作品紹介・あらすじ
代々「正」の字を名に継ぐ銭湯の男たち、大根のない町で大根の物語を考える人、解体する建物で発見された謎の手記……時間と人と場所を新しい感覚で描く物語集。
読書備忘録
タイトルが長い!
なので読んだ気になる。と読み始めると、どうってことないんじゃないの?や、ちょっと不思議かもしれない!と思われるお話が詰まっていた。
33の物語
読み始め、あーそうなのね?で?と読んでいたのが徐々にハマっていったのか、ふむふむ・・・
水島と横田の話ね。どうなんでしょうね?記憶がないんじゃねー!で、思い出したのが同窓会に知らない人が来ていた事・・・受付で会費を払って胸に名札のシールをぺたりと張ってもらったんだけれど、あの人、○○じゃないよね?誰?会費払って人の同窓会来るぅー?整形かぁー!とかね、最後まで幹事にも分からなかったみたい。なのに話の輪には入っていた。
そういえば、母の納骨で石屋さんに開けもらった時に私が発した言葉は、ひとつ多い!誰?・・・石屋さん困っちゃいますよね。閉じられない。お坊さん、え?・・・めんどくさいから、あ、私の勘違いです。と言って閉め終わったときに、またしても私は言った。たぶん・・・と!やっぱりひとつ多かった。誰?家族にも秘密があったのかしら・・・まさしく墓場まで持って行った?それは誰?もう聞けなーい!私は入らないからいいんだけど!
そう、地下街に噴水ありました。八重洲の地下にも・・・と、ちと意味深な笑いをしてしまいました。
時間は平等・・・?なので毎日をボーっと過ごしていても、シャカリキになっていても、おんなじ・・・どっちがいいか?なんてことは、そんなもん終わってみないとわからない。だから誰にもわからない。と思っている人。以前、神様が見ているからって言った人に、だったら神様連れ来て会わせて!とか、あの世の話をした人に、あの世には行ったことがあったの?って・・・ちょっと変わった、それ、聞くぅー!?を聞く人!嫌いじゃなかった。どうしてるかな?なんてことを読んでいるときに思っていた。
★★★★☆
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