我々はこの間、高江のヘリパッド工事で使用されているダンプトラックのほとんどが違法車両だと指摘してきた(道路運送車両法違反、ダンプ規制法違反)。10月26日(水)は、8名で沖縄総合事務局を訪問し、嘉村運輸部長らにこの問題について今までとってきた対応策についての説明を求めた。
(左側、奥から手前にかけて3人目が嘉村運輸部長(10月26日、沖縄総合事務局))
沖縄総合事務局は、我々が提供した写真をもとに、違法と思われる点について、10月19日、使用者にハガキを送付して改善を求めたと答えた。18台の車両について指摘したが、15台分から「是正した」との回答があったという。また、沖縄総合事務局は、並行して発注者である沖縄防衛局に電話をし、改善するよう要請した。
沖縄総合事務局が、違法改造の疑いがあるとして防衛局に通知したのは次の諸点だ。
・助手席巻き込み防止窓への着色フィルムの装着
・速度抑制装置の取り外し
・前面ガラスに偽装品の装着
・差し枠の設置
・最大積載量の不表示
しかし、これらは一部にすぎない。今日も何枚もの写真を提供したが、排気管の方向違反、リアバンパーの問題、反射板など、まだまだ多くの問題がある。
我々からは、「これだけ大きな問題になったのに今も違法ダンプトラックが走り続けている。ハガキだけにとどめるのではなく、現場に行って車両を直接確認すること。また、県警本部にも連絡を入れ、違法車両をなくすために協力を求めること」などを強く申し入れてこの日の交渉を終えた。
ともかくこうした違法車両を走らせてはならない。今後も厳しく環視を続けていきたい。