チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

<11.2 高江・政府交渉の記録 その②>警察は違法ダンプトラックに対して毅然とした対応を!

2016年11月06日 | 沖縄日記 高江

  11月2日の政府交渉では、違法ダンプトラックの問題について政府を追求した。

 以下、この問題についての当日の記録を掲載する。

       防衛省        国土交通省         警察庁

 

 

<質問>

 今回の北部訓練場でのヘリパッド工事では、表示番号のないダンプトラック(ダンプ規制法違反)、また、さし枠の取付け、助手席の窓への着色フィルム貼付け、リアバンパーの切断、排気管の開口方向違反、最大積載両の表示がない等の道路運送車両法違反のダンプトラックが連日、国道、県道を走行している。この問題については、以前から指摘されていたが、本年10月15日、市民らが沖縄陸運事務所に訴え、陸運事務所も違法車両の疑いがあると認めたことから、地元新聞2紙が1面トップ記事で大きく報道した。

 稲田防衛大臣も、この問題について10月18日後の閣議後の記者会見で、「事業者として、受注者に対し改善するよう指示をした」と述べており、防衛省も違法ダンプがあったことを認めている。

 現在、道路運送車両法違反について、政府をあげて『違法改造は犯罪です』とキャンペーンを続けている中で、沖縄防衛局が発注者である公共工事でこのような違法行為が行われていることは許されない。

 ところが、沖縄県警、さらに他府県から派遣された機動隊や警察職員らは、採石場から工事現場まで、ダンプトラックの車列の前後に何台もの車で警護しながら走行している。そして、市民らが「違法車両だ。取り締まれ」と訴えても、これらの違法車両に注意することもなく、逆に、抗議する市民らを規制して、違法車両をそのまま走行させている。

 これらの問題について次のとおり質問する。

 

 

防衛省の当初の回答

 

(1)現場には防衛局職員が多数配置されており、連日、こうした違法車両を見ているにもかかわらず、今まで是正を求めなかったのは何故か?

 

 ●(防衛省)一部の車両について、経年変化や汚れなどにより表示番号や最大積載量の表示が一部、見えにくかったこと、また助手席の窓が運転手の視野を妨げる恐れがあったことから、事業者として、受注者に対し、改善するよう指示を行った。これについては受注者において適切に対応しているものと承知している。

 防衛省としては、関係法令の遵守について工事受注者に引き続き注意喚起してまいります。

 

 

(2)稲田防衛大臣は、この問題について10月18日後の閣議後の記者会見で、「事業者として、受注者に対し改善するよう指示をした」と述べている。防衛省としてどのような違反事実があったと認識しているのか、具体的に説明されたい。

 

 ●上記⑴の回答と同文

 

 

(3)ところがその後も北部訓練場のヘリパッド工事では、連日のように違法ダンプトラック(ダンプ規制法の車両番号の明示違反や排気管の開口方向違反等)が砕石を運搬し続けている。防衛省として、受注業者に対して、ただちにこれらの違法ダンプトラックの使用を中止するよう指示されたい。

 

 (防衛省)事業者として、受注者に対し、これまで表示番号等の表示や排気管の開口部などを含め、改善するよう指示をした。これについては、受注者が適切に対応している。

 

 

(4)ゲート内の工事現場や工事用道路では、積載オーバーの4トンダンプトラックや、サイドミラーのない整備不良車両等が走り回っている。積載オ―バーはただちに止めさせ、整備不良車の使用を禁止されたい。

 

 ●(防衛省)工事を行うにあたり、関係法令を遵守することについては設計図書に記載し、受注者に求めている。仮に、これについて疑わしいものがあった場合は、引き続き事実関係を確認するとともに、関係法令を遵守するよう受注者に注意喚起してまいります。

 

 

(5)また、受注業者の車両の荷台に警察官等を乗車させないよう徹底されたい。

 

 (防衛省)関係法令を遵守することについては設計図書に記載し、遵守を求めている。仮に、これについて疑わしいものがあった場合は、引き続き事実関係を確認するとともに、関係法令を遵守するよう受注者に注意喚起してまいります。

 

② 国土交通省の当初の回答 

 

(1)国土交通省として、今回のヘリパッド工事における違法ダンプトラックの走行の事実を確認しているか。今までどういう措置をとってきたのか。

 

 ●(国交省)車両の一部について、10月14日、18日、26日に市民の方から沖縄総合事務局に対し、道路運送車両法で定められている最大積載料の表示がないなどの情報提供があった。

 通常、このような情報提供があった場合には、道路運送車両法にもとづいて車両の使用者に対して、ハガキにて違反事実のある場合には法にもとづいて是正するよう求めた。 

●今般の不正改造の疑いのある事業者に対しては、工事発注者である防衛局から、10月16日付で受注者に改善指示がなされ、沖縄総合事務局からも、10月19日以降、電話にて沖縄防衛局に改善要請を行った。 

国土交通省としては、今後も防衛局と協力して、当該工事において道路運送車両法関係法令が遵守されるよう対応してまいります。

 

警察庁の当初の回答 

 

<質問>

 今回の北部訓練場でのヘリパッド工事では、表示番号のないダンプトラック(ダンプ規制法違反)、また、さし枠の取付け、助手席の窓への着色フィルム貼付け、リアバンパーの切断、排気管の開口方向違反、最大積載両の表示がない等の道路運送車両法違反のダンプトラックが連日、国道、県道を走行している。この問題については、以前から指摘されていたが、本年10月15日、市民らが沖縄陸運事務所に訴え、陸運事務所も違法車両の疑いがあると認めたことから、地元新聞2紙が1面トップ記事で大きく報道した。稲田防衛大臣も、この問題について10月18日後の閣議後の記者会見で、「事業者として、受注者に対し改善するよう指示をした」と述べており、防衛省も違法ダンプがあったことを認めている。現在、道路運送車両法違反について、政府をあげて『違法改造は犯罪です』とキャンペーンを続けている中で、沖縄防衛局が発注者である公共工事でこのような違法行為が行われていることは許されない。

 ところが、沖縄県警、さらに他府県から派遣された機動隊や警察職員らは、採石場から工事現場まで、ダンプトラックの車列の前後に何台もの車で警護しながら走行している。そして、市民らが「違法車両だ。取り締まれ」と訴えても、これらの違法車両に注意することもなく、逆に、抗議する市民らを規制して、違法車両をそのまま走行させている。

 警察として、このような状況を見逃しているのはなぜか。違法車両に対し直ちに摘発すべきではないか。

 

  (警察庁)道路運送車両法に違反する疑いのある旨の情報がよせられた工事用車両について、沖縄総合事務局による行政指導が行われていることは承知しているが、警察庁の立場から、個別具体的な事案における法令違反の有無や取締についてお答えすることは差し控えたい。

 ただ、この点で付け加えれば、沖縄県警察においては工事用車両の警護を行っているものではない。現場における混乱及び事故の防止のために必要な警備を行っている。 

***********

<以下、3省庁との質疑応答> 

○(福島議員)違法車両ということは一目瞭然ではないか?

● (警察庁)違反事実が認定されたということではなく、あくまでも違反の疑いのあるとの情報が寄せられて、沖縄総合事務局による行政指導が行われた。いずれにせよ、警察の立場から個々具体的にお答えすることはできない。 

○(福島議員)現場には多勢の警察官らがいるのだから、すぐに違法がないよう対処すべきだ。

●(警察庁)沖縄県警察において、個別具体的な事情に応じて適切な対応がとられるものと考えている。 

○防衛省さんにお聞きしたい。10月18日、稲田防衛大臣がこの問題について記者会見を行い、「業者に改善するよう指示した」と説明した。

 しかし、この問題は不正改造であって、見れば一目で分かることだ。現場には多勢の防衛局職員がいたにもかかわらず、10月14日に市民が陸運事務所に訴えるまで違法ダンプが放置されていたのは何故か?

●(防衛省)繰り返しになるが、一部の車両について、経年変化や汚れなどにより表示番号や最大積載量の表示が一部、見えにくかったこと、また助手席の窓が運転手の視野を妨げる恐れがあったことから、事業者として、受注者に対し、改善するよう指示を行った。 

○それはもう聞いた。現場には多勢の防衛局職員がいたのに今まで放置されていたのは何故かと聞いている。

●(防衛省)防衛省としては改善するよう指示したところであり--- 

○余計なことはいい。市民が問題にしなかったらこの問題は今でも続いていただろう。7月末から市民が訴えた10月14日まで、毎日大量のダンプトラックが出入りしている。そのほとんどが違法車両だった。それを防衛局が今まで放置していたのは何故ですか?

●(防衛省)一部で番号表示が見えにくかったり、助手席のドアが視野を妨げるようなことがあった点について改善を指示したのであり、違反であったという認識ではありません。 

違反ではないというのか? どういうことか? 違反だから是正を指示したのだろう。

●(防衛省)防衛省としては、改善するよう受注者に指示したところであり、受注者は適切に対応した。 

○防衛省は違反だったという認識ではないというが、国土交通省はどういう認識か?

●(国交省)道路運送車両法の保安基準に不適合の恐れ、もしくは不適法の状態であるという情報提供については、ハガキで回答を求めており、違反の事実についても是正の上、報告するよう求めている。 

○不正改造、道路運送車両法違反については、車を一目見れば分かる。防衛省は、「違法ではない」と言ったが、どういうことか?

●(防衛省)違法というような認識をしたものではありません。 

○今でも違法という認識をしていないのか? 不正改造や番号表示がないことは見ればすぐに分かる。公務員である防衛省職員がそんなことを言っていいのか?

  今、ここに『不正改造は犯罪です』というパンフレットがある。国土交通省が音頭をとって、警察庁も協賛している。政府あげて不正改造車をなくそうとする取り組みを進めているのだろう。不正改造は犯罪なんだ。厳しい罰則まで課せられている。 

○(福島議員)今日、防衛省の担当者は「違法ではない」という見解を示されたが、警察庁と国道交通省への要請です。現場の調査に入って、警察庁が今後、違法車両を取り締まってください。

 過去の車両についても調査し、違法はなかったのかを調べること、それから、違法車両の取締を警察庁と国土交通省でやってください。

 この2点を要望しますが、どうですか?

●(警察庁)繰り返しになりますが、警察の立場から個別具体的な事案について法令違反の有無やその取締の可否についてお答えすることは差し控える。

 いずれにしろ、沖縄県警察において、個別具体的な事情に応じて適切に対応する。警察庁が取り締まれということができないが、今日、こういった要望があったということは沖縄県警にお伝えさせていただきます。 

○今後、現場で市民が違法ダンプを確認した場合、警察に連絡したらどういう対応をしてくれるのか?

●(警察庁)個別具体的な事案については答えられない。 

○(福島議員)今日、警察庁と国土交通省は、こういう要望があったということを現地に伝えてください。

 今後、こういう問題があった場合は、警察庁に連絡すればいいのか?

●(警察庁)警察庁は捜査機関ではない。あくまでも沖縄県警で対応される。 

○国土交通省は違反事実を確認するという作業はしないのか?

●(国交省)通常、情報提供があった場合はハガキで対応している。 

○(福島議員)先ほど、警察庁が現場にこういう要望があったということを伝えると言っていただいた。今後、こうした違法ダンプがなくなることを期待する。

 

<現場内での過積載、整備不良車両について>

○現場内での過積載や整備不良車両の問題について再度、確認したい。

●(防衛省)関係法令を遵守することについては工事設計図書に記載している。疑わしい点があった場合は、引き続き事実関係を確認を行い、関係法令を遵守するよう受注者に注意喚起していく。サイドミラーのない車については、安全確保のためにも、補修を行う。 

○この点についても、何故、我々が指摘するまで放置してきたのか? 基地の中で県民の目にはなかなか触れないので、何をしてもいいとしてきたのではないか? 中には、多勢の防衛局職員や警察官らがいたのに、何故、注意をしなかったのか?

●(警察庁)個別具体的な事案についてはお答えできないが、沖縄県警において今後、適切に対応されること思う。 

残念ながら防衛庁からはきちんとした答えをもらえていない。議員事務所から再度、文書質問するということで、今日は時間もないので次の問題に移る。

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