なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

簡易課税

2022年11月02日 | 仕事

については、この制度が始まる時に説明会があったし、解説パンフもあったように記憶してるんだけど、それっきり、その後は一回も説明なんぞ聞いたことなし。つまり、制度が始まった頃に経営してた人間しか理解できていない制度、という事になる。これも、国税庁の怠慢だよね。消費税ってかなり難しくて、簿記2級の範疇になっちゃう。だったら、説明をきちんとしてください、と思うんですがね。「インボイスの手引き」で初めてこの件を読んでポカンって人も多いでしょうなあ・・・・・・。「簡易課税って何?」ってなもんですよ。酷い話・・・・・。

 以前「殿、利息でござる!」という映画を観てて感じたんだけど、行政側の人間って、商売人をいたぶるのが昔っから好きなんかなあ。勝手に行政側に有利なように制度をつくっちゃって、こちらには反論する方法すら与えない。で、言う事聞かないと「青色申告をやめさせるぞ」とか脅すし。なんなんだよ。

 となると、これは経営者としての自衛的な話でしかないけど(税理士くらいの資格がないと、経理関係についてアドバイスはしちゃイカンてな話を聞いたこともある、んですが、商工会の人は別に税理士じゃないしなあ・・・)。

 まあ、動くのは来年でいいんじゃないですかね。もうしょうがないから登録業者になると。で、個人事業主になる、と。屋号なんざなんだっていいんですよ、声優さんとかなら、ご自身の芸名でOKじゃないですかね。個人事業主になると個人事業税っうのを払わされるけど、代わりに経費処理できるものも増える。あと、青色申告の届けを出して、テキトーに帳簿を付けて(帳簿は今や白色申告でもつけなくちゃいけないことになってるから、それなら青色にした方が絶対得)それで申告書を出すと、10万円の控除がもらえます。根性で頑張って複式簿記をきっちりつけて電子申告すりゃ(但し、これは今やかなりハードルが下がっている。その辺の会計ソフトでつけると、複式簿記帳簿っぽいのが自動的に出てくる。電子申告は国税庁の申告コーナーでやればよし)65万円の控除さ。あと、商工会に入って、帳簿のアドバイスもしてもらう。変な民間コンサル屋なんぞに振り回されてはいけない。商工会費は安いし、租租税公課で落とせます。で、簡易課税の届けを出して、部門がきっちり分かれるように、売上を分類して記帳すればよし。国がOKしている節税をしまくるのだ。

 つまりは、今までもらってた消費税分を青色申告の控除額に振り替えて自衛するのだ、という作戦。ああ、売上は税込み処理にした方がいいです。なぜなら払わされる消費税を租税公課で落とせるから。税抜処理だと、煩雑になる上に消費税を落とせません。理由は忘れましたけど。

 商売人たるもの、国にヘイコラしてたまるか。ただ、税金払わないと、足元見られるわけよ。会費も払わんと会に口出すな、というのと同じでね。そこらを国は本当に露骨にやりやがる。だから、女が舐められてたんだよね、長らく。税金も年金も納めず(勤め人の専業主婦ってそうです)勝手なことをぬかすなっていう事だったんでしょうけど。そういう制度をわざわざつくって押し込めてたのはどこのどいつだ?と思いますけどね。

 あと、自衛するには知識がなくちゃ厳しいんだけど、この国はなぜか、金回りの教育を毛嫌いしてます。従って、経営に絶対に必要な簿記知識が皆無という経営者って多いと思う。自分もそうだった。しょうがないから、商工会で簿記を勉強しましたけど、今は簿記なんかYOUTUBEに山ほど講座があるもの、いくらでも独学できる。本来、副業推奨なんかするなら、国が責任もって教えるのがスジ。なのにそういうのを放棄しているのは、無知な奴を増やして、無駄に税金を払わせようってこと、それに乗っかっちゃいけません。経営するなら簿記!!やっといて損なし、と思います。 

コメント
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