2002年式のレンジローバー ヴォーグに試乗しました！
実はこのレンジローバー、次期マイカー候補の一つなんです。デビューしたての頃に一度試乗したことがあり、そのあまりに優雅な乗り心地に衝撃を受けた記憶があります。先日試乗したディスカバリーとの比較も含め、早速インプレです！
●居住性★★★★
いや、独特の世界観は健在ですね！居住空間の広さは言わずもがなですが、まず乗り込むと上質な革張りのインテリアが好印象。着座位置が非常に高く、下界を見下ろす形になります。乗り心地もエアサスが効いてて非常にスムーズ！実に優雅な乗り心地です。唯一難点を挙げるとすると、カーナビ等の電子デバイスがさすがに時代を感じさせる点ですかね。プラスチック類の質感もちょっと今の高級車の基準からするとチープです。とはいえディスカバリーより上質なのは間違いありませんので、気分が上がります。
●動力性能★★★★★
さすがBMWエンジン、下からトルクフルで、上まで実に気持ちよく回ります。そしてその時のパルスの効いたサウンドが非常に気持ちいい！こんなに気持ちいいエンジンは、SUVではBMW X５のディーゼル直６以来です。ATの設定も絶妙で、ドンっとアクセルを踏んでもATの角が取れた優しいキックダウンの後、BMWエンジンが唸りを上げますし、通常走行時は軽くアクセルを添えるだけでスルスルと風を受けた帆船のように巨体を進めます。この豪華クルーザーのような乗り味こそレンジの真骨頂です。
●ハンドリング★★★★
このハンドリングもレンジローバー独自の世界です！軽くロールしながらも、スッとハンドルを切った方向に気持ちよく曲がっていくこのセッティングは見事！カイエンやX５、Fペースのようなスポーツカーもかくやという水平移動感はありませんが、むしろこちらの方が上質に感じます。まるでふた回りくらい小さな車に乗っているかのようです。
●総合評価★★★★
いやー実にいいですねレンジローバー！10年以上前に試乗した印象ほぼそのままです。ディスカバリーもいい車でしたが、さらに高級車としての洗練度が磨かれています。そして他のスポーツSUVにはない、爽やかなスポーティさも持ち合わせています。他のSUVよりさらに高い視野から、優しい乗り心地やタッチを担当していると、気分は領地を見回る領主といった感じ：） あくせく走る気持ちはなくなります。この世界観が、ジャガーと並ぶレンジローバーならではの個性ですね。ただ、いくら視界や見切りがいいといってもこの巨体ですから、狭い道でのすれ違いには気を使います。最近のSUVみたいにアラウンドビューモニターも付いてませんしね。そのあたりを考慮すれば、今でももちろんオススメでした！
では動画で気持ちいいBMWエンジンのサウンドをお楽しみください。
 |
LAND ROVER STYLE 特別保存版―ランドローバーの全てをこの一冊に収録! (ぶんか社ムック 302) |
| ぶんか社 | |
| ぶんか社 |
 |
レンジローバー・バイブル (Neko mook (498)) |
| ネコ・パブリッシング | |
| ネコ・パブリッシング |