作品紹介・あらすじ
親が好きですか? 自分の子供をかわいいと思いますか? 夫婦で同じお墓に入りたいですか? 一緒に暮らしたいのは誰ですか――? 「日本の家族」の象徴である天皇家が抱える諸々、50歳時に未婚の割合を示す 「生涯未婚率」(45〜49歳の未婚率と50〜54歳の未婚率の平均)の上昇、事実婚、 シングル家庭、同性婚……近年の家族をめぐる状況は多様化した。 『負け犬の遠吠え』『子無しの人生』『おばさん未満』『男尊女子』『百年の女』など、 話題作を発表し続ける酒井順子氏。未入籍のパートナーと暮らし、両親、実兄をすでに 見送ったからこそ見えてくる家族の諸問題とは。日本の家族観の変遷を辿りながら、 現在を考察、未来予測まで言及する
はじめに
1 パパ、愛してる
2 我が家の火宅事情
3 「嫁」というトランスフォーマー
4 自分の中の祖母成分
5 生き残るための家事能力
6 家庭科で教えるべきことは?
7 心配されたくて
8 修行としての家族旅行
9 呼び名は体をあらわす
10 長男の役割
11 お盆に集う意味
12 親の仕事、子供の仕事
13 世襲の妙味
14 毒親からの超克
15 「一人」という家族形態
16 疑似でも家族
17 事実婚ってなあに?
18 新しい家族
おわりに
読書備忘録
家族終了というならば、夫は生育家族が終了した。
わりと相次いでいなくなった。みんないなくなっちゃったね。子供がいてよかったね。って言った時に、〇ちゃん(私)がいてよかったと言ってた。その時は、そっかなー・・・なんて思ったけれど、年々家族のありがたさがわかり、しんみりすることもある。全力で私の家族を守るのだ!と思う瞬間もある。もっともずっとそうしてきたつもりではいるけれど・・・
自分が生まれ育った家族の事を「生育家族」
結婚などをすることによってつくった家族を「創設家族」
「はじめに」でいきなり「家族って終わるんだな・・・・・」
酒井さんのお母さんの話に、ギョ!・・・もっとも身内にそういう人がいなかったからのギョ!であって、私の中にも自分や家族の事で他人様が聞いたらギョ!があるに違いない。
で、最後の方に高齢者の自殺について書かれていたのを読んで、えっ、そうなの?
一人が当たり前と思えば当たり前なので、別に人様からお寂しいでしょ?と言われたり、可哀そうに!と思われたって、なんで? そ、ひとり力!家族が居ようが居まいが取り合えず・・・ひとり力って大切だわと思った。
★★★☆☆