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2012年夏版 ロンドン飲食店案内




英国に転居して1年近くが経ち、ロンドンについても初心者なりに少し分かって来た。
威張ることでもないが、わたし、ロンドンに出て行って遊ぶ頻度だけは多いと思う。


ロンドンは広い。
行くたびに新しい発見、驚き、喜びや落胆があり、まだまだこれから...
いや、刻々と変化する「世界の都市」にキャッチアップするのは到底無理だ。それに元々新しい店を開拓するよりも気に入った店に通う方が好きなのでそのつもりもない。


8月は1週目にオリンピック関係のお客さんを迎えた後はほとんど英国におらず、わたしの留守中にロンドンを訪れた友人の為に「ロンドン飲食店リスト」を7日間くらいかけて制作した。

これを他の方にも参考としてお役に経つことがあるかも...という淡い期待とともに載せることにする。

「もえさんが好きなところだったら私も好きかも」とお使い頂いても、「もえの行くところなんか絶対趣味に合わないから除外」、とお使い頂いてもよろしい。
何かの目安にはなるか知らん、と。

なお、店はエリア別(東からなんとなく時計回りに)にまとめ、リピートした店のみを掲載した。


結構力作です!
もしお役に立った場合、その旨お知らせ下さったらうれしいです。




Maryleborne

La Fromagierie (Cheese)
2-6 Moxon Street
とてもおしゃれなチーズ屋さん。専門店はこうでなければ。テイスティング・カフェもあり。


28-50 The Wine Work Shop & Kitchen (Wine & Dinning)
28-50 Marylebone Lane
ガラス張り。わたしの中ではロンドンの「パブではない」居酒屋。


Delicatessen Paulo Rothe &Sons (Deli & Sandwiches)
35 Marylebone Lane
昔ながらのデリ。サンドイッチの具が豊富で、わたしはフモス、夫は塩ビーフ、娘はフランクフルトが好き。安い。
隣に座った近所のおっちゃんとかが話しかけてくれたりして、いつ行っても楽しい。


The Wonder Bar (Wine Bar)
セルフリッジ内のワインバア。
紹介するかどうか迷ったが、バッグ売り場中2階にあるバアや靴売り場にあるカフェよりもずっと静かで人が少なく結局よく使うので。プリペイドカードでワイン・テイスティングができる。


The Wallace Restaurant (French Bistro & Cafe)
Wallace Collection at Manchester Square
美術館内。見学中に立寄る飲食店にしてはまあいい方か。英国ではあまり見かけないタルタルステーキがあるのでそれを目当てに行ってしまう...
by Peyton & Byrne



Camden Town / Primerose Hill

The Princess of Wales (Pub & Jazz)
22 Chalcot Road
日曜の午後、偶然通りかかった時にごきげんなジャズに誘われて入ったのが初めて。
カムデン・タウン訪問のついでに喧噪を離れて行ってはどうだろう。食事もよい。ガラス張りの店内が明るくて好き。
ジャズの演奏のある日曜日に行くべし。




Clerkenwell / Shoreditch / Hoxton

St. John (Modern British)
26 St. John Street
学食?!という雰囲気がにぎやかで楽しい。仕事帰りのサラリーマン?でいっぱいになる店。
食事もおいしいが、なぜか毎回デザートが何よりもおいしい...


Tea Smith (Tea Bar)
6 Lamb Street
アフタヌーンティーとは違うティーとして話のネタに...




Soho / Covent Garden

Andrew Edmunds (French Bistoro)
46 Lexington
パリ風のごちゃっとした狭ーいビストロ。ごたごたで混み混みなのにみんな居心地が良さそう。地下より1階の方が雰囲気が良い。
安くておいしい。


Tom's Kitchen (Modern British)
Somerset House
なぜかロンドンぽくない感じがするサマセット・ハウスの中というロケーションがいい。
食事は「モダン・ブリティッシュ」というふれこみそのままのガストロ・パブ風。料理に当たりが外れがあるか、前にくらべてクオリティーが落ちたのでは?というのが最近2回の印象(2012年11月1日追加)。英国料理をいい雰囲気で食べたいならばいいかも。
冬場コートを預かってくれないのが不満。
この店プロデュースのセルフサービス・カフェも同じエリアにあり。


National Cafe (Cafe)
The National Gallery
待ち合わせによく使う。by Peyton & Byrne


Wine Bar Terroirs (Wine Bar & Bistro)
5 William IV stereet
英国生活の師匠に教えてもらった彼女一押しのロンドンのワインバア。
おつまみはスペイン系が多くおいしい。食事は取ったことがない。


Polpo (Bacaro=Gastro Pub, Wine Bar)
6 Maiden Lane (Covent Garden)
41 Beak Street (Soho)
飲みながらちょっといろいろ食べるのが好きな人(<わたし)におすすめ。居酒屋。




South Kensington / Chelsea / Belgravia / Kightsbridge

The Botanist (Cafe & Bistro)
7 Slone Square
地下鉄を出てすぐにあるのでバアだけはよく使う。食事は取ったことがない。


Koffmann's (French)
The Berkeley at Wilton Place
2年くらい前にできたばかりにしては、何回も行っているところ。
敷居が高いという印象があるかもしれないが、家庭的な料理(量も多い)を楽しい雰囲気で。
名物「豚足」、完食できないのにもかかわらず、あのゼラチン質がたまらず毎回頼んでしまう。豚足、おそるべし、食べるべし。
娘曰く、フライドポテトはここが英国一らしい。


Marcus Wareing (Modern European)
The Berkeley at Wilton Place
2つ星(2012年現在)。
大陸はいいなあ、なつかしいなあ、と思う。そのようなレストラン。
サービスも素晴らしい。
個人的には超人気のあるキャラメル・ルームのアフタヌーンティーよりもここのランチがずっとおすすめ。


The Blue Bar (Bar)
The Berkeley at Wilton Place
サービス抜群。つまり控えめで的確で優雅。俳優が役を演じているような感じさえする。こちらが考えていることを察する能力が高い。例えば「水...」と思うだけで出て来る。かと言って決してじろじろ見張られているわけでもない。
狭く、インテリアが良く、居心地がとてもいい。自分が突然無国籍の美女になったような気にさせてくれる(バアとはそういうものにお金を払う場所である・笑)。
夜5時以降は18歳以下は入店禁止。


Bar at Bvlgari (Bar)
Bvlgari Hotel at Knightsbridge
サービス抜群。上記のバアとは正反対の雰囲気で開放的で広く居心地がいい。ブルガリ・アフタヌーンティーも。
地下がイタリアンレストラン、一階バアの雰囲気の方がいいと思う。


Bar Boulud (Bar, French Bistoro)
The Mandarin Oriental at Knightbridge
にぎやかでカジュアルな雰囲気だが品を保つレストラン。サービス抜群。飲みながらおいしいものを少しずついろいろ食べるのが好き(<わたし)な人におすすめ。一人でも子ども連れでも大丈夫。近頃一番よく行くところのひとつ。


Dinner by Heston Blumenthal (Modern Historic British Gastronomy)
The Mandarin Oriental
中世からの英国料理を調べ上げ現代に生き返らせたというふれこみ。
今後再びロンドンを訪れることがないのなら最後の夜にぴったりなレストランだと思う。あるいは会話や食事を盛り上げたいならおすすめ。
でもこういうのが嫌いな人もいるでしょうな。
サービスも素晴らしい。


Tombo (Bento)
29 Thurloe Place
お惣菜を詰めてくれるお弁当屋さん。
お店の中でも食べられる。和食のお弁当を売っているお店はたくさんあるけれど、ここのようにちょっとおしゃれ寄りな感じのところは少ないと思う。和食材店内のイートインコーナーにありがちな惨めな感じがなく、もちろん一人でも大丈夫。涙が出るくらいおいしい和食ではないにしても。
この周りには軽食屋やカフェがたくさんある。


The V&A Cafe (Cafe)
The Victoria & Albert Museum at Cromwell Road
ミュゼカフェの中では一番好きなところ。
週末はピアノの生演奏があり、朝、館内をうろつく前にモリス・ルームでコーヒなぞを飲みながらピアノの音色を聞いていると「週末の朝はこれから一生こうやって始めよう」という気持ちになる。
世界で一番最初にできたミュゼカフェだそう。軽食も充実。




Mayfair / St. James

Nobu (Japanese)
15 Berkely Street

Nobu (Japanese)
19 Old Park Lane
バアはバークレイ店が素敵だが、レストラン内はわたしはパークレーン店の方が好み。サービスもパークレーンの方がいいと思う。
ロンドンにはもっとおいしい和食もあるだろうし、ミーハーっぽくてノブが好きと大声で言いたくないのだが、わたしは好き。


China Tang (Chinese)
The Dorcheter on Park lane
いい中華。
日本には高級で素敵できれいな中華料理屋さんがたくさんあるが、欧州では中華はカジュアルで汚目でも当たり前...という感じなのだ。その点でユニークで貴重。ほっとする。


Alain Ducasse (French)
The Dorchester on Park Lane
ロンドンに少ない三つ星のうちのひとつ。旅行者ならロンドンでわざわざ行くこともないかとは思う。


Inn the Park (Cafe & Bistrot)
St. James Park
セント・ジェイムズパーク内にあるカジュアルなレストランとセルフ・サービスのカフェから成る施設。
すごくおいしい!ということはないが、ロケーションがよく、お天気のいい日は特に子ども連れにおすすめ。一方、日が沈んでからはなかなかロマンティック。by Peyton & Byrne


Tea Room & Bar at Sofitel St. James
Sofitel at St. James
Rose Lounge
The St. James Bar
一度宿泊して以来、お気に入りのマネージャーがいることもあって、並びの和食材店に行くついでに行ってしまうバアとティールーム。
ティールームは窓がないのが残念だが、評判のアフタヌーンティー(ドーチェスターやブランズや)であってもケーキが今ひとつというのが多い中、「フレンチ・パティセリー」を言うだけあって(ソフィテルはフランス系)ケーキがかなりおいしい。もし「○○のアフタヌーンティーをどうしても」というこだわりがなければおすすめ。




Notting Hill / Bayswater

202 (Cafe & Bistro)
202 Westbourne Grove
半分ブティック、半分レストラン。
おしゃれな人が多いのでお客さんを見ているのが楽しい店かな...場所柄、こういう店にしては割高だと思う。
夏のテラス席がいい。


Daylesford Organic (Organic Shop & Cafe )
208-212 Westborne Grove
すてきなオーガニックショップと隣接のカフェ。雑貨屋さんもかわいくて悶絶。


Royal Chaina Queensway (Chinese, Dim Sam)
ここはもう昔からロンドンと言えば、という感じで通っている中華。
もっとおいしいところもあるのかもしれないが、わたしは好き。


Dock Kitchen (Fusion)
Portobello Docks, 344, 342 Ladbroke Grove, Kensal Road
わざわざ行かなければならない場所。昼間なら食後ポートベローを下りながら見学するつもりで行ってもいいかも。店の雰囲気もよく、食事も一風変わっていて良い。夜は必ずタクシーを使ってね。




Bankside

Tate Modern at Bankside
Tate Cafe
Restaurant at Tate Modern
カフェとレストランは同じフロアで一続き。ここからテムズ川とその対岸の聖ポール寺院を眺めるべし。
食事もわりといける。

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