チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

辺野古、危険な飛散性アスベストの除去作業が始まった!---石川文洋さんが乗船

2014年12月10日 | 沖縄日記・辺野古

 12月10日(水)朝、汀間漁港から「ラブ子」と「不屈」が出港。私は「ラブ子」でカヌー隊のサポートだ。「平和丸」はリーフチェックを予定している。

 気圧の谷の通過で南の風が強く、大浦湾には大きなうねりが入ってきている。時々、ザバッーと波をかぶりながら辺野古崎に向かった。

               (大きなうねりの中、大浦湾を進む「不屈」)

            (危険な飛散性アスベストの除去作業が始まった旧米軍隊舎)

 辺野古崎をまわり、旧米軍建物の解体工事の現場を確認する。解体工事のアスベスト問題については、このブログでも何度も説明してきた。従来は、それほど問題のない非飛散性のアスベストが使われていた建物の解体工事だったが、昨日からはいよいよ危険な飛散性アスベストの除去作業が始まっている。

 8日(月)、早朝7時に県や労働基準監督署の職員らがシュワブ基地に入り、飛散性アスベストの除去作業に向けた養生の様子を確認した。県の環境保全課は、今まで立入り調査にあたっては我々に事前に連絡をくれていたのだが、今回は、防衛局の要請ということで内密にしたまま立入り調査を行った。9日、県庁で仲井真知事への抗議行動を終えた後、環境保全課に行き、強く抗議した。

 県の立入り調査も終わったので、9日からは飛散性アスベストの除去作業が始まっている。我々は何度も説明会の開催や掲示板をゲート前に出すことなどを要求してきたが、そうした要求を一切無視したまま防衛局は飛散性アスベストの除去作業に入ってしまった。 

 今年度中には、合計15棟の旧米軍兵舎が解体される。工事図面等を公文書公開請求で入手しているが、15棟全てにアスベストが使われている。これからも、厳重な監視を続けていかなければならない。

        (強い波の中、辺野古崎に向かうカヌー隊)

 天候も悪く、選挙の応援に行っているメンバーも多かったので、今日は5艇のカヌーだけが練習に出た。強い逆風の中だったが、皆、上級者で、難なく辺野古崎を往復した。

 (写真家の石川文洋さん(前から3人目)が来られ、「不屈」に乗船された。)

 昼前、ますます風が強くなってきたので海上行動を切り上げ、汀間漁港に戻った。

 午後は、シュワブゲート前の抗議行動に参加。8日、9日の県庁での抗議行動とアスベスト問題について報告した。

 ゲート前の抗議行動は、車両の出入りがなかったこともあり、仲井真が退任し、翁長氏が知事に就任したということで、今日はのんびりムードだった。愉快な替え歌の披露などもあり、皆、大笑いだ。京都から来られた真由美さんの熱唱も。 

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