なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

マイナンバー説明会

2015年09月14日 | 仕事
へ。商工会女性部の主催。で、会場はいつもに比べて圧倒的に女多し。珍しいな、と思いつつ。

 しかーし、講師の先生(税理士の方でしたが)が説明するほどに、訳わかんなくなるのだ・・・・・。

 マイナンバーを使うことによって行政が効率的になるっていうんだけどさ・・・・・。

 聞いてるうちに眠くな~~る、眠くな~~~る、のも、肝心の運用がさっぱり分からんから。

 っていうか、めっちゃめんどくさくなるじゃないですか、結局としか思えない。

 そのうち、質問が出始めた。「認知症のお年寄りのマイナンバーカードは施設が管理しなくちゃならないんですか?」「基本的にはご本人が・・・」って、ご本人が訳わかんない状態じゃないですかあ?

 じゃあ、住基カードはどうなるの?「順次廃止になります」。はあ~~?というのも、入間市で住基カードを作った時、担当の方が「1枚発行するたびに500円赤字なんですよお」って嘆いていらしたから。そこまで負担を強いていた仕組みをあっさりポイ捨てですか・・・・・。なんなんだ????

 とにかく年末調整の時が大混乱になりそうなのは、従業員本人だけじゃなくて、例えば扶養控除を取るというと、その扶養家族のマイナンバーが必要で、その時はマイナンバーを本人確認してどうこう・・・・。ええ~~???扶養家族を一々面通しするの?それともそのたびにパスポートだなんだって、本人確認書類を家族分持ち歩くのかい?と聞いたら、そうじゃないって言うんですけどね。じゃあ、マイナンバーのなりすましって結構簡単かもしれないなあ、と思う。扶養家族の本人確認を従業員がやる(まあ自分の家族を間違える可能性はかなり低いという前提ね)、でも、その従業員が全然カンケ―ない他人のナンバーを「扶養家族でーす」って申請しちゃっても、通りそうでね。

 ところが一方、マイナンバーを税務申告書に書き写すときに、番号間違えた!の場合どうなるんですか?と聞いたらどうもならないらしいのだ。別に罰則もないとか。じゃあ、テキトーに「123456・・・・」みたいな番号を書いちゃって申請してもいいわけ?いいらしいんです。なんじゃあそりゃあ?全然「行政の効率化」にならない気がするんですが・・・・・・・。


 というわけで、説明会は紛糾、講師の先生はしどろもどろ、女軍団が放つ質問は現実に即しまくってて、しかし、そりゃそうだよね、という内容ばかり、それに対して全くと言っていいほど「決まってません」事項が多過ぎる!!

 で、決定打。このマイナンバー、監督する所轄省庁がないんだそうな・・・。

 おいおい、それじゃー、まるで先の国立競技場じゃあないですかあ!!

 ということで、呆れた空気の中、説明会は終了。実際にマイナンバーを取り扱わされる、我々にして理解不能、普通の国民の皆様方はどうするんだろ?

 10月、もう郵送されてくるらしいんだけど(というか、先の大雨で家を流されちゃった人達にはどうするんでしょ?)3日後くらいには「失くした」って話が出てきそうでコワイ・・・・。失くしちゃったら、行政&警察に紛失届を出して、付き合わせた上で改めて再発行なんだそうです。すごーく大変そうだ、というのだけは分かる。

 感想。要するにこういうのを決めるのに女を入れてないから訳わかんなくなるんだ。女が政治に入ってない=オジサンの狭~~~~い発想の範囲内だけで物事を決めちゃうから、おかしな仕組みになっちゃう。なんとも馬鹿らしい。
コメント
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