今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

大山 2012 (4) 大山砂滑り 2012 、と・・・・ノビネチドリ        2012.06.10.(3)

2012-06-14 23:25:29 | Weblog




 これ以上、高度を上げるのは諦めた。天狗を越えて暫くは進めるだろうとは思ってはいるけれど、本当の目的は他にあるのだから・・・・。


 来た尾根筋の道を戻る。




ミヤマキンポウゲ









登るときには、ヤマツツジかな、と思ったけれど、レンゲツツジだな。



 車中泊のおかげ、まだ11時。時間がある。今日の目的は、思い入れのある花の棲家を探り出すことだった・・・・。その情報は友人からも部分的に送られてきていた・・・・。しばらく、軌跡を消そう。。



 その1時間30分後、尾根筋の道に戻った。三鈷峰への三叉路で、立ち止まる。







 



 さて、どうしようか。ユートピアの尾根筋を歩いていて、出会った人と話していると、ここに来るまでに滅多に出会えない花に出会ったという。下りは、小砂滑りから砂滑りを下り、一気に戻ろうかと考えていたのだが、その花を拝んでから帰らなければ・・・・・。それにしても、時間はまだ、たっぷりある。



 三鈷峰にも挨拶していこうか・・・・・、決めたら早い!歩き始める・・・。





ダイセンキスミレ




振り返る・・・ユートピア小屋



 15分後に三鈷峰着。






 三鈷峰山頂には、おばさん主体のグループがいて、賑やかだった。集合写真の撮影依頼でカメラ3台くらい、引き受けたかな・・・・。賑やかなおばさん達はなかなか、下ってゆかないので先に降りはじめることにした。



 ちょっと、ヤバイ下りを進みながら・・・・




これ、何かな・・・・





ダイセンミツバツツジの葉だろうか・・・・




ヤグルマソウ



 また、三叉路に戻り、中宝珠越を目指して下る。今度は、何があっても見逃さない・・・・




ヤマシャクヤクの残り花



 そして、どうしても見逃せない花。








ノビネチドリ



 やっと巡り会えたな・・・・・







 今回はこれで充分、思い残すことはない。 中宝珠越から一気に砂滑りで下ることにした。砂滑りは、去年の雨台風のせいで、「砂」がほとんど流されてしまい、谷には雪が沢山残っていたとか。そして、頻繁に崖崩れを繰り返していたので、元谷への進入は制限されていたらしい。



 その後、「順調に崩落は続き・・・・」、ある程度、谷に砂が溜まった段階で下りが解禁になったようだ。


 
 で・・・・





砂滑りの起点に立つ。


 砂滑りの状況はと言うと、ちょっと見ただけでは分からなかったが、歩き始めて気がついた。





砂と思っていたのは、雪だったのだ。薄く積もった砂の下には分厚い残雪。。


 気をつけて下って行く。






 前方には一目で、超初心者の一団がいた。落石の危険のある砂滑りの下部で休憩をしている。いつ落石があるかもしれないのに、いい気なもんだ。


 谷には残雪が一杯で、足元が滑りやすい。止む無く先行のグループを越えて進む。







 やっぱり、砂滑りを下ると戻りは早い。元谷の歩きにくい河原を下って行く。振り返ると・・・・





少し、雲が増えてきたのだろうか・・・・









そうでもないか・・・・



 去年までの登山道に位置していた、記念碑の周辺は砂がすっかり流されていて、近づくこともできない様子。





あの石碑の近くで咲いていたミヤマオダマキは、流されてしまったのだろう。



 元谷からブナ林の中に潜り込み、戻る。この道は行きには通っていない道。何かないかな・・・と思って歩いていると・・・




コケイラン



   
ヌメリツバタケモドキ



 薄暗いブナ林を抜けて、ようやく大神山神社に戻った。






 
 下る道での視線は朝とは違うな・・・・









ありふれたものに目が行く。



 大神山神社からの下り道。







   
ムシカリ?



 やがて、いつも下山時に立ち寄る茶店が見えた。





店の前で、人が立っていて「休んでいきませんか?」と声を掛けてくれる。


 本音は、「久し振り!」とか言ってくれたら嬉しいのだけれど・・・・、黙っていつものように。





ほっとするひと時だな。



 そして、南光河原に着き、大山寺橋から改めて大山を見上げた。






 本当に今日は良く晴れた。気持ちの良い一日だったが・・・・、陽の光が妙に肌に滲みる。これは、陽に焼けすぎたな・・・・、後で気がついても遅い・・・・よな。



コメント (4)
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