3月19日(木)も荒天のため、海上行動は中止になったようだ。私は朝から泡瀬に直行、「わんから市民の会」が呼びかけた海保の暴力行為に対する抗議行動に参加した。中城海上保安部の前には約150名の人たちが集まった。
た
最初に「海保太郎」が登壇した。1月29日に私に暴力をふるった後、自ら「海保太郎」と名乗った彼は、その後も暴力行為を繰り返し、「海保太郎」の名は一躍有名になった。登壇した彼は、この間の暴力行為を謝罪し、事務所の職員らに向かって「私は反省しました。もう暴力は止めよう!」「大浦湾から撤退しよう!」と訴えた。迫真の演技に皆、大笑いだ。
私も海保に暴力を受けた1人としてマイクを握った。同じく暴力を受けた船長2人も海保の暴力の様子を皆に訴えた。
当初、主催者は保安部と事前に調整し、抗議要請文を持って事務所に入る人数なども全て確認していた。ところが、保安部は今日になって、「那覇の海上保安本部に行け。ここでは文書を受け取らない。」とその態度を突然、変えてしまった。皆が怒ったのは当然だ。
フェンス越しに抗議の声を上げていると、誰かが「扉が開いている!」と叫んだ。保安部はうっかりしてカギをかけ忘れていたのだ。皆、そのままゾロゾロと中に入り、玄関の前に座り込んだ。
止むなく出てきた保安部の職員2名に抗議文を読み上げる。彼らは何も答えず、抗議文の受け取りも拒否した。
150名もの人たちが集まった今日の抗議行動は、従来の県民会議や政党等の呼びかけではなく、小さな市民グループが呼びかけて成功したものだ。こうしたいろんな取り組みが生まれてきているのは素晴らしい。