なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

ひっさしぶり

2005年12月07日 | 
にポルシェ君に乗ったぞ~~。
 ホッホッホッ、「ポルシェ」ったって勿論車じゃない、馬なんすけどね。
 彼はあっしが狭山乗馬センターの無料体験レッスンに行ったとき、いっとう最初に乗った馬なのだが。普通、こういう「お試し体験」の場合、背が低くて優しそうで、おとなしそうな馬に乗っけてくれそうなのにさ、このポルシェときたらでっかいサラブレッドで、しかも黒っぽいし。おまけに馬房に行ったら隣の馬とケンカしてるしさあ、白目をむいちゃって。なんだかなあ、と思いつつ、けど、いざ乗ってみると、背が高い馬だから視野が全然高くて広くなるし、なんか乗ってて全然怖くないし、なーんだ、乗馬なんか簡単じゃんか、と思っちゃったのね。こいつが間違いの元。奴は優秀な営業部長だったんですなあ。
 そんなこんなでポルシェにだまされて乗馬通い、本日は受付ミスのおかげで(予約を間違えて入れられてしまってたらしい)丁度空いてた馬を充ててもらったんだが、それが奴だった、というわけ。

 この方、知らなかったんだけど、すごーく繊細でおとなしくて、マジメなんだわ。でもって、どうも走るのが好きらしい。「ポルシェ」という名は伊達じゃなかったんですわねえ。多分、上手い人が乗ってて安心しててその気になればきっと、風のごとく走るんだろうなー。ヘタですまん、と思いつつ、ちょっと合図を出すとすぐ反応してくれるので戸惑ってしまう。他の馬どもはこっちが合図しても「ケッ」てなもんだから。
 うーむ、このマジメさが、奴の美点だな。

 よく指導員さんに「この馬はどうだった?」なんて色々聞かれるのだが、どうもあっしは「いや、普通」になっちゃうんだよね。なぜだ?どの馬も、特徴はあると思うけど、別段欠点を感じない。すぐ「そんなもんだ」になっちゃう。馬に嫌われることがほぼないしな。噛み癖のある馬に当たっても、まず大丈夫。ふうむ。なぜかしらん?やっぱ、あっしの仕事柄ってやつかね?
コメント
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