日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
ブルージュの外食産業は日月休む。こぞって。
「スパイは2度死ぬ」みたいなノリのタイトルにしたかったのに、これじゃ長すぎですね!
ブルージュへお出かけになる方から、最近のおすすめのレストランをとおしゃっていただいた。
喜んで。
ただ、今回ブルージュではほとんど外で夕食をとる機会がなかった。
行けたのは「うなぎ」を食べるために郷土料理を出す店Den Dyver(日月休)と、友人を連れて行きたかったRockfort-Barsalon(土日休)のみ。
あと一軒、日曜の夜に行ったシーフードの店はぜんぜんおすすめできない...
他の日は義理の両親と食べたり、パリに行っていたりした。
De KarmelietのGeert Van Hecke氏が、カルメリットを閉めた後、数件隣に出店したZet 'Joe(日月休)にも行きたかったし、日本から来てくれた友達とはSan Cravate(日月休)に是非行きたかったのだが。
日曜、月曜のブルージュでは、わたしが帰ったら行きたいなあと思うようなレストランは軒並み休みである。
たぶん、昔からの習慣を変える気がないか、純粋に食材の調達ができないのだろう。
Sans Cravate
Refter
Den Gouden Herynck
Hertog Jan(隣街)
De Jonkman(街の外)
Zet' Joe
Quatre Mains
Franco Belge
以上はどこも日曜日と月曜日が定休日。
かろうじて
Rockfort-Barsalon(土日休)
Bistro Nomie Bruut(日休)
日曜日、全滅...
とにかくブルージュの日月は夕食ジプシー覚悟で。
ホテル併設の店は常に営業しているので、今年の春に2ヶ月で大改造されたDukes Palace(元ケンピンスキ・ホテル)のレストランなどは覚えておくともいいかも。ただメニュー数はがっかりするくらい少なく平凡だけど...
久しぶりのデン・デイバーのうなぎの素揚げはとてもおいしかった。ロックフォール・バアサロンも相変わらずよかった。
友らはどこに一番はまったかというと、パンとケーキのAcademieアカデミー(月火休)。彼女たち、毎日2回くらい行っていた!
デリカテッセンのDe Westhoek(日休、月曜日が不明)にパーティー用のチーズとハムを買いに行ったら、6年ぶりに会う親父さんがわたしたちが毎回好んだチーズ「サン・フェリシアン」を始め、好みを完璧に覚えていてくれて大感激。そりゃ流行っているはずだ。
このお店はホテルの部屋などで食事を済ます場合におすすめです。
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さようなら夏の日
わたしが17歳だったのはもう何十年もだが、娘がいるおかげで、失ってしまった時を追体験することがある。
今年、娘は音楽のサマースクールに通った。
彼女のメインの楽器ピアノではなく、フレンチ・ホルンでの参加で、ブラスの奏者だけがイングランド国内はもちろん、近くはフランス、遠くはマレーシアから60人近く集まったのは壮観だった。
ブラス奏者というのは比較的男性が多い統計なのか。60人中、男子9割、女子1割、女の子は誰もがちやほや姫扱いされる超うらやましい環境。
普段同年代の男子と接する機会ゼロの娘は、音楽家はみんなジェントルマンであると演繹してしまいそうなほどみんな礼儀正しいと感心していた。
...ああ楽しそう。わたしもブラスをやっていればよかった(笑)。
人数が少ないホルン・グループの中にはひとつ年上の男の子がいて、同じ楽器を演奏するということもあり、彼とは特に仲良くなった次第。
最後の日は家族や友人も観覧できるコンサートが催され、娘たちはその後、小グループで食事に行った。
いよいよ帰るという時刻に、たまたまわたしたちとの待ち合わせ場所で彼ら2人を見かけたのだが、なんかこう、自分の遠い夏を思い出してしまった。
近頃はSNSという神器があるおかげで、わたしたちのころのように一旦連絡が途切れたらそれでほとんど永遠に終わりというような焦燥な感じではない。が、遠くに住んでいる者同士、「もう2度と会えないかもしれない」感が漂っていて、声をかけられなかった。
娘は結局、嫉妬に狂った父親(笑)に急かされて、彼の両親と談笑していたその場を去ることになるのだが、彼の言い放った「またね!」というのが響いて、ああ、もう2度と来ない夏!
17歳の夏...自分がひとつ年上の男の子と神戸の東遊園地のベンチに座っていたのを思い出す。
彼はものすごく礼儀正しい男の子で、うちの母の評価も高かったのだが、彼の大学進学先が関西ではなかったため自然消滅。
そんなことはすっかり忘れていたものの、わたしが人生ですでに消費してしまった50回くらいの夏のうちの、ひとつの夏を思い出した。
わたしも娘も「礼儀正しい男子」に弱いみたいです。
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marienbad
先日、こなごなの星屑にしてしまった同じ皿をパリで求めた。
ロンドンで買うよりわずかに安いので。
いつも使っているインセンス(線香)Villa Medicis は趣向を変えてMarienbadにした。Marienbadはロンドンでは買えない香りなのだ。
早速この写真を親友に転送。
彼女はすぐに返事をくれて「あれを香りで体験できるの?!」と言ってくれた。
彼女はこの20年間というもの、ずっとこっちに遊びに来たいと言いながら空想し、しかし海外旅行は彼女にとっては日常圏外にあるらしく、なかなかハードルを越えてやって来れないタイプの人だ。
こっちに来てくれたら一緒に訪れたいところは数あり、チェコのマリアーンスケー・ラーズニェはそのひとつなのだ。
でも今年か来年あたりはもう待ちきれずに行ってしまいそうですよ...
来年の夏は(<単にこれから日が短くなるので)自分で車を運転して、ドーバー海峡を越え、ベルギーとドイツを横断、ひとりで行ってみようかなあ。
帰りはもちろんミュンヘンで立ち止まりたい。
で、誰かに「先週マリエンバードでお会いしましたね」とベタなことを言って遊んでみたい。
まあそんなチャンスないだろうけど。
彼女に電話でもするか(笑)。
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a tale of three...
学校が始まるのに合わせて帰英しました。
友人たちと訪れたどの街も天気に恵まれ
(上写真ロンドン、ブルージュ、パリだけでなく)
わたしは必殺雨女で
日本から来てくれたメンバーの中に晴れ女がいたにちがいない
彼女たち3人とも心当たりはないと断言していたが
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