもなしに経過したため、各部のフリクションロスが合わさって重かったのだということらしいです。

↓黒いフライホイル どうやら鉄製らしいです


↓少し新しい真鍮のフライホイル これでも逆走する固体があります。


↓分解のサンプル RSD-5の台車 ここまで分解して洗います。


ここまでやって、概ね新しい(といってもATLAS時代)模型と重連できるようになりましたが、まだ若干スピードが遅いです。
何十年も経ってモーターの磁石も弱っているのかもしれません。

とりあえず走るようになったのはめでたいですが、次ぎいつ壊れるか分からない爆弾を抱いているようなものです。
早めにATLASから予備を買うべきですね。
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