



東京下町、荒川土手下にある小さな共同ビルの一階に店を構える田辺書店。店主のイワさんと孫の稔で切り盛りするごくありふれた古書店だ。しかし、この本屋を舞台に様々な事件が繰り広げられる。平凡なOLが電車の網棚から手にした本に挟まれていた名刺。父親の遺品の中から出てきた数百冊の同じ本。本をきっかけに起こる謎をイワさんと稔が解いていく。ブッキッシュな連作短編集。
六月は名ばかりの月
黙って逝った
詫びない年月
うそつき喇叭
歪んだ鏡
淋しい狩人






宮部さんとは出身地がご近所なので、なんとなくあの辺・・・がモデルになっていると、ふむふむ。
うそつき喇叭
これは酷いね。わが子の時も、先生というお仕事をやめてもらませんかっ!ってのがいたけれど、これはひどい。
デモシカでお仕事されている方は大勢いるとは思うけれど、教師はね・・・この宮沢は脳みそがお子ちゃまだったわけで・・・
淋しい狩人
覚せい剤がらみの深川通り魔殺人事件の話が出てきて・・・そういえばあの時銀座でラーメン食べていたんだっけ。突然テレビ画面が変わって、やーね・・・って言っていたら一緒にいた友人の家のすぐそばで、びっくりしたことを思い出した。
すぐ帰ったほうがいいのか、帰らないほうがいいのか・・・鳥肌立てていた。
イワさんはすごいわー・・・
昔、近所には、あの人に聞いてみな?って、なにかと中心になっていたオヤジがいたけれど・・・


