今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

光明寺のカンゾウタケ

2009-05-14 07:28:34 | Weblog
 1週間前のハルシメジ採集の日に寄ったシイの林で小さなカンゾウタケを見かけた。まだ、シーズンには早いようだったので、1週間後にまたカンゾウタケを探してみようと思っていた。


 一週間後のこの日、自宅近くの山の上にある光明寺のシイ、アラカシの林を見にいった。


 山の中腹にある駐車場まで車で行き、そこから急な山道を登る。道は舗装されていて、両側にはシイ林、そして幾つかの寺院が並んでいる。道の脇の石垣の間から妙な植物が生えていた。




カラスビシャク?



 ここには本堂の他にいくつかの寺院がある。途中、木の根元の洞を覗き込みながら登るがカンゾウタケは見つからない。本堂の周りでいつも出ているところをチェックしても何も見つからなかった。今年は遅いのか・・・。


 木々の根元の草や枝が綺麗に刈られている。そして、近くではチェーンソーの音が・・・。住職が伸びすぎたシイの枝を払っていた。


 それならと、木の根元に赤いきのこは出ていなかったか?と聞いてしまう・・・。見ていないとのことだったが、光明寺には寺院が5つあること、本道の管理は5寺院の住職が、交代で務めていることなど、教えてもらった。


 別れて、さらに探すと、本堂から脇に入った薄暗い斜面の大きなシイの根元にオレンジがかったカンゾウタケが出ているの見つけた。






 さらに、もう一つ。鮮やかな朱色。







 近くにはギンリョウソウも咲いていた。







 そのまま、山道を歩く。途中、コナラの枯木から時期外れのシイタケが出ているのを見つけた。先ほどの住職の話では、例年、3月頃に天然物のシイタケがこの山で結構採れるのだとか・・・。




シイタケ



 道を一周して、元の参道にもどる。寺院の庭を覗くと丁度、住職が枝払いを終えて戻ってきたところに出会った。また、ひとしきり話をしていると奥さんはキノコや山野草がお好きなのだそうだ。


 奥さんからも山野草の話など伺い、貴重な植物を分けて頂いたりしてしまった。庭には沢山の山野草が植えられていてた。




ミチコレンゲの蕾



 その中に小さい株だったが、クリンソウがあり、丁度花を咲かせていた。驚いて話を伺うと近くの清水寺から分けていただいたとのこと。それでは、清水寺では今、クリンソウは咲いているのかとお聞きすると、満開のはずだという。


 すぐに山を降り、清水寺に向かうことにした・・・。

つづく。
コメント
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