チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

辺野古・違法アセス訴訟、集中審理(前半)が終了

2012年01月13日 | 沖縄日記・辺野古

  (1月11日 事前集会 発言するのはこの日の証言者・桜井国俊教授)

 アセス法を無視した辺野古・環境影響評価手続きのやり直しを求める訴訟もいよいよ山場、11日から13日まで集中証人調べが行われた。このアセスは、年末、未明の評価書持込みというだけではなく、2007年8月の方法書の段階から、違法な手続きが続いている。そこでこの裁判では、方法書作成のやりなおし、準備書作成のやりなおしを求め、住民等が、意見を述べる権利が侵害されたことに対する損害賠償を求めている。私も原告の一人だ。

       (1月13日、3日間の集中審理が終わった)

 1月11日は、桜井国俊(沖縄大学教授)、花輪伸一(世界自然保護基金ジャパン)両氏が証言台に立った。(しかし、私は、これから桜井さんの証言が始まるというときに自宅からの緊急呼び出しでやむなく帰宅。証言は聞けなかった。)

 12日は、阿部真理子(日本自然保護協会)、真喜志好一、安次富浩、山内繁雄(宜野湾市基地政策部長)の各氏。そして、13日は、粕谷俊雄(帝京科学大学)、細川太郎(ジュゴンネットワーク沖縄)、吉川秀樹(大学教員)各氏らの証言が行われた。13日は、午前、午後とも証言を聞くことができたが、この日はまさに、「ジュゴン・デー」。沖縄のジュゴンの現状と、辺野古アセスの杜撰さがよく分った。国側は、いっさい反対尋問をせず、この訴訟の門前払いを求める姿勢が露骨だったが、裁判長は、詳細な点まで質問を続け、あるいは判決でも事案の内容に踏み込むのではないかと期待を持たせるものだった。

 弁論の後は、進行協議が行われたが、そこでも裁判長は、高見澤元防衛施設局長の尋問に積極的な姿勢を見せ、さらには、国による埋立の手続きが始まるまでに判決を出したいと言明したという。当面、反対の姿勢を明確にした知事意見書を出させるよう、審議会等への取組を強め、こうした裁判所の姿勢を後押ししていく必要があるだろう。

 

       (1月13日夜、裁判報告会が開かれた。前には証言に立った各氏が並んでいる。)

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