誰かさんに催促されて岡山の節分草の開花状況を見てきた。最初の場所は、実はこれまで節分草の時期には行ったことが無かった場所なのだ。いつもはミノコバイモの花を見に行くのだが、その時に節分草の葉が沢山繁っている・・・?のは分っていたところ。
ちょっと早いかなとは思ったけれど、時間はあったしリクエストもあったので・・・。車を停めてから斜面を登って行く。この場所で人に出会ったことはないし、踏み跡も一筋あるだけ。歩いて行くと、節分草はちょうど開いたところだったようだ。
でも、それは陽当たりの良い場所だけ。
ガレ場のように小石がゴロゴロ転がった斜面の節分草は目覚めたばかりだ。
管理地でもないのに一面に節分草の開きかけた花や蕾が顔を出ている。中に入り込んで見たいのだけど、踏み跡がなくて、どんどん出てきている芽や蕾を踏みつけてしまいそうだ。転がっている石の上を歩いて、ちょっと斜面を登って見た。不安定な石の上を歩くので足が攣りそうになる。
節分草としては特に特徴のない花だけれど、ほぼ自生の節分草と言っても良い環境が魅力だ。ここにはこれから、ユキワリイチゲやアマナ、キバナノアマナなどが咲くのだけれど、予想通り、まだまだのようだ。
斜面をまた、注意しながら下って、踏み跡の下を歩いて見た。
こっちも駄目。一面に節分草の蕾が出ていて、歩けない。細く見えているのはキバナノアマナの葉だろうか。
仕方なく撤退。この場所がいつまでも人に広まらずに残ることを祈るばかりだ。
アマナとかキバナノアマナの斜面の様子を見てみた。
どっちか分らないけれど、沢山芽はでているようだから直に花を付けるだろう。
今度、この場所に来る時はミノコバイモやキバナノアマナ、ユキワリイチゲにも会えるだろう。