チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

アセス評価書を情報公開請求

2012年01月06日 | 沖縄日記・辺野古

 6日(金)の朝、県庁の環境政策課に行った。廊下には、大勢の報道陣が集まっている。どうしたのかと思って聞くと、沖縄防衛局が評価書の欠落部分を補充する書類を持ち込んだという。あるいは、再度の監視行動ができるかと思っていたが、先を越されてしまった。

 あわてて部屋に入り、古賀参事に話を聞く。持ち込まれた補充書も見せてもらった。

   (環境政策課の室内。今朝持ち込まれた補充書を報道陣に説明する古賀参事)

 

                    (6日朝に持ち込まれた評価書の欠落部分の補充書)

 持ち込まれた補充書は、「第4章追加分」とされた92頁のもので、A4のファイルに簡単に綴じられたものだった。本来なら、先の評価書に挿入できるよう体裁を整えなければならないはずだが、見出しや頁の記載も、評価書とは辻褄があわない。評価書のタイトルなども訂正しなければならない箇所があるが、それも訂正されていない。

 評価書は長く保存される重要な書類だが、こんな簡単なファイルなど、どこかに紛れてしまいそうだ。県は、防衛局に対して、評価書そのものに追加補充したものを再提出するよう求めるべきだろう。

 夕刻、沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団の申入れに同行する。この申入れにも、上記の点を組み入れてもらった。

 

*アセス評価書を公文書公開請求

 午後、再度、県庁に行き、今回のアセス評価書の公文書公開請求の手続をした。県は、知事意見書の作成にあたっては県民の意見を聞くと約束したが、そのためにも、評価書そのものを公開しなければならない。しかし、その具体的方法については説明しておらず、「防衛局に公開するよう求める」というにとどまっている。

 そこで、念のため、条例にもとづく公文書公開請求を行った。次の2種類の請求だ。

 ①評価書、要約書や送付書そのもの。 ②評価書のうち、オスプレイ、ジュゴン、飛行経路に関する部分。

 評価書そのものは7000頁もある膨大なもので、貴重種についての情報など、マスキングをしなければならないとこともあるという。開示まで時間がかかる可能性もあるので、別途、特に県民が知りたい、オスプレイ、ジュゴン、飛行経路等に関する部分だけの公開請求も行った。ともかく、知事意見書に県民の意見を反映させるためにも、一日でも早く評価書を公開させる必要があるのだ。

 今回の評価書に関する公文書公開請求は、これが初めてだという。条例では、請求から15日以内で決定される。この公開請求は、県や防衛局の評価書公開の動きを促進させるはずだ。県や、防衛局が、評価書を早期に全面公開すれば、評価書の公開請求は取り下げる。

 ところで、公文書公開請求は請求から2週間で開示決定がでる。この請求書を、明日(7日)の未明午前4時に守衛室に持っていけば、県は、7日を起算日として計算するのだろうか? それとも、連休明けの10日を起算日とするのだろうか?

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お粗末、沖縄防衛局! アセ... | トップ | 西表からのイノシシ肉でご苦... »
最新の画像もっと見る

沖縄日記・辺野古」カテゴリの最新記事