紫陽花の寺を歩いていたら、ずぶ濡れだったズボンが乾いてしまった。山用のズボンはこういうときは便利。それならと、帰り道、自宅を少し通り越して、咲き始めているという噂の大賀蓮を見に行った。
駐車場に車を停めて、大きな池の脇を歩いて行く。池にはブラックバスを釣る人がポツポツと居るくらい。池にはヒシとガガブタが育ち始めている。草むらには黄色い花が咲いていた。
ミヤコグサ
池の先に沢山、といっても20人くらいか、人が集まっている場所があった。公園になっていて、小さめの池が幾つかある。いろいろな種類のスイレンが植えてあるのだが、夕方のせいなのか、時期が悪いのか花は咲いていなかった。
その隣の池に大賀蓮は咲いていた。
夕方だからだろう、開ききった花が多くて花弁が散り始めているものもある。でも、やっぱり大きい花だ。
高校まで千葉の新検見川に住んでいて、近くに東大の検見川グランドがあった。中には自由に入れて、良く遊びに行った。その中に小さな池があって、その池の底から大賀博士が縄文?時代の蓮の種を見つけて発芽させた、とかいう話だったと思う。その時の蓮の花の記憶はないけれど、その蓮の子孫がこの池でも咲いているということなのだろう。
この季節、早朝から大賀蓮の写真を撮りに来る人がかなりいるらしい。毎年、ここの蓮を題材にした写真のコンテストがあって、優秀作がどこだったかに展示されるのだ。
また、雨が降ってきた。
そして一気に土砂降りに・・・・
傘は車に置いてきている。そして車は遠くに見えていて戻るには遠すぎた。慌てて、屋根のある所に移動した。20人程が屋根の下に集まって雨が止むのを待っている・・・・
雨は止む気配もなく、勢いを強めたり弱めたりしながら降り続いた。暇なので、蓮の葉に雨水が溜る様子を見ていた。
雨の勢いが強いので、直ぐに水が溜って溢れて葉っぱがお辞儀をして水がこぼれる。
面白いので写真を撮って遊んでいたが、カメラのバッテリー切れ。仕方なく、ザリガニ釣りの子供達の様子を見て時間を潰した。雨が止んだのは30分後くらいだろうか。車に戻り、自宅に帰った。