マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

管理費の見直し

2007年01月28日 | マンション管理士

マンション管理組合の会計は、企業経営と似通っていると感じています。

将来計画を立てて、定期に見直しを行うことが肝要です。 収入と支出の実績を分析して、支出を削減する方策を実行していかなければなりません。 先々、資金が不足するようでしたら、収入増の方法(管理費などの改定)も考え実施しなくてはいけません。

相談を受けているマンションでは、一緒に費用削減に取り組んでいます。 先ず、無駄な支出から見直していきます。 本当に役に立っているのか、今の価格で適正なのか、科目別にチェックしていきます。

例えば、マンションの損害保険です。 あまりにも掛金が高いので、本当に必要なものなのか、保障内容をチェックしてみました。 また、他社の損保会社からも見積をとってみました。 その結果、同様の保障内容で掛金が2割以上削減できた例もあります。 あるいは、免責金額が高かったのを1万円に引き下げ、しかも掛金が少なくなったケースもありました。

損害保険は、一度契約すると、なかなか見直す機会はないのが実情のようです。 しかし、損保のマンション保険も年々見直されています。 より良い商品に切り替えてしかも掛金(費用)を削減できることは、知っておいて頂きたいものです。

保険以外でも、清掃や植栽管理、各種メンテナンスや警備など見直すべき対象は多く存在しています。 例えば清掃内容の見直しや業者さんの変更により、居住者の方からたいへん喜ばれたケースは幾つもあります。 しかも、清掃費は安くなったのです。

「今までがこうだったから」 と安易に妥協してはいけないのですね。 よりよいものを求め、より安い商品やサービスを捜す努力で、マンションは良くなっていきます。 私と一緒に考えて実行しませんか?

より安心で快適な生活に改善するとともに、費用を削減して、将来に備えていきましょう。

人気blogランキングへ ← クリックを御願いします。

ブログランキングに参加中です