トガリワカクサタケ Hygrocybe olivaceoviridis f. olivaceoviridis (Hongo) Hongo
去年、初めてみたトガリワカクサタケが今年も出ているか気になっていた。丁度、今頃なのだが・・・・。
見つけたのは自宅近くのキャンプ場だったが、その後、キャンプ場の駐車場が満杯だったときに、不注意にも路上に駐車して、管理の方に迷惑を掛け、行きづらくなっていた。しかも、そのキャンプ場の入り口にはチェーンが架けられ、真新しい看板が立てられていた。
「許可無く立ち入りを禁ず。警察パトロール中」
しかし、見に行きたい気持ちは抑えられず、いっそのこと許可をとってみよう、と思い立った。電話をかけて事情を話すと、若そうな担当の人はあっさりと入場を許してくれた。TEL番号と名前を伝え、滞在する時間を伝えた。
無人のキャンプ場に行き、去年、トガリワカクサタケを見つけた辺りを歩き回る。なかなか、見つからない。諦めかけたが、範囲を広げ、探す。ようやく見つけた老菌、トガリワカクサタケの老菌ではないか・・・。今年は、随分と発生が早かったようだ。去年のあの事件がなければ・・・と悔やんだが後の祭りだ。
その後、ようやく、なんとかまともなトガリワカクサタケを2本ほど見つけることができたが、去年のような若草色とヒダのオレンジが対照的な美しい個体を見つけることはできなかった。
去年の出会い・・・
気を取り直して歩く。
ヒメカバイロタケ Xeromphalina campanella (Batsch) Maire
ニッケイタケ Coltricia cinnamomea (Jacq.) Murrill
ムジナタケ Lacrymaria lacrymabunda (Bull.) Pat
なんとも、盛り上がりませんなぁ・・・。
道を挟んで反対側のキャンプサイトも見て廻る。去年、この時期にヤマドリタケモドキを沢山見つけたところだ。しかし、何もない。ようやく見つけたのは・・・
針葉樹、おそらくヒマラヤスギ?の下の苔の間から顔をだしている。
オオショウロ?? Rhizopogon nigrescens Coker & Couch
ウサギのうんこ? ちがう。
以前、赤松の木の下で梅雨時に見つけ、二つ割にした時に嗅いだ匂いと同じ。表皮の厚さがショウロと比べて随分厚い。オオショウロだろうか。目立った変色性は無いが、徐々にこすれた部分が黒変してきていた。
タツナミソウの仲間
シソバタツナミソウだと思っている・・・。