マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

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2006年11月22日 | 民生委員

「北九州におけるホームレス問題を解決するための市民協議会」 の一環として、『自立支援居宅協力者の会』 を開催しました。

困窮などの理由から社会的な人間関係を喪失し、ついには家(ハウス)まで失ってホームレスとなった人達を社会に戻す。 そのためには、「ホーム」 を復活する必要があります。

現状は、社会的偏見などで住む家を確保できないケースが多いのです。 会では、居宅設置を推進していくための具体的な対策、そして行政サイドなどに望むこと等を協議しています。

来年の2月末までには、ある程度まとめていく予定です。

これは私見なのですが。 今の行政施策は規則に縛られ過ぎていると感じます。 人によって状況は多様です。 その多様さに対応するような柔軟性も必用だと考えます。

例えば。 生活保護の対象になるかならないか、の判断だけでは解決できない問題があります。 完全に自立することが難しい人には、何割かの無理な部分を保護でカバーする、などの施策はとても有効だと考えます。

そう出来れば、「オールorナッシング」 ではなく、自立を目指して離陸することが可能になる人も多いのです。

民生委員をしていても感じることです。 完全に生活保護になるまではない人であっても、あと少し支援の方策があればこのまま生活できるのにな、という場面は少なくありません。

一方、行政の人達が献身的に働いている姿も見ています。 いや。 個人の能力を超えた件数を抱えて日夜奮闘しているのが実態です。

この状態で、ひとり一人に細かい配慮と対策を、と言っても酷なことだと感じています。 ケースワーカーさんなど個々の担当の方を責める気持ちはありません。

仕組みの問題、社会システムに問題があるように感じます。

それ故、県庁や市役所での談合などに接する度に腹立たしさを抑えられません。

旧大蔵省の 「ノーパンしゃぶしゃぶ」 事件も忘却の彼方。 今年の社保庁のデタラメぶりや県知事逮捕なども、直ぐに忘れ去られるのでしょう。 それが国民性でしょうか?

ホームレス問題の解決から、話が飛躍してしまいました。

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