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何感覚?




義理母には共感覚があるようだ。


容貌は迫力あるおしゃれなマダムだが、中身は昔の少女のような彼女が、「”春”という単語はこんな形でこんな表(何の表?)のこのあたりにあって、かけ算は何色で...」という話をするのを聞いているとなるほどと説得させられる。

純粋なんだねえ...

わたしなんかこんなに腹黒いのに。



あ、でもわたしにも感覚の公式があるにはある。

それはある種類の衣服とジャズの間の切り離せない関係だ。

例えばipodでジャズを際限なく流していると、ある特定の曲に「こういう服を探せ」と指令されることがある。
そうするとわたしはロボットのように買い物に行くか、ゾンビのようにコレクションを検索するのに徹夜、とかいうことになるのである。

また、ある種類の服に出会うと、シベリア鉄道のような長距離列車に乗って旅行をしている自分の姿が浮かび(車窓の枠の中で次々飛び去る風景...というのは何かのメタファかもしれない)、そのバックグラウンドにある種のジャズが流れる。そうなったらめでたく商談成立である。



うむ、なんとか感覚と言うよりも、単に服飾業界と音楽業界の陰謀(サブリミナルとか)か、セコい自己愛臭い(笑)。



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