高梁川
西山高原で山野草を満喫した翌朝、昨夜に少々飲みすぎたこともあり、のんびりと起きた。朝食を済ませてから庭をブラブラとするが、どうにも退屈だ。さて、何処かへ行こうかと考えて、何年か前に井倉洞という鍾乳洞に行ったときに見たホタルカズラのことを思い出した。
石灰岩質の山に行けば、また、違う花にも出会えるかもしれない・・・。早速、一人車に乗り、出発した。相変わらずの行き当たりばったりだ。
出発の時間が遅いので、高速で倉敷辺りまで行ってしまおうと思ったが、実家から高速に入る途中で、渋滞しているのが見えた。地道を通ることに急遽変更し、井原経由で高梁に行き、高梁川を遡る。井倉洞についたのは12時を過ぎていた。
早速、山道を車で登り、草間台に向かう。その登り口にお地蔵さんが立っていて、その背後の斜面に青い花が咲いているのが車窓から見えた・・・。
ホタルカズラ
久し振りにみるホタルカズラだったが、さすがに鮮やかな青だ。
あっさりと最初の目的を達してしまったが、草間台に上り、蕎麦屋で腹ごしらえをした。その店の裏山が山野草園になっているとのことで、食後に散策するが、花の季節は終わっていた。
写りが悪くて分りにくいが、バイカイカリソウ、イカリソウの葉、夥しい数のユキワリソウの葉が分るだろうか・・・・。
蕎麦屋のおかみさんに話を聞くと、ユキワリソウの季節になったら連絡を入れてくれるというではないか。是非、とお願いして店を出た。
そこから歩いて5分程のところにはカルスト山荘があり宿泊もできるようだ。その周囲には・・・
シロバナタンポポ
そして、ホタルカズラが石灰岩の傍らに咲いていた。
ホタルカズラ
カルスト山荘の下の斜面一帯も広大な山野草自生地となっていた。案内の立て札に沿って降りてゆく。
散策路の両側には花はとうに終わってしまっているが、数多くのユキワリソウが見える。
左:ユキワリソウ
右:セリバオウレン
いずれも、とっくに花は終わっている・・・
道の周囲だけではなくて林の奥の方を覗き込んでも、沢山見える。これは開花の季節はきっと素晴らしいに違いない・・・。
展望台から下をみると、遥か下に川が流れているのが見えた。
道沿いにはポツポツとホタルカズラが咲いているが、ユキワリソウも一緒に写ってしまう・・・、分る?
ホタルカズラとユキワリソウ
そして散策路は杉林の中へ・・・続いていた。その下草には、
ミヤマヨメナ
チゴユリ
シャガ
ここでも、花を満喫したので草間台を下り、帰宅することにした。
帰りに渡った橋の上から井倉洞を撮影する。あの石灰岩の崖の中に鍾乳洞が続いている・・・。
帰りもまた、高梁川沿いに下り、岡山道経由で帰宅した。
また、高梁川