マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

研修会 ②

2007年01月21日 | 民生委員

研修の昼休み。 隣の男性と話をしてみると、同時期に中学校PTA活動をしていた方でした。 奇遇ですね。

さて。 午後は、事例を題材に各自で考えてから、グループ討議しました。 少し長くなりますが、転記します。

<来談者:中学校1年生 女生徒> 私、もう家にいるのがいやなんです。 お父さんとお母さんがいつも喧嘩していて、それで決まってそのうちに私のこと叱るんです。 この間も、お父さんに押し入れに何時間も入れられて、ご飯を食べさせてくれませんでした。 お母さんはあんなお父さんと別れてしまえばいいんです。 お母さんがかわいそうです。 でも、…もし離婚したら、お母さんは妹を連れて行くって言うんです。 それで、私がお父さんと一緒だって言うんです。 私、お母さんがいいんです。 お父さんなんかイヤなんです。 私がお母さんと一緒にいる方法はないですか。

非常に短い題材です。 実際は質問を重ねるでしょうが、今回は演習として取り組みました。

質問1:あなたの前にいるこの子の気持ちは 「今」 どんなだと思いますか。3つ以上あげてください。その中で一番強い気持ちはどれだと思いますか。

質問2:この子に対して、なぜ両親は自分たちの喧嘩の果てに、この子を叱ったり、押し入れに入れたり、食事を与えなかったりするのだと思いますか。その時この子はどんな気持ちだと思いますか。

質問3:あなたの判断では、なぜ母親は妹で、なぜ父親はこの子を連れて行くというのでしょう。母親は父親がこの子を連れて行くということをどう考えていると思いますか。

質問4:この子はこれまで 「お母さんと一緒がいい」 と主張してきたと思いますか。もし、していなかったらどうしてだと思いますか。強く主張すればその 「願い」 はかなえられると思いますか。それに対して父親はどのような態度をとると思いますか。

質問5:この子は 「お母さんと一緒」 にいることができたら多少とも幸せになると思いますか。もし、母親がこの子を受け入れてくれなかったらどうなるでしょうか。

質問6:この子はあなたのところに何をしに来ているのだと思いますか。この子はなぜあなたのところにやって来たのだと思いますか。

質問7:この子にどうなって欲しいと考えますか。そのために何か助言するとしたら、どんな助言が考えられますか。その助言をこの子が実行するためにはどんなことが必要だと考えられますか。

質問8:この子にこう訴えられたとしたら、さしあたりどう応答しますか。あなたのその言葉にこの子は何と応えると思いますか。

正解はこれだ、というものではありません。 各自で考えてからグループ討議をして、色々な見方があるなぁと感じました。

最後の質問は時間の関係で討議できませんでした。 私が応答すると思う言葉は、次の通りです。 『そうだね。わかるよ。』

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