作品紹介・あらすじ
いつか見つかるだろうか、私の、私だけの。
祖母の法要の日、一堂に会した親戚たち。 同棲していた恋人から家を追い出され、突然実家に帰ってきた娘、梓。 元体育教師、「実行」を何よりも尊びながら、不遇な子供時代にこだわる母、祥子。 孤独を愛するが、3人の崇拝者に生活を乱される大叔母、道世。 死ぬまで自分が損しているという気持ちを抑えられなかった祖母、照。 そして、何年も音信不通の叔父、博和。 今は赤の他人のように分かり合えなくても、同じ家に暮らした記憶と共有する秘密がある。 4世代にわたる一族を描き出す、連作短編集。
読書備忘録
静かに読んだ。
静かな話でもないのだけれど・・・
大叔母、道世に惹かれた。なぜか・・・
着物・・・そういうことか。ニュージーランドにまでね・・・
着物・・・あら、祥子じゃなかったんだ。怒られちゃったのにね、忘れてたね。
お店に来る男たちにお一人加わって三人になってからがなんかいい!
誰かが死ぬとひゅんと集まって、終わるとひゅんと散る。その繰り返しだけれど、家族が少なくなると、ひゅんもなくなる。
そのうち・・・家族とは?と、調べる時代が来るかもしれない。
★★★★☆