BMWのEV、i4 eDrive40に代官山で試乗しました!
各自動車メーカーから次々の電気自動車が発表されており、今までの普及タイプ(コンパクトカーやSUV)に加え、クーペタイプもいくつか出てきました。i4はその一つです。果たして、BMWのクーペに期待されるスポーティさと居住性を満たしているのでしょうか?早速、試乗インプレです!
●居住性★★★★
エクステリアの基本フォルムは、いかにもBMWのクーペという感じで、EVだからと気をてらった感じはありませんね、安心の造形です。
インテリアはメーターとインフォテイメントモニターが一体になった最近流行りのタイプです。それ以外はBMW共通のデザインモチーフです。
4ドアクーペなので、普通のセダンと比べたら天地やリアの膝前はタイトではありますが、クーペとしては結構広い空間ですね。一応、5人乗りですし、トランクスペースも470Lと広い上にハッチバックで開口部も大きいので使い勝手は良さそうです。3シリーズのシャーシを流用しているのでEV専用ボディのような広さはありませんが、実用性のあるクーペとしては及第点以上。
乗り心地は、まずEV特有のフロア剛性の高さを感じます。コンフォートではあまり気になりませんが、スポーツモードでは荒れた路面ではそれなりに車体が上下します。とはいえ、総じて快適です。
●動力性能★★★★
340ps,430Nmを発生するパワーユニットは0-100km/h 5.7秒と瞬足。停止状態からアクセルを踏み込むと、ググッとトルクを発生し、スルスルと速度を上げます。BMWのクーペらしい、スポーティなフィーリングです。
ただ、車重が2tを超えるので、スペックから想像されるよりも落ち着いた加速です。
●ハンドリング★★★
BMWらしい手応えのあるフィーリングで、直進安定性は高いですね。コーナーでの挙動も重厚感のある感じで安心感が高く、ロールもほとんど発生しません。重心も低いのですが、そもそもBMWはどれもコーナリング性能が高いので、ガソリン車に比べて大きく違う!という感じではありません。
●総合評価★★★★
結論としては、今まで内燃機関のBMWに乗っていた方にも違和感なく乗り換えられる雰囲気にまとまっていますね。中々スポーティで実用性も高いというBMWのグランクーペらしさは健在です。バッテリーも84kWhと容量も大きく、カタログ値で満充電で590km走れるので、実走行も500km近く走れると思います。これで価格が750万円〜なので、バリューは高いですね。
個人的には、もう少しEVならではの驚きが欲しいところですが、市街地での短時間試乗だったので、真価を掴みかねている感じもあります。機会があれば、高速道路でも試乗してみたいですね。
では、動画をどうぞ!