(午前5時半、まだ閉じられたままの北部演習場メインゲート)
27日(木)の夕刻、緊急のメールが入った。28日、早朝から監視体制を強めるので、高江に集まってほしいというのだ。あわてて、夜、車を走らせ高江に向かった。
これまで、ヘリパッド工事を阻止するため、県道70号線の各個所で、住民の会や支援者らが、作業員が基地に入るのを監視し続けてきた。しかし、いつも午前8時半頃になると、N4のゲート内で重機が動きだし、7~8名の作業員が工事を始めてしまう。フェンスの中なので、もうどうしようもない。こうしてN4の1か所のヘリパッドは、もうほとんど完成に近づいてきてしまっている。
メインゲートから重機や砂利、作業員らが入っていることも確認され、その都度、ゲート前に座り込んだりして抗議を続けてきた。住民の監視が強化され、あからさまにメインゲートを使えなくなった彼らは、基地への新たな進入口を使いはじめた。
27日、その進入口がやっと見つかった。広大な北部演習場はフェンスもないので、それこそどこからでも入れる。高江から車で1時間ほどもかかる山の中で監視を続けていたMさんが、とうとう、早朝、基地に入る作業員を見つけたのだ。
詳しくは次のブログを参照されたい。 *ブログ・海鳴りの島から「森の中を行く作業員たち」
進入個所を見つけられてしまった防衛局、大米建設は、山からの進入をあきらめ、また県道70号線から基地に入るかも知れないというので、28日は、早朝から、山の監視とともに、県道沿いの監視体制を強化した。その結果、とうとう今日は、N4のフェンス内で工事が始まることはなかった。このまま年内の工事が終わればいいのだが。
昼は、Iさん親娘からの差し入れのすき焼き鍋。冷えた身体が温まった。
メインゲート横の座り込みテント
小雨にけぶる北部演習場