今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

未だ、雨降らず、でも意外な結果 2009.06.27.

2009-06-30 07:51:42 | Weblog
月曜に雨が降ったが、それっきり、まとまった雨は降らなかった。そして迎えてしまった週末。いろいろと用事があり、それがようやく片付いた夕方4時、近くの公園に散歩に行った。


 どうせ、なんにも出ていないだろうと思っていた。予想通り、公園の入り口周辺はカラカラ・・・。しかし、坂を下ってゆくと・・・








     
チチタケ    Lactarius volemus (Fr.) Fr.


毎年、坂を下りきったあたりの道の脇にでる。チチタケだろうと思うのだが、普通にみるチチタケより色が薄い。ヒロハチチタケほど、ヒダは疎ではないのだが・・・。



 これはアンズタケでいい?幼菌が一つだけ出ていた。




アンズタケ    Cantharellus cibarius var. cibarius Fr.,



 その先には、先週にこの場所で見掛けた不明菌。これも、一つだけ出ていた。




Entoloma catalaunicum (Singer) Noordel.?


これは・・・、NBさんから送って欲しいと頼まれていたヤツだ。鮮度を保って送る方法まで教えてくれていたっけ・・・。紙袋に付近の草の葉をむしり取って入れて、その中にそっときのこを入れる。


 その先にはベニタケ科のきのこ達が続く。



     
Russula sp.


色の薄いチギレハツ?・・色が僅かについたヒビワレシロハツ?分らない。








     
ツチカブリ    Lactarius piperatus (L.) Pers.



 さらに・・・




アカカバイロタケ    Russula compacta Frost


かなり大型。裂いて匂いを嗅ぐと・・・きついアンモニア臭・・・。


 しばらく歩いて行った山側の斜面に若いきのこが・・・。




アカキツネガサ?    Leucoagaricus rubrotinctus (Beeli) Sing.


もう一つ、自信がない。奥の個体のツバはめくれ始めて、僅かにピンクに色付いているのではないか・・・

 
 今度はアマニタが続く。




テングツルタケ    Amanita ceciliae (Berk. & Broome) Bas


実に分りやすい。




実に分りにくい・・・。

この幼菌は・・・フクロツルタケに1票。




コテングタケモドキ    Amanita pseudoporphyria Hongo


ボロボロだけれど、今年初めてだから載せてしまう!


 綺麗なきのこ。名前は冴えない。








イタチタケ    Psathyrella candolleana (Fr.) Maire




     
左:分らない
右:ウスムラサキフウセンタケの幼菌?    Cortinarius subalboviolaceus Hongo?




 わぁ、粘菌だ。







 この日、道から降りていった辺り、水が滲みだしているような場所にだけきのこは出ていた。他のところはカラカラ。なーんにもない。


 結構、いろいろ出ていたなぁ、いや、イグチはなかったなぁと考えていたときに鮮やかなイグチの姿が目に飛び込んできた。














ミヤマベニイグチ    Boletellus obscurococcineus (Höhn.) Sing.


 これで、ヤマドリタケモドキの一本もあれば最高なのに・・・、贅沢は言うまい。




シチダンカ


 急いで自宅に戻り、例のEntolomaをクロネコで送り、庭でビールを飲んだ。森林植物園で買ってきたシチダンカを眺めながら・・・。
コメント (4)
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