なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

「梅切らぬバカ」

2021年11月21日 | 

という映画を観てきて、色々考えさせられたので、それについて。

 要はさ、文句言ったり、色々反対運動だあとか、まあ、何か新しい事やちょっと変わったことをやろうとすると大騒ぎする人って、結局その人のアタマの中にある「秩序」の幅が極狭だってことなんだろうな、と。で、秩序の根拠ってのは結局その人が勝手につくり上げてる「他人様」でしょ。自分じゃなあんにも考えてないってことでもあるんですよね。

 こういう人って原則余裕が全くないもんで、例えば、家族が突発的な病気になったり、その後遺症が残ったり、自分自身が認知症なんかになったりなんだりで、「秩序」を破る事態になると、もう対応できない。オジサンに多そうですけどね。だもんで、妻がガンになったりすると、浮気したり離婚したりする。自分が認知症になると、それを認めることができなくて、暴言吐きまくったりする。運転能力が落ちたことを認められなくて(こういうのも、自分の「秩序」の範疇なんでしょうね)しまいに重大事故を起こしちゃったりする。

 こんなオジサンを渡辺いっけいさんが演じてて、かなりリアルでねえ。モラハラ親父なんだけどさ、どうやらこのヒト、おそらく勤務先で相当プレッシャーがあるんでないの?と考えちゃって。映画の中で、それがちょっとずつ剥がれるきっかけがあって。実に興味深かったです。なんでもいいから、秩序の幅を広げる努力をしないと、結局は自分に戻って来るんじゃないかしらね。

 文句言う奴が多いのは、マスコミが悪い。あいつら絶対褒めないっしょ。特に政府のやる事にはなんでも難癖付けりゃいいと思ってるフシがある。毎日新聞を読んでると、そのオジサン思考にうんざりするんだけど。最近は特にそんな感じが強くて、文章に加齢臭が漂ってる。契約を切ろうとしたら、「あと一年」と引き止められてしまったが。来年は切るぞ。記者のヘンな連載文章を読むたび、なーんか、このヒト、自己肯定感が低いよなあ、と。読む気になんない。誰の文もそうだから、ますますうんざりなんだ。どういうつもりなんだろう「自分はただ記事を書き散らかしてただけ」とか書くって。そんな文を読まされる(しかも金払ってだぞ!!!)こっちの身にもなってくれよ。それとも、卑下自慢?キモ過ぎ。訳分んないよ。

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飯能市立博物館

2021年10月13日 | 

へ。今期の大河ドラマに出てきた「飯能戦争」がどうも気になる、それに関する展示をやってる、とののぼりを見たもんで。飯能には別件で行ったのだが、せっかく来たのだし、と思って見に行った。小さなパネル展ではあったけど、色々勉強になりました。

 

 飯能戦争って、そもそも飯能だけで起きていたものではないのね。初発はなんと、この辺。扇町屋って、近所じゃないですかあ。ここから、どうやらR299沿いに飯能方面に移動していったようなのだ。扇町屋の次は笹井。で、飯能の天覧山周辺が大騒ぎになった。幕府側が隠れてそうな寺もあちこち焼き討ちされて、新政府側が徹底的に追い詰めたのね。で、平九郎さんが自刃と。お気の毒というかなんというか・・・・。

 見てるとなんともやるせない。なんか意味があったのだろうか?どっちの正義もありっちゃありだし・・・・・・。

 郷土史を習ったわけでもなし、大河ドラマがなければ知ることもなかったでしょうけど。

 こういう政権交代って、今現在だって、起きるとそのたびにガンガン人が殺される。日本の場合は江戸の焼き討ちがなかっただけマシだったとは思うんだけど。ドラマを見てると江戸城を新政府の政治拠点にしていたようだが、焼き討ちしてたら、建物がなくて仕事できず、そんな理由で内戦が酷くなった可能性もある。後先考えない人達。。篤姫様や和宮様の功績の偉大さよ。

 という訳で、あれこれ考えさせられる展示でした。大河ドラマって、こういう郷土史掘り起しのきっかけにもなるんですね。

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組織委員会

2021年07月21日 | 

のオジサン達って、何回同じ事を繰り返せば気が済むのかねえ・・・・。

 毎度一緒。勝手に人選して、いきなり発表して、トラブルが起きて白紙撤回して、最初からやり直し。競技場も、ロゴマークもそうだったのに、学ばないのか・・・・・。

 で、小山田氏。なかなかにふざけた人だなあ。ほーら見てごらんなさい、世界中から総スカン食って、やっと「スンマセン」だもの。言いたくなさげなのが見え見え。逆恨みしてる可能性すらあるよね。「あの雑誌め!」とか「あいつがいじめられやすい奴だったのが悪い」とか。遠藤なんか、なんとも思ってなかろうよ。

 ということで、当方、いささか驚いてもいるんですけど、15年以上前に書いた話にコメント付きまくりって、とても珍しいというか、ここまで被害者の皆さんが、辛い思いをしてたんだなあ(しかも、当時我々には学校ボイコットという選択肢すら与えられてなかった)、なのに、それを汲む気なんか組織委員会にありっこない、なんてったって、天皇陛下が臨席される国際大会のイベントに、こういうバカげた人選をした挙句、「責任はあるけど、丸投げだったから、知りませんでした~~~」なんて、信じられないような言い訳をぶっ放すんですもんね。これが、誠意を持った回答と言えるの?恥さらしとしか言いようがない。

 ということで、遠藤良宏に被害に遭った方、バンバンコメントに「あんな事あった、こんな事あった」と書き込みしてください。何十年もたってるのに、未だ洗脳されたまま、という人までいるようで、唖然としてるわけですけどね。「エースをねらえ」の読み過ぎだって。可能なら、それをまとめて青梅市や組織員会(まあ、オリンピックが終わったら即解散でしょうけどね。おじさんたちは今はもう、一刻も早く終わってくれ、と思ってるでしょ)にぶつけてみようかと思ってます。

 思うに。日本人は「師弟関係」なんてのに理想を持ちすぎ。プロテニス選手が一番その辺はシビアですけど(つまり「エースをねらえ」の主人公みたいな主体性のない、なんでもおぜん立てしてもらう甘やかされた選手なんかいないってこと)、コーチを雇う、ダメだと思えば速攻クビです。選手がコーチをクビにすんの。コーチもそんなもんだ、と割り切ってます。サッカーの監督もそうだね。ほぼほぼ解任でオシマイでしょ。そんなもんだと思ってる人しかできない、極めてシビアな世界が「教える」世界です。それが世界標準。一方、金が払えなきゃ、選手をサポートなんかしません。すべては契約です。これが今のプロスポーツの常識。先生様に教えていただいてありがとうございますって、金払ってんだから当たり前です。金払った分ちゃんと教えろって話。部活の顧問なんてのは、勝手にやってるんだろうから、なおさら感謝なんかする必要なし。こっちが頼んだわけでもないじゃん。ましてや、殴ってOKなんてありえないよ。

組織委員会の記者会見(59分後頃から始まります)。

 

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開脚前屈

2021年07月14日 | 

を10年以上やってきて、最近、顎と腹の皮が地面に到着するようになった。 成程、やってみるもんです。

 目的は、股関節の柔軟性を上げる、なんですけど。その目的は、馬ってことね。

 馬に乗るって、西洋馬術をやりたくば、とにかくバレエの2番&4番プリエができなくちゃダメ。西洋人の体の使い方はバレエに集約されてると思うんですが、膝が外旋できないと、馬術で拍車を使えない。日本の和式の乗馬だと拍車が存在しないが、これは、鐙を見れば分かる。

これは洋式と和式の鐙の絵で、上が洋式で、これに足先を突っ込んで載せて足元を確保する。和式は鐙がそのまま「足置台」になってるので、足全体を載せることができる。

 西洋人は革製長靴を履くのと、股関節が簡単に外旋できる傾向があるから、シンプルな鐙&拍車、日本人は股関節が外旋しづらい&草履ってことで、拍車という道具自体を思いつかなかったってことだろうなあ。

 今でも日本人の大半は股関節ガチガチで、そのまま馬に乗っちゃう&無理やり拍車を使おうとするもんで、拍車で馬の腹をごりごりこじってしまう。ので、拍車傷ができちゃって、可哀そうに横っ腹の皮膚が裂けて出血してしまう馬までいる。ま、一種の虐待ですな。にもかかわらず、指導員が「馬は痛みなんか感じないから大丈夫」ってバカな事を言ってのける、のが日本の乗馬業界のレベルです。ホント、サイテー

 拍車なんか、この10年近く使ったことないんですけど(ハミなしで乗ってるとそんなもん不要です。お馬さんが勝手に動いてくれる)股関節が柔軟でないと、結局馬の上で姿勢が保てない。あと、膝関節の外旋ね。これができないと、馬をトングみたいに足で挟み込んじゃう。別にそれだって乗れないわけじゃないけど。これやっちゃうと、全身がガチゴチ、とてもじゃないけど「癒し」だの「姿勢が良くなる」だの、一般的な「乗馬の効果」なんかに繋がりっこない。

 こうした人間側の準備もせんと馬に乗るから落馬しやすいんですよね。日本の乗馬&馬術の現実は、自分はなんもせんと馬にばっか文句言う、対馬パワハラが常態化してるってことで、その結果、馬が暴れて事故、となる。プロテクターなんぞ買わせるよりか、「人間側の準備」について、きっちりさせた方がいいと思うんですけどねえ。

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皇族

2021年05月27日 | 

の女性方って、なんでこう、つまらんことで批判されたり非難ごうごうになるんでしょ?多分ね、オジサンのやっかみだと思うんだけどさ。あと、オバサン=小姑軍団。

 こないだ、林真理子氏が三浦友和さんとなにか対談の中で「自分の娘には、ああいう人と結婚させたくない」」とか言ってて唖然。三浦さんが、返事に困ってましたもの。林さんに聞きたいのだが、あんた、直接その人と会って話でもしたことあるんか?一面識もない人物について勝手なことを言う、小姑そのまんまじゃん。ヤダヤダ。

この件について、ようやくマトモだと思う記事が最近いくつか出てきてます。gooの記事だと、これ。

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/entertainment/20210525121

 あと、毎日新聞の夕刊コラムを書かれてる、田中優子氏のご意見。

 この件、言いがかりみたいな記事を書き連ねて、文春も新潮も不敬じゃない?しつっこいし。ネチネチ粘着気質みたいでむかつく。他にもっと書くべきことがあるだろう。新潮なんか「国民の怒り」なんてたわけたことを言ってる。あたしゃ国民ですけど、別に怒ってなんかいませんよ。お気の毒だと思うだけ。もし、結婚がうまくいかなくなったって、それも込みで「権利」です。文春や新潮の記者ども、離婚した人が、まさか0ってことはないでしょ。

 きちんと努力なさってますよね、お相手の方、アメリカの法学校はきっついと思うんだけど。文句言う奴にはじゃあおまえ、同じようにやってみろよ!と言いたい。

 数百万金貸した、返してくれない、そんな話は巷にごろごろしてます。「なんでも鑑定団」を見りゃ分かる。

 この一連の記事を見ていると、皇族ってつくづく「人権」がないな、と思う。人権が保障されてない中で仕事を強制される、普通はうんざりですよね。本当にお気の毒だ。で、女性に風当たりが強いのは、結局オジサンの価値観だからだろうね。ヤダヤダ。

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ヤフオク

2021年05月26日 | 

やメルカリに出品されてる「馬関係グッズ」、最近やけに人用プロテクターが多いなあ、と不思議に思ってたんです。

 人用のプロテクターは、こういうの

 

 

自分も練習時は着てます。自馬さんと練習しているわけだけども、何かあった時に奴のせいにしたくない、備えておけば、つまらんことでカッとならずに済む、というのが主な理由です。メット&プロテクター、今はチャリに乗ってたってメットかぶってください、という時代ですもん、まあ、当然じゃないかと思う。

 しかし、ちょっとプロテクターの出品が多すぎないか?と不審に感じてた。しかも、凄~く高価なエアバッグ式の奴が増えてて

 そしたら、どうやら、例の最大手クラブさんが、今年の一月からエアバッグ式プロテクターを義務化したそうで。この方のブログを読むと、客の囲い込みレベルのすさまじさよ・・・・やっぱり「このクラブに入っちゃダメ」と言うしかなさげだなあ。なんかね、初心者クラスからこういうのを着て練習って、かなり気味の悪い風景にも思える。つまりは、「当クラブの馬は危険です。安全を担保できません」と公言してるようなもんだから。うーん、訴訟でも起こされてるのかもしれん。ありがちっぽいけど。プロテクターメーカーはウハウハでしょうけどね(1社独占だから)。

 結局、「なぜ馬がいきなり暴れるのか?」という根本原因にちっともフォーカスしないから、安全対策が後手に回ってしまうんでしょう。簡単に言えば、「馬術を教えるのやめればいいじゃない・乗馬を教えりゃいいじゃない」辺りなんだよなあ。馬術がどうこうなんてやるから、やれハミ受けだ、内方姿勢だって馬いじめになるわけで。馬術なんてのは、乗馬歴最低でも10年以上、せめて馬に負担がかからない「正反動速歩」をきっちりできる技術のある人でないと、基本課目すら無理筋です。そんな人、日本では1000人に一人だ。クラブホースでちょこっと程度じゃ、とても無理。で、馬術なんかじゃ、乗馬はできません。だって、外乗での基本「坂道上り下り」すら練習できないんですもんね。

 馬いじめを客が意図せずにやってしまうのが馬術の怖さで、従って、我慢できずに馬は暴れる、で、大事故というパターンが繰り返されているのが、日本中の普通の乗馬クラブの現実という訳だ。馬乗りたい=馬術やりたい人って何人いるの?普通、イメージしてないじゃん。乗馬やってて、その上馬術をどうしてもやりたい(馬術が乗馬より高級なんてことは絶対にない)人が、それ向けの乗馬クラブ(それ用のごつい馬がそろってるクラブ)に行けばいい、と思うんだけどな。そんな人、ほぼいないと思いますけど。

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ビジター

2021年05月03日 | 

で乗馬。自馬以外の馬に乗るのが2年以上ぶりじゃないかと思う。

 このご時世、県境から出るな、というふざけたお達し(まるで『翔んで埼玉』じゃ)が出てますが(で、それに従ってない人が多数っぽい理由だが、みんな気が付いてますよね、都なんか特にそうだけど、別に国民の皆様が大切だから出歩くなっつってんじゃないよね。結局オリンピックやんなきゃしょーがないから、協力しろよ、という事。インパール作戦かっつの。今や思うに、オリンピック=形を変えた東京大空襲になるんじゃないかね)県境から出なけりゃいいんだべ、ってことで。

 久しぶりなのは他の馬ってだけじゃなくて、そもそも、普通の鞍だの鐙だのハミだの、という「フツーの馬装」で乗るのがほんに久しぶりでねえ。。いや~~~~、こんなに「フツーの馬装」ってのが乗りにくいとはオッタマゲーション。

 まずは鞍。ブリティッシュの鞍って、なんというか「洋服」チックだと思うんだけど、要は、型紙を体に合わせて作成して、布を裁断してこしらえる、のはいいけど、いわゆる「標準体型」からちょっとでもずれると、もう、着心地が悪くなる。鞍もそうですわね。馬は動物だから黙ってるけどね。こっちにもフィットしてこないのよ。もう一つ、鞍って革製(かつ、更に油なんぞを塗れとかいうし)だから、滑るに決まってるわけだ。正反動がうまくいかないのは当然で、滑るから。キュロットにあれこれ滑り止めをつけるのが最近の流行りなようですけど、焼け石に水です。鞍が滑らなけりゃ済む話なのにさ。ついでに、鐙。あんなチャチな道具に足先を引掛けて乗れって、無茶言うなっつの。何回も鐙が外れてやりにくいったらない。馬は普通にしっかりやってくれたんだけど、どうやらいつもいつも押し込む運動ばかりさせられてるらしくて、辛そうで可哀そうだったな・・・・。

 ハミ・鞍・鐙、従来のこの馬装セットで乗ったら、いつまでたっても上達なし、という事は分かった。道具がダメダメ過ぎる。つまりまあ、その辺の乗馬クラブでいくら練習しても、無意味だと思います。旧来の道具以外使わせてくれないんだもんね。なんの改良もなし、それを受け入れる気もなし、そうやってる限り乗馬業界は廃れる方向にしか道がないぞ。

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震災

2021年03月12日 | 

について、思うこと。

 日本って凄いと思うのは、こないだの震度6地震でも、建物がぶっ壊れたり、人が死ぬことがなかった、点。地震に対するハード面の対策が、この10年で相当進歩しているのだなあ、と。しかし、津波に対しては?

 教訓というけど、一番の教訓は「危険な場所に住まない」だと思う。なのに、なんで津波が来た場所を元通りにしちゃうの?人を呼び寄せる方が間違ってる。

 マスコミは例によって、美談だかなんだかの三文記事を書きなぐってますけど、いつでも記事のトーンは「元の場所に戻って仕事を再開して(偉いですねえ)」という奴。帰らないのが悪いみたいに。

 悪いけど、帰らないのが正解だと思いますよ。100年に3回も津波が来てるのに(で、そのたびに莫大な被害が起きてるのに)それでも元の場所がいい、っていうのが全く理解できない。で、帰らなくちゃイカンみたいに煽るんじゃないよ、マスコミは。

 あとねえ、震災なんか思い出したくもない人とか、DV亭主が波に引っさらわれてセイセイした、って人、避難所で性被害を被らされた人もかなりいるはず。こういう話はとんと無視されるのね、おかしいよ。

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夫婦別姓

2021年03月09日 | 

について、やっと自民党が考えるようになったみたい。当たり前だ。

 この件、かなり問題だぞと思っているのは「従来の家族像」」とかいう話ではない。NHKの「日本人のおなまえっ」って番組でますますそう思うようになったんだけど、いわゆる「珍しい苗字」が、このままだと近々全滅する、のが確実じゃないかと思ってて。えーんかいな~~?

 別姓じゃない=どっちかに決めなくちゃならない、苗字はまあ、子供が有無なく引き継がされるわけですが、どっちの苗字か、選択権が子供にない、だけじゃなくて、そもそも結婚するとき、1/2の確率でどっちかが消滅するわけだ。そうなると、多い苗字がじわじわ増える、のは当然ですわね。現実には1/2どころではない。90%以上の確率で、女が男に合わせてるのが現状。そうなると、珍しい苗字の方は、何が何でも男の子供を作って引き継いでもらわにゃ、になりかねない。女の子=そこで苗字の引継ぎ終了、が実情だと思う。別にいいですけど、ならいいんですけどね。番組でも、「旧姓が珍しい苗字だったんです」という方は、ほぼほぼ女性ばかりでねえ。復活はない、わけでしょ。子供の数が減りまくっている今、苗字の引継ぎ問題は隠れた大問題になっている気がするんですよ。

 苗字というのも、番組を作るくらいだから、れっきとした文化の一種で、それが制度のせいで消滅する、そんなんでいいんですかあ?

 あと、本家だ分家だ墓守だってな話は、都市部ではもはや消滅している。墓=個人のもの、になってるし。地方だと、「墓石の墓場」」がどんどこ増えてる、ともいうし。墓守という概念が消滅しつつある、ということ。明治に無理やり作った「家制度」(これねえ、江戸時代までは大方武士&宮家階級にしか存在しない概念だったと思うのね。明治に庶民もどうぞ、ってなったのは、当時の人たちには晴れがましいことだったかもしれない)がもう、お荷物状態になってきている。宮家ですらそうなんですもんね。

 だから、国語学者の方とかがもうちょっとその点を発信されてもいいのでは、と思っちゃうのね。自分はまあ、どーでもいいんですけどさ。特に愛着もないし。ただ、自営業者としては、通帳等々の名義変更が嫌だ。仕事に差し支える。

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今回

2021年02月11日 | 

の件、日本のスポーツ界のいや~~~~~な部分がもろに出たなあと感じている。男尊女卑、というよりむしろ、「上下関係」よ。山下さんの柔道なんか、男尊女卑が元々ひどかった(だから大問題が起きた)だけじゃなくて、多分上下関係もすさまじいんじゃないかと思う。上の学年ってだけで先輩風吹かす奴、日本にはめちゃ多いじゃない。同じ大学とかだけで、エラソーにする奴。今は知りませんけど、一応出身校の東京農工大学馬術部なんかさ、JRAに結構人を送り込んでて、そのじいさんどもが馬術部に来る、新人がお酒のお酌をして回る、なんてのが慣例になってたそうな。それ聞いてぞわ~~~~っとして、馬術部なんか行くもんかと思って。正解でした。

 あとねえ、スポーツにつきものになってる「勝ち負け」問題。スポーツやると、なんか当たり前のように「大会だ、試合だ勝つんだ」になるのは、なぜなんだろう?別に大会に出なくたっていいじゃん、というスタンスでは運動部にいられないんだよ。足を引っ張るんじゃないよ、とやられてさ。

 女性はねえ、そもそもあんまり「勝負がどうこう」というのと相性が悪いと思っている。中学の運動部の体験はほぼ思い出したくないんだけど、嫌だったなあ、ユニフォーム。こんなのあつらえて試合ったって、どーせ市内予選1回戦勝てるかどうかじゃん、金がもったいない、と、その頃から思ってたから。

 そうなんだ、トーナメント、例えば部員が減ってるとかいう高校野球だってなんだって、結局県大会(?)の1回戦で、既に全国の野球部の半数が消滅。敗者復活(ってあるの?)でも、その1回戦で負けたらオシマイ。2回戦で全国の3/4が消滅、を繰り返すわけで。ほとんどの学校がそんな1回戦をやるために練習したり、ユニフォームを作ったりなんだりするわけで。なんか、むなしい・・・・・。と思うのは、自分だけ?

 高校では、体育系の部活に嫌気がさしてて、音楽系に行った。マンドリン部。マンドリン部のいいところは、「コンクールがない」点。そう、吹奏楽や合唱だと「コンクール」という勝ち負けのために練習させられるんだ。この件はもっと嫌なことが起きていたな。常に常連校が勝つ。審査員がそういう風に判断するから。審査する側に「審査するだけの力量」があったかが不明瞭でねえ。能力ない奴が忖度して常連校を勝たせてたんじゃないかと。

 マンドリン部には、「マンドリンクラブの集い」という、学外発表の場があった。在学中、その発表会を「コンクール形式にするか否か」という話が出たんだけど、ものすごい拒否反応で(参加校全てで嫌だ、という意見が大半だったと思う)ぽしゃりました。とはいえ、他の学校の同じクラブに演奏を聴いてもらうわけだから、練習に手抜きはなかったと記憶している。多分マンドリン部に集まった部員の人達は、吹奏楽とかで嫌な思いをした人が多かったんじゃないかしらね。ちっとも「音楽=音を楽しむ」にならないじゃないか、というね。
 スポーツも、勝ち負け、そればっかり、になると、ぜーんぜん楽しくない。それが楽しい、という人も時々いて(その辺は趣味の問題でしょう)&運がいい(ケガしないとか、金が続くとか、そのスポーツを続けられる場所が近くにあり続けたとか)&しかもめちゃ上手かった、という中で更に選抜されて金メダルなんでしょうけど。男は勝負事って元から好きな人が多いけどね、女は、別に、という人の方が多いんじゃないかな。スポーツのセンスがめっちゃある人を、学生の頃時々見かけていたけど、そういう人が、じゃあ、なにかの競技にはまって頑張りました、というの、あまり見たことないんですよ。一人ぐらいかなあ。

 でね、話は戻るけど、女性に役員とかをお願いできる人材がいない、といわれてるようですけど、競技引退後もそのスポーツの狭~~~~~い関係の中にどぷっと浸かって、ぐだぐだ上下関係の中で出世がどうこう、みたいな事(スポーツ団体って、結局は政治団体です。日馬連を見てると、つくづくそう思う)に魅力を感じて張り切って仕事する、なんて人、いないと思うから。オトコには多そうですけどね。

 思い出すのはむかーしの埼玉県馬連の総会。会員が1年で1/3も減少したのはなぜですか?と聞いたら、会長のオジサンに逆切れされましたっけ。「こっちも忙しい中でやってるんだ」みたいなことを言ってたなあ。まるで雪印の社長。ひょっとして、こういう人に目をつけられると、後が大変なのかあ、とその後気づいたんですけどね。そうなんだよ、こういう競技団体の上の奴に下手に意見なんかすると、その後が怖い。くわばらくわばら、となってる人、どこの競技団体にも多いんと違いますか?

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森さん

2021年02月11日 | 

てホントーに「失言大魔王」だなあ・・・・・ ま、今回に始まった事じゃない。未だにムカついてるのは、浅田真央選手についての発言。男子選手が同じ状況だったら、ああいう事を言ったかどうか?

 多分ね、家で奥さん等々かしづかせてきてるんでしょうね、ずう~~~っと。頭の芯の芯まで「女は男に従うもんだ」ってなってて、UPDATEできてないってわけだ。PCなら強制終了&再起動でどうにかできますけど、人間はなあ・・・・。

 この件について、一連のおじさん達の発言を読んでいると、昔々、当時の雪印の社長が「私も寝てないんだ!」とやって、エライことになった、のを思い出すんです。今だったら、大炎上じゃ済まない、不買運動くらい簡単に立ち上がっちゃって、当時の10~100倍くらいの大トラブルに発展してた可能性が高い。で、「大トラブルになったから、謝ります」というのがさ、また、人の神経を逆なでするんだよね。あーあ。トラブルにならないけりゃ、別に謝るつもりなんかなかったべ、という事でね。

 一方、結局、要するにみんなオリンピックなんかやりたくないんだろうな、と。やりたい人が多ければ、こんなに大合唱にならなかった可能性もある。いついつまでも強硬なIOCのせいで日本沈没になっても、IOCがケツ拭いてくれるわけない、ってことも誰もがとっくに理解している。

 テニスの全豪オープンですが、たった1競技なのに、大変な事態になっていた。選手&関係者の隔離、にもかかわらず陽性者の発生、更に隔離、その間の現地報道は、完全に選手を悪者扱い、と。そりゃそうで、オーストラリアは半年ロックダウンという強硬策で感染者を封じ込めた、その対策のせいでオーストラリア人であるにもかかわらず、海外から帰国できてない人も多いと聞く。それなのに、無理やり入国した挙句病気撒き散らしやがって!となるのは、むしろ当然の反応だと思う。テニスに興味関心のない人なら、ますますそうなりますよね。オリンピックの競技数を考えたら、もう、気が遠くなります・・・・・。道具の持ち込みだって凄い量になるし。それ全部消毒すんの?馬なんか、どーすんの?

 あとさー、遠藤良宏。聖火ランナーなんか、辞退しろよ。

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純正調

2021年01月25日 | 

で演奏できるのがヴァイオリンという楽器の特徴であり、強味だ、という話はよく聞きます、が。

 と言いますか、いきなりまーたヴァイオリンの話を書こうかと。

 というのはですね、ヴァイオリンて調弦の時からすでに「響き」を追っかけなければならない、調弦がかなり難しい楽器なんですわ。最初はもう、調弦だけで終わっちゃうくらい、難しいかもしれない。ま、これはギターなんかも同じですけど、ヴァイオリンはその辺をかなり厳密に追及する必要がある。調弦をきっちりできないと、全部の音がずれずれになっちゃうから。

 でねえ、純正調楽器だ、という誤解がありまして。これ、自分もずうっと騙されてた。ウソかい、というのはこの動画を見て分かったこと。

 ウソというのはちょっと言い過ぎでしょうけども。そもそも「純正調」の調律をやると、1オクターブの同じ音がずれちゃう。そうすると聴いてて気持ち悪いもんで、1オクターブの音はきっちり合わせるとして、余った余分な音をどこへもっていくか?について、ヴァイオリン系の楽器はかなり融通が利く、ということ、らしい。成程。曲の調性やら、音列やらから、ちょこちょこ修正をかけつつ演奏する。だから、例えば平均律だと(つまり、ピアノなら)ファシャープとソフラットは全く同じ音なんだけど、ヴァイオリンだと、フラット系は低めに取る、とかシャープ系は高め(というか明るめ?)に取る、等々の細工をしつつ響きをより良くしよう、なんてやれるらしいし、プロの方は当然そういう事を意識的あるいは無意識的にやっているわけ。

 で、この弊害というか、いつもリサイタルとかで聴くピアノ伴奏のヴァイオリンソナタって、なんかこう2つの楽器の音がしっくりこないなあと常々思ってたんですが、ピアノの平均律と、ヴァイオリンの融通効きすぎの調律が合わない場所があちこちに出てきちゃうから、響きが溶けあわない、と感じるのかもしれない。バッハの無伴奏だと、他の楽器なんか気にしなくていいから、とにかく和音をきちんと合わせる、一番響く音を探して、となるわけで、この場合、チューナーで音を調べる意味がかなり減ってしまう。チューナーは平均律を示しちゃうから。

 けど、そんなこと言ったって平均律すら分からんのだから、という事で、最初の頃はチューナー使ってたんですけど、結局めんどくさくなってやめてしまった。それよりかピアノアプリで調べたほうが速いんじゃないの?となって。で、それも段々面倒になる、頃に、ようやく和音がそれなりに合ってきたようなんです。

 まあね、ヴァイオリンを始めた頃にいきなり調律がどうこうとか高級な話を持ち出されても、おそらくはちんぷんかんぷんだったんじゃないかな。こうなると、むしろ、響きがどうのとか追及するよりか、平均律でいいからさっさと音とって演奏しやすくする工夫をした方がいいんじゃないかと。

 例えばフレットヴァイオリン。最近はこういうのがある。邪道というなかれ、音程取りにレッスンが終始するくらいなら、こういう楽器を使って、そこそこ正確な音程を最初から捕まえて耳をつくってった方が、却って早道じゃないかと。便利な道具は即使うのが吉。

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今年のまとめ

2020年12月31日 | 

 とりあえずは、1月にホースメッセをやれてよかった~~~~、って感じですか。その後の社会情勢はまあ、なるほど「疫病」とはこういうものか、という典型みたいになってしまったから。ただ、仕事としては、別段特に変化なし。馬について、更に考察が深まった、というのはあります。

 抗真菌薬(テルビナフィン)を1年以上飲ませて、蹄病はやっとこさ落ち付いてきたのだが、しかし、薬をいつ投与中止にするのか、を悩んでました。やめたら即再発しそうで。けど、一生飲ます訳にいかないし。

 どーしよー、と思ってた時にみつけたのが、これ。「活性誘導水」というもの。なんかアヤシそうでしたけど。

 試しに飲ませてみたら、おそらく大当たり。やはり草食獣は、腸内細菌叢に尽きるんですね。それがいい感じに安定してくれることで、動物自身も安定する。勿論、食餌等々も重要なんですけど。この水は、ウサギにも必要に応じて出そうと検討中。

 あとは、行政というより、メディアに腹立つことが多かった。コロナウイルス感染症については、結局感染しても症状に差があり過ぎる、のが食い止められない大きな原因。インフル等だと、まずたいてい感染寝込む、ここで止まるケースが多いと思う。のに、感染普通だったり、感染お陀仏だったり、とにかくバラバラ、こうなると、政策だけでどうにかするのは不可能でしょう。解決に「正解」はない。朝令暮改も当たり前、に対して一々ブウブウ言うマスゴミには本気で腹が立っている。

 思うんだけど、男どもって、とにかくケチ付けて、自分の優位性を保ちたがる所があるでしょ、特に行政に対しては、なまじ「批判するべき」みたいな「批判中毒」に陥ってる奴が多そう。どーだまいったかあ!とやってドヤ顔という。こういう連中が集まってるのが新聞社なんでしょうかね。

 今、毎日新聞に2つばかり記者の体験談が連載されてるんだけど、そのマッチョ思考にうんざりしてるのね。1つはヒマラヤに登った話、も一つは腎臓移植を受けた話なんだけど、二人とも「仕事が仕事が」って二言目には書いてて、だから1つ目は「休暇が取れない」とか言ってるし、もう一つは全身がむくみまくるという、冗談事じゃない状況になってるのに、まーだ「仕事が」とか言ってる。毎日新聞社は、自分とこの社員の健康管理もまともにできないのかよ!!と上司を問い詰めたくなるんだが、それだけじゃなくて、そうも仕事がどうしたって、どうかしてんじゃないの?あんたが記事書かなくたって、誰かが書くよ、別に紙面に穴なんか開きませんて。こんなんでよくまあ「仕事の仕方を変えるがどうの」みたいな特集が組めるよなあ。自分とこをまず、どうにかしたら?と言いたくなる。毎日新聞社の産業医にも色々聞きただしたいのだが・・・・・。

 ということで、来年はオリンピックなんかやらんでください。

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「こもりびと」

2020年11月26日 | 

というドラマが、Nスぺの枠で放映されましたね。重大関心を持っているテーマなので、ついつい見てしまう。松山ケンイチさんの演技がすごかったです。

 見ながら、あーあ、やっぱり親って子供には絶対に謝らないんだなあと思ってげんなりしていた。要求ばっかり。だから、歩道橋の上での武田鉄矢さん演じる父親が「生きててくれればいいから」なんてセリフも空疎にしか聞こえなくて。あんた、ホントにそう思ってんの?うそだろう?と、揺さぶりたくなってしまった。

 でね、この問題ですごくヘンだと思うのは。結局「金」の話なんでしょ、という事。ボロ屋でもなんでも借金なしの家があるなら上出来で、そこから1か月あたり生存に必要な経費はいくら?というそっち方向の「現実」がすぽっと抜け落ちてるんですよ。働いてほしいなんて言うけどさ、金が手に入ればいいわけで、その方法は「就労」とは限らない。株のトレーダーで食う(例の1ですけど)とか、なんでもいい、金が1か月生存に必要な分あればいい、じゃダメなのか?

 かつて、病院をクビになって、住宅ローンは毎月出てゆく、それにさらに借金こいて病院を自分で作ったわけですけど、退職金なんかあるわけもない、住宅ローンで目減りしてゆく金をどうやって補填するか、という時に、自分の維持に必要な経費ってどの位?が重要だったんですよね。大体1か月あたり2・3万くらいだったかな。税金は、収入がなけりゃかかりませんから。

 だから、日記なんぞよりか、家計簿を残してあげるべきだったんだよね。こういう風にやりくりしてましたという記録。または、元気なうちにFP等、金のプロに相談するとか。

 例えばティーンの子供に対して、親がため息をついちゃ、二言目には「金がない」みたいなことを言う、のもやってはならない事。具体性がないから、子供はすごく不安になってしまう。グチグチ言う相手が間違ってるっつの。通帳とかを開示して、具体的に、今現在はこうである、ふがいない親で申し訳ないが、大学行くなら国公立にしてもらえないか、とか交渉するのが筋ってもん。これを親はやりたがらないけど。不思議。

 あと、これは非常に重要なんだけど。親って「目でひっぱたく」んですよ。不機嫌面もそうなんだけど。それが子供を震え上がらせる。一番子供がおびえる事を選んでやってるフシがあるよね。その目がおっかなくて引きこもらー、っていうのは、むしろ当然じゃないでしょうか。子供を何とかしたければ、まずはアンタの不機嫌面をやめろ、と言いたくなりましたね。

 NHKのこの問題に関する話を読むと、一筋縄ではいかないことがよく分かるのだが、もっと金の話に単純化した方が糸口があるんじゃないかと感じるんですよ。家族間のもめ事にしちゃうと、解決策は、はっきり言って見つからない。

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ジェンダー

2020年10月30日 | 

の話となると、大体男から嫌がられますけど。

 そうねえ、こないだ観た「ヴァイオッレット・エヴァーガーデン」について。京アニの仕事ぶりには敬意しかないが(恐るべき作画レベルで、その繊細さには圧倒されました)、お話の内容にあまり共感できなかったのは、既に人生に擦れちゃってるからでしょうか?年上の上司みたいな男に無垢な女の子が惹かれる、というか「愛してる、という言葉を下さいました」というセリフが違和感ありまくりになっちゃって・・・・。このセリフがどうやら物語のキモのようなので。人が死ぬのは悲しいに決まってるしなあ、と冷血に思っちゃう、だけじゃなく、自分の子供が死ぬって時、母親はワアワア泣いてすがるのに、父親は突っ立ってるままって変じゃね?と。男はこういう場合でも取り乱すべからず、みたいな縛りこそジェンダーそのものに感じられて、どこか旧来の縛りの中のお話っぽくなってるのが嫌だったんですね。このアニメはとっても人気があるようなので、なにか、そんな旧来の「ありがち」を打破するようなシーンがあっていいのでは、と思ったんだけど。少佐がヴァイオレットに会おうとしない、というのも腹立つなあ、あんたが彼女を戦争に駆り出したんじゃあないの?その責任について、会ってきっちり謝罪しろよ、とか思っちゃってねえ。その後書かれたヴァイオレットの手紙の内容もなあ、これは違うよ、と、お話のキモ全般に納得感が持てなくて。残念だ。。。

 最近読んだ本

は、そうしたモヤモヤ感をスカッと言語化してもらえたようで、気持ちよかったですね。個人的には「桃山商事」の仕事ってすごく面白いと感じているので、その代表の方との対談は興味深かった。男って、女からケチ付けられるのを異様に嫌がるけど、なぜ?とかねがね疑問だったのだが、成程ねえ、と腑に落ちる点も多々あり。

  男の人の説得の仕方を一々連れ合いの方に指南しなくちゃならないのが、毎度大変なんですよ。とりあえず、「説教に落ちないように」しましょう、そのためには「獣医さんが言ってたんだけど」と、こっちのせいにして話す。で、そこで「だからあなたは~~~」とか「だからこうやってよ」とか追加しない、体言止めして下さい、付け加えるなら「そう言われてちょっとショックだった」とか、ご自分の感想のみに留めるように、おそらくそうすれば、男の方もバカじゃないから、ご自分でそれなりに考えるでしょうから、という方法なんですけど。というか、なんでここまで気を使ってやらにゃならんのだ???

 結局、対等な話し合いができない、フラットな関係性がおっかないってことなのか?アホらしいです。 

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