最初のキバナサバノオの場所では小さな株がほとんどだったが、20株ほどはあっただろうか。葉だけのものも多かったし、これから殖えるのだろうか。
まだ、11時前だ。昼飯には早すぎる・・・・
友人は昼飯になったら、僕はビールを飲んで動かなくなることを気にしている・・・・、多分。前日もまる一日、山を歩いている僕はお疲れだ。「少し歩いてから飯にしよう」という。「いいよ」。山の中の、道だか獣道だか分らないような斜面を登って行く。

シロバナネコノメソウ
葯の赤茶色が一つも残っていない・・・
薄暗い中をのろのろと進む。友人は少し先を歩いているのだろう。姿が見えなくなった。
ふと立ち止まって脇の谷の方に目をやる。斜面の木々のあいだから薄日の射した岩肌が小さく見えた。あれ・・・
斜面に草が生えているのだが、黄緑色に見えた。最近、急に視力が落ちてぼんやりとしか見えないけれど、対称に開いた黄緑色の葉の真ん中に黄色い花が咲いているように見えた。大声で友人を呼んだ。多分・・・・居たよ。
谷底まで15mくらいか・・・、降りる道筋を目で探す。なめこ探しで慣れてはいる。木の枝や根を掴みながら下った。

下る途中で確認。
とうとう見つけた。斜面の途中で停まって写真を撮るのは難しい。足元が崩れておちそうになるので、底まで下ることにした。

キバナサバノオ

ゆっくり撮れば良いのに、何だか焦ってピンボケの山だ・・・

少し離れて岩肌を見上げる。



これが、一番大きかった花。

2㎝以上あったと思う。残念ながら、部品が一つ足りない・・・

レンズを90㎜マクロに換えてみた。

どこかにピント合っているはずだけど・・・・

キバナサバノオ

あれ、コチャルメルソウの中に一輪だけ、小さな花が咲いていた。ワチガイソウかな・・・、それにしては蕊の数が少ないような・・・




凄い群生。
そろそろ、落ち着いてきて、岩肌の植物を観察して歩いた。


アケボノシュスラン・・・のようだ・・・。
沢の岩を蹴って対岸まで跳んで、また見てみる。


シロバナネコノメソウ
今度は赤茶色の葯が綺麗に残っている。
十分、楽しんでから、また、斜面を登った。途中、枯れた木を掴んで転げ落ちそうになるが、そこは慣れたものだ。
また、しばらく歩いていると友人が騒いでいる。指さす方を見ると倒木にきのこが出ていた。今度は川が近い。


シイタケ
しまった。今日はバーナーは車に置いてきてしまった・・・、と咄嗟に思った。

その後、しばらく歩いて山を下り、明るい道を歩いた。



ハクサンハタザオ

ヒトリシズカ
腹が減ったな。

友人がポットにお湯を持って来ていた。カップラーメンを作り・・・・、僕はビールを飲みはじめた。申し訳ない。それから、雑談をしてから、朝に見たキバナサバノオの花を見に戻った。友人はそこに三脚を忘れていたのだ。4時間経っても、三脚は同じ場所に置いてあった。そりゃ、そうだ。朝から山で誰にも会っていない。
おわり。
まだ、11時前だ。昼飯には早すぎる・・・・
友人は昼飯になったら、僕はビールを飲んで動かなくなることを気にしている・・・・、多分。前日もまる一日、山を歩いている僕はお疲れだ。「少し歩いてから飯にしよう」という。「いいよ」。山の中の、道だか獣道だか分らないような斜面を登って行く。

シロバナネコノメソウ
葯の赤茶色が一つも残っていない・・・
薄暗い中をのろのろと進む。友人は少し先を歩いているのだろう。姿が見えなくなった。
ふと立ち止まって脇の谷の方に目をやる。斜面の木々のあいだから薄日の射した岩肌が小さく見えた。あれ・・・
斜面に草が生えているのだが、黄緑色に見えた。最近、急に視力が落ちてぼんやりとしか見えないけれど、対称に開いた黄緑色の葉の真ん中に黄色い花が咲いているように見えた。大声で友人を呼んだ。多分・・・・居たよ。
谷底まで15mくらいか・・・、降りる道筋を目で探す。なめこ探しで慣れてはいる。木の枝や根を掴みながら下った。

下る途中で確認。
とうとう見つけた。斜面の途中で停まって写真を撮るのは難しい。足元が崩れておちそうになるので、底まで下ることにした。

キバナサバノオ

ゆっくり撮れば良いのに、何だか焦ってピンボケの山だ・・・

少し離れて岩肌を見上げる。



これが、一番大きかった花。

2㎝以上あったと思う。残念ながら、部品が一つ足りない・・・

レンズを90㎜マクロに換えてみた。

どこかにピント合っているはずだけど・・・・

キバナサバノオ

あれ、コチャルメルソウの中に一輪だけ、小さな花が咲いていた。ワチガイソウかな・・・、それにしては蕊の数が少ないような・・・




凄い群生。
そろそろ、落ち着いてきて、岩肌の植物を観察して歩いた。


アケボノシュスラン・・・のようだ・・・。
沢の岩を蹴って対岸まで跳んで、また見てみる。



シロバナネコノメソウ
今度は赤茶色の葯が綺麗に残っている。
十分、楽しんでから、また、斜面を登った。途中、枯れた木を掴んで転げ落ちそうになるが、そこは慣れたものだ。
また、しばらく歩いていると友人が騒いでいる。指さす方を見ると倒木にきのこが出ていた。今度は川が近い。


シイタケ
しまった。今日はバーナーは車に置いてきてしまった・・・、と咄嗟に思った。

その後、しばらく歩いて山を下り、明るい道を歩いた。



ハクサンハタザオ

ヒトリシズカ
腹が減ったな。

友人がポットにお湯を持って来ていた。カップラーメンを作り・・・・、僕はビールを飲みはじめた。申し訳ない。それから、雑談をしてから、朝に見たキバナサバノオの花を見に戻った。友人はそこに三脚を忘れていたのだ。4時間経っても、三脚は同じ場所に置いてあった。そりゃ、そうだ。朝から山で誰にも会っていない。
おわり。