が亡くなって、それなのに、未だにゴシップにさらされてる。亡くなった人がここまでターゲットになるなんて、なんてアメリカは嫌な国なんだろうか。今回の事で、とことんアメリカが嫌いになりましたね。+南蛮人もね。
元々洋楽って好きじゃないんです。大体ビートルズが嫌い。「ビートルズ嫌い」というの、なんかこう、発言しちゃいけないみたいなムードがありますね、でも好きになれん、どうしても。音楽の授業で「イエスタデイ」を歌わされた時、こんな曲のどこがいいんじゃ?と思って以来だな。マイケルの歌も殆ど知らない。こんなんで、なにを書けるか、とも思うけど。ちょっと我慢ならない感じで。
マイケルが亡くなってから色んな方が毎日新聞に寄稿したけれど、平野啓一郎さんの文章が一番あっしにはこたえるものだった。この方は、多分あっしなんかより余程色んな事情をご存知なんだろうな、その上で書いておられるんだ、と思う、その前提で書くのだが。平野さんは大層抑えて書いている、でも、その文脈から怒りがフツフツ湧き出てきてるようで。なぜ、こんなことになってしまったのか。
マイケルのスキャンダルがあれこれ入ってきた頃、あっしの感想は「伝言ゲームの最終あたりの情報だ、真に受けるな」だったのね。他の国の人の話でしょ、それが更に翻訳されて入ってくる、おまけにその情報は飛び飛び、訳が分からんもの。
平野さんが指摘されてるのは、やじうま集団にもに分かる、マイケルの身体の変化(整形だの、皮膚の色だの)が、なぜか全部「人種問題」と絡めて解釈された、という点。これ、ヘンですよね。整形なんか誰でもやってる、皮膚に関しては、こりゃ、病気に間違いない。実際、マイケルは自分の病名を公表している。病名を読んだ限りでは、手ごわい疾患だ。なのに、それが全部「あいつは白人になりたがってるんだぜえ」で片付けられ、非難の対象になってしまった。その非難はマスコミが増幅した。マイケルが「ピーリング」して、自分で皮膚を白くしたんだって、今でも殆どの人間が信じてるんじゃないかな。あのねえ、そういうんで、指先までなんか、白くできっこないですよ、常識的に考えて。
ここから先は、彼の死後あっしが読んだあれこれの記事からの推測ですけど。だから、それ以上でもそれ以下でもない。読んだ情報が正しいかどうかも分からない、全くこんなんでいいんですか?と思いつつ。
以前マイケルが日本に来た時、お付の人が彼に日傘をさし掛けてたのも、病名を知れば簡単に納得できる。あの皮膚病は、日光で悪化するのだから。
で、彼が一時期車椅子で移動せざるを得ないほど、衰えていたらしい、のも病名を聞けば分かる。この手の皮膚病は、治療に必ず副腎皮質ホルモン剤を使う。この薬剤は筋肉を落としてしまうから。もう一つ、彼が患っていたと思われる皮膚病は、ストレスで悪化するんだ。
ひどい話だ、ストレスで症状が悪化する、で、悪化した症状を掴まえられて非難される、で、更にストレスが増す、という。こんなの、普通の人でも耐えられないでしょ。それだけじゃない、筋肉が落ちる=踊れなくなる、ということ。ダンスのクオリティが下がる、あれだけのパフォーマンスをやり遂げてきたんだもの、プライドに直接関わる事態だろう。
彼がここでツアーを敢行しよう、と思った事情もなんとなく分かる。いろんな意味でリミットだよね、だから、ギリギリの状態で身体を作っていったのではないか。病状も(多分)落ち着いていたんだろうし。それなら、薬もかなり減量できるだろうし。無理がかかるのは、ある程度承知の上、だから、医者の同行を求めた所もあったのではないか。で、一方思うのは、記者会見での彼の吹っ切れたような表情と、リハーサルの凄み。無念でならないだろうな、と思って。
これ、全部分断された情報にすこーしこっちの医療上の知識を足して書いてるんですけど、だから、全部憶測ですけどね。
なんかね、考える度、マイケルは、まるで「白いライオン」みたいだな、と思っちゃって。あれほどの成功を収めながら、どのコミュニティからもはじかれてしまった、という。なんでも人種(っつったって、単に皮膚の色だけでしょ)の話に戻されてああこう言われて。だから、南蛮人はキライなんだ!
元々洋楽って好きじゃないんです。大体ビートルズが嫌い。「ビートルズ嫌い」というの、なんかこう、発言しちゃいけないみたいなムードがありますね、でも好きになれん、どうしても。音楽の授業で「イエスタデイ」を歌わされた時、こんな曲のどこがいいんじゃ?と思って以来だな。マイケルの歌も殆ど知らない。こんなんで、なにを書けるか、とも思うけど。ちょっと我慢ならない感じで。
マイケルが亡くなってから色んな方が毎日新聞に寄稿したけれど、平野啓一郎さんの文章が一番あっしにはこたえるものだった。この方は、多分あっしなんかより余程色んな事情をご存知なんだろうな、その上で書いておられるんだ、と思う、その前提で書くのだが。平野さんは大層抑えて書いている、でも、その文脈から怒りがフツフツ湧き出てきてるようで。なぜ、こんなことになってしまったのか。
マイケルのスキャンダルがあれこれ入ってきた頃、あっしの感想は「伝言ゲームの最終あたりの情報だ、真に受けるな」だったのね。他の国の人の話でしょ、それが更に翻訳されて入ってくる、おまけにその情報は飛び飛び、訳が分からんもの。
平野さんが指摘されてるのは、やじうま集団にもに分かる、マイケルの身体の変化(整形だの、皮膚の色だの)が、なぜか全部「人種問題」と絡めて解釈された、という点。これ、ヘンですよね。整形なんか誰でもやってる、皮膚に関しては、こりゃ、病気に間違いない。実際、マイケルは自分の病名を公表している。病名を読んだ限りでは、手ごわい疾患だ。なのに、それが全部「あいつは白人になりたがってるんだぜえ」で片付けられ、非難の対象になってしまった。その非難はマスコミが増幅した。マイケルが「ピーリング」して、自分で皮膚を白くしたんだって、今でも殆どの人間が信じてるんじゃないかな。あのねえ、そういうんで、指先までなんか、白くできっこないですよ、常識的に考えて。
ここから先は、彼の死後あっしが読んだあれこれの記事からの推測ですけど。だから、それ以上でもそれ以下でもない。読んだ情報が正しいかどうかも分からない、全くこんなんでいいんですか?と思いつつ。
以前マイケルが日本に来た時、お付の人が彼に日傘をさし掛けてたのも、病名を知れば簡単に納得できる。あの皮膚病は、日光で悪化するのだから。
で、彼が一時期車椅子で移動せざるを得ないほど、衰えていたらしい、のも病名を聞けば分かる。この手の皮膚病は、治療に必ず副腎皮質ホルモン剤を使う。この薬剤は筋肉を落としてしまうから。もう一つ、彼が患っていたと思われる皮膚病は、ストレスで悪化するんだ。
ひどい話だ、ストレスで症状が悪化する、で、悪化した症状を掴まえられて非難される、で、更にストレスが増す、という。こんなの、普通の人でも耐えられないでしょ。それだけじゃない、筋肉が落ちる=踊れなくなる、ということ。ダンスのクオリティが下がる、あれだけのパフォーマンスをやり遂げてきたんだもの、プライドに直接関わる事態だろう。
彼がここでツアーを敢行しよう、と思った事情もなんとなく分かる。いろんな意味でリミットだよね、だから、ギリギリの状態で身体を作っていったのではないか。病状も(多分)落ち着いていたんだろうし。それなら、薬もかなり減量できるだろうし。無理がかかるのは、ある程度承知の上、だから、医者の同行を求めた所もあったのではないか。で、一方思うのは、記者会見での彼の吹っ切れたような表情と、リハーサルの凄み。無念でならないだろうな、と思って。
これ、全部分断された情報にすこーしこっちの医療上の知識を足して書いてるんですけど、だから、全部憶測ですけどね。
なんかね、考える度、マイケルは、まるで「白いライオン」みたいだな、と思っちゃって。あれほどの成功を収めながら、どのコミュニティからもはじかれてしまった、という。なんでも人種(っつったって、単に皮膚の色だけでしょ)の話に戻されてああこう言われて。だから、南蛮人はキライなんだ!